劇場公開日 2025年12月12日

「話がとっ散らかり過ぎて」エディントンへようこそ 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5 話がとっ散らかり過ぎて

2025年12月14日
iPhoneアプリから投稿

陰謀論批判をしたいのはよくわかった。ただ、そればかりが前面にですぎて観客を置き去りにしてる。
陰謀論もいろんなのを詰め込みすぎだ。完全に消化不良。「データセンター」の件は不必要だし、そもそものマスクの件はどこにいったんだ?
大体白人が先住民から土地を奪った話とブラックライブズマターの話って関係あるか?あの抗議はいったい何を抗議してんのかわけがわからん。

構成上の一番の問題はホアキン・フェニックスと撃ち合うのが「外部勢力」という点。いや外部が入ってくるのはいいんだよ。だけど、外部勢力は煽動する役になってあくまでも街の人同士が撃ち合う展開にしないと。この手の陰謀論の嫌な点は普通の人が煽動されて残酷なことまでやっちゃう点にあるんだから。

あと前半がとにかく退屈。ここはもっと短くすべきだし、ホアキン・フェニックスをもう少し好感の持てる人物として設定すべきだ。ダメなとこもありつつ共感の持てる人物がどんどん酷い状況になって足掻く、ここが面白いんだろ、この手の話は。

細かいこと言うと奥さんのことを暴露するところ、あれは先に奥さんが家から出ていってヤケクソになってぶちまけるとしないと。あれじゃ単に嫌なやつになり観客の心はさらに離れてしまう。

ラストも冗長。死んで終わりでよかったし、少なくともあの兄ちゃんが調子に乗ってるとこで終わればよかった。キレが悪すぎる。

水原秀策
uzさんのコメント
2025年12月15日

訴える相手や巻き込む大衆のいない田舎町で抗議デモやるのも変なんですよね。
SNSで拡散すればいいやという若者思考なのか、ファッションデモ的な描写なのかもしれませんが…

uz
トミーさんのコメント
2025年12月14日

サバイバーの黒人警官がなんかやらかすフラグビンビンでしたね。それもホアキンが生きてるから。

トミー
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