「やはりオカンが一番怖い」エディントンへようこそ ピンボールさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりオカンが一番怖い
「エディントンへようこそ」ネット、SNSがもたらす分断と対立という、使い古されたテーマを現代のウエスタンとして描いた怪(快)作。コロナ禍にアメリカを覆った陰謀論が全て詰め込まれたアリ・アスターからの悪夢の贈り物。そして、やはり歪んだ家族と母親の話に収束していくのがアリ・ アスター。
「エディントンへようこそ」加筆すると、ホアキン・フェニックス、ペドロ・パスカル、エマ・ストーンとリベラルな出演陣ですが、白人の若者たちのBLMがコケにされていたり、アンティファ陰謀論が本当になっちゃったりという描写もあって、一部の人はwoke 批判だと喜ぶんだろうな。
そのあたりは、コロナ禍以降の保守派vsリベラルの論争をあえてそのままぶち込んだ部分とアリ・アスターの世界観が共存しているのでわかりにくくて、誰が観ても居心地の悪い、後味がスッキリしない映画になっている。でも、それがアリ・アスターだもんな。
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