「爆笑と胸糞悪さが同時に襲ってくるコメディー/ポリティカルスリラー」エディントンへようこそ sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
爆笑と胸糞悪さが同時に襲ってくるコメディー/ポリティカルスリラー
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一番の笑いどころは、事態がどうしようもないことになった直後に、全く脈絡なく外部のテロリストグループが乱入してくるところ。二番はガンショップからフルアーマー・ホアキンフェニックス!。陰謀論、人種デモ、パンデミック、データセンター建造を巡る地方政治に加えて痴情の縺れと、とにかく現代社会に存在しうるあらゆるトラブルを一か所に集めて点火する、まさにカオスの祝祭。当事者のアメリカ人には笑えないかもだが、ここまで徹底されると製作者の底意地の悪さに笑うしかない。結局お前が一番美味しいところかっさらっていくのかよ!?もう一段はっちゃけてもらって町ごと灰塵と化してくれてたら満点だったのに…。そういう安易なカタルシスを与えてくれないのもまた性格が悪い。ホアキン・フェニックスがさんざん鼻面を引き回された挙句、邪悪な「母」の支配からは結局逃れられない…という大筋は前作「ポーは恐れている」と実は一緒の話?
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