「変わらぬウェス節」ザ・ザ・コルダのフェニキア計画 水饅頭こわいさんの映画レビュー(感想・評価)
変わらぬウェス節
有名俳優たちに大人気のウェス・アンダーソン 監督作品です
前前作で気になり、前作で良さというか面白さにハマった感じです
少しずつ過去作品を観て行こうと思っています
フェニキア地域のインフラ整備を計画して資金繰りを行なう悪人ザザコルタが自身の相続候補者として娘である修道僧のリーズルを選ぶ
悪人と修道僧とのコミカルで妙にリアルなバディものって感じですかね
ザザの危険を顧みない無鉄砲な行動力により、度重なる暗殺などをくぐり抜ける悪運の持ち主
修道僧故の奥深さに冷静さを兼ね備えた堂々とした性格の若き女性リーズル
意味があるのか無いのか分からないストーリー展開
独特な色彩感覚とシンメトリカルな映像美とでも言えばイイのか、そのコミカルな場面に真面目に大袈裟にコミカルに演じる様は、一歩間違えば悲惨になりかねないところを大名優たちの名演で凌いでいる空気感、これはクセになる
カルト的映画監督ウェス・アンダーソンらしい作品でした
このクオリティの作品を短期間で創造し続ける手腕こそが最大の魅力なのかもね
毎回上映館が遠いのが困っている
コレこそがカルト映画たる所以だな
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