「作品を作るにつれて…」ザ・ザ・コルダのフェニキア計画 しんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
作品を作るにつれて…
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ウェス・アンダーソン作品は全作見ているが、
グランド・ブダペスト・ホテル以降から(アニメと元ネタのあるヘンリー・シュガー除く)更に極めた美しい映像作りと監督の独特な解釈(観客に分かりにくい)に力が入っているのをとても感じる。
グランド〜はテンポが良く動きもあり、物語も分かりやすかった。近年のは、一段と台詞が長いし多いし、派手な動きがなく、淡々としている感じ。
今作だと出資がかかったファルーク王子の運命のラストシュート🏀と空中で暗殺者に襲われて飛行機✈️の墜落までと観客が見たい!と思う肝心のシーンを見させてくれないのは残念であった。
ヌバルおじさんとザザのぎこちないアクションは面白かったが、あっという間で、もっと見たかった。しかも性急でよく分からない結末を迎えるため、物語のクライマックスとしてはインパクトにかけ、あっさりすぎたと思う。
といったものの今作は現代を生きるクラシック映画🎥という感じで、親子の絆も描かれていた。
毎作だが、音楽センスと画作りと豪華キャストたちの集結はこの監督の右に出る者はいないと思う。凄いなと感じるシーンもたくさんあったので、個人的には楽しめました。
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