「バカ映画っぷりに拍車がかかってる」ザ・ザ・コルダのフェニキア計画 今日は休館日さんの映画レビュー(感想・評価)
バカ映画っぷりに拍車がかかってる
「フレンチ・ディスパッチ」あたりから、もうもろ出しでしたが、特にここ2作、コメディというか、ひたすらバカ映画な感じがバキバキ。立派な長編コント。何にも中身がない脚本で、本当に素晴らしい。
今作は会話のBPMが上がっていて浪速風味。とはいえシュール寄りなんで、好き嫌いはあるかもですけど、ずっと笑っとりました。
表現は相変わらず洗練されていて、いまだに唯一無二のスタイル。なのに中身は、なーんの意味もない与太話。見た目が洗練されてる感じが、逆にバカっぽさに拍車をかける感じで笑える。
ほぼ演技せずに突っ立ってた天使役の子供、味わい深いなぁ。中身のない映画ってなかなかないので、貴重ですよね。ありがたいです。
わかる/わからない、とかじゃなくて、中身スッカラカンだと思うので。面倒なことは気にせず。
映画監督として、とても素敵なステージに昇っていると思います。
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越後屋さんのコメント
2025年9月24日
なーんの意味もない与太話。見た目が洗練されてる感じが、逆にバカっぽさに拍車をかける感じで笑える。
なるほど、そう言えばいいんですね。秀悦な感想です。私も中毒患者ですので。


