「ヒョンビンにつられ」ハルビン ゆゆさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒョンビンにつられ
歴史系は苦手だけどヒョンビンにつられて見てきました。
韓国側からの作品なので、日本は散々に描かれる覚悟で見ましたが、思っていたほどではなく(とはいえ最悪な日本人おるが)、ただそれより伊藤博文を暗殺することで独立にどう結びつくと考えここまで暗殺に執着しているのかがわからなかった。
劇中では理由は述べていたが、私の中ではしっくりこなかった。
そもそも今の平和な世界に住む私たちのような思考の人が、当時の状況や心境は計り知ることができないから、そもそも理解はできないだろうけど、もう少し当時を理解させてほしかったし感情移入したかった。
とにかく何か行動を起こして今を変えたい、変えるにはどうしたらいいのかもわからない、思いつく限りのことを全てしようと行った結果なのだと思ったけど、どうしても全ての展開において「その理由」がふんわりしてて置いてきぼり感があったところが残念だった。
日本人役が日本人じゃないことで聞き取りづらく、他の方もそう思われてたと思いますが、政治や戦争、日韓の問題でキャスティングは結構厳しいんじゃないでしょうかね。リリーさんは型破りな方ですし、それ以外の配役で日本人起用するなら20〜30代ですよね?
エキストラ程度なら行けそうですが、そこそこ演技力求めると有名俳優はOKでないだろうから仕方ないなと想いますね。
この映画、「歴史系は苦手だけどヒョンビンにつられて見てきました」という日本人は結構多いんじゃないかなと思います。この映画をきっかけに、アンジュングンはどんな人物だったのか、なぜ彼はあのような行動をとったのか、そしてヒョンビンはなぜあの映画に出演し、また日本での上映にあたってわざわざ日本まで来たのか…といったことを考えるのも良いのかなと、ゆゆさんの感想を読んで感じました。


