「死に損ないと殺し損ないの報復合戦」ハルビン カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
死に損ないと殺し損ないの報復合戦
ハルビン
安重根にカトリックの教義が戦場で浮かび上がっると、
殺せないから、死に損ないが生まれた。
そんなラストは、同邦人、同民族、同志を意識すると、
むざむざと生き残りたくなる、
死に損ないたくなる、
殺し切りたくなる。
これは報復合戦の序長でしかないとの宣告である様だ。
「一日不讀書口中生荊棘」
安重根が獄中で書いた遺墨。
(韓国の国宝)だそうです。
中国の古いことわざで、
直訳すると「一日も本を読まなければ、口の中に荊棘(けいきょく、つまり「いばら」や「とげ」が生じる)」という意味です。
現代的に解釈すれば、
「学びを怠ると、心や頭が荒れてしまう」という教訓として捉えられます。
( ̄▽ ̄)
ハルビン
1909年10月に中国・ハルビンで起きた歴史的事件を映画化し、
祖国独立のために闘う人々とそれを阻止しようとする勢力の攻防を描いたサスペンス。
1908年、参謀中将アン・ジュングン率いる大韓義軍は日本軍との戦闘で大きな勝利を収めた。
アン・ジュングンは万国公法に従い、戦争捕虜である日本陸軍少佐・森辰雄らを解放するが、これをきっかけに大韓義軍の間ではアン・ジュングンに対する疑いとともに亀裂が生じる。
1909年、アン・ジュングン、ウ・ドクスン、キム・サンヒョン、コン夫人、チェ・ジェヒョン、イ・チャンソプら、祖国奪還のために強い絆で結ばれた同志たちがウラジオストクに集まった。
彼らは伊藤博文がロシアとの交渉のためハルビンに向かうことを知る。
一方、日本軍は大韓義軍の密偵から、ある作戦についての情報を得る。
「コンフィデンシャル」シリーズのヒョンビンがアン・ジュングンを演じ、
パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウクが共演。
日本からも伊藤博文役でリリー・フランキーが出演。
「KCIA 南山の部長たち」のウ・ミンホが監督を務め、
「パラサイト 半地下の家族」のホン・ギョンピョが撮影を手がけた。
ハルビン
Harbin
2024/韓国
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