旅と日々のレビュー・感想・評価
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映画に何を求めるのか
つげ義春の漫画がそうであるように、この映画も映像(場面々々、あるいは特にストーリー性もない起こった出来事)を見て、何らかのイマジネーションを掻き立てられたり、自分の古い記憶や昔の心象風景を呼び覚ましたりすることで快感を得るもので、そういったものが特にない人(まだ若い人)にはちっとも刺さらないだろうなと。刺さるも刺さらないも元々映画にそういったものを求めない人もいるしね。映画に何を求めているかでつまらなかったり面白がれたり、人それぞれなんだろうなと。当たり前ですね。
寂れた汚い旅館の親父も普通の映画(漫画)なら、久々に現れた客(映画の脚本家)に哲学的なことを一発ぶちかますところなんだろうけど、この親父はそんなことは言わないしやらない。つげ義春ワールドではあくまでも人間臭くて(ダメ人間です)なるほどなと笑ってしまった。昔読んだつげ義春の漫画を思い出した。
「日本の原風景」
旅は普段の日々の大切さに気づかせてくれる
河合優実ちゃんが好きやから、河合優実ちゃんがぶらぶら歩いてるの6時間くらい見せられても平気やけどなんやろこれて思てたらそういうことか。
ま、思いがけずビキニ姿が見られたからびっくりした。
今年の主演女優賞は、シム・ウンギョンで、主演男優賞は堤真一やな。ないか。
三宅唱監督の作品は、テレビドラマ演出の人が作るカメラの前に俳優を何人か立たせてセリフ喋らせるって感じじゃなくて、画面の外の世界や登場人物の背景までも想像できるような、映画観た〜って感じがして好き。
この映画も淡々としてるけど、ずっと見入ってしまう(河合優実もシム・ウンギョンも堤真一も出ていなかったらどうだろうか)。
つげ義春は読んだことないけど、映画化された作品を観る限り、ちょっと苦手かな。
なんの目的もなくこんな旅に出たくなった。
海辺でボーっとしてたら、河合優実歩いてこないかなぁ。
睡魔との闘いの89分
期待値とのせめぎ合い
杉咲花さん、髙石あかりさん、広瀬すずさん、河合優実さんの出演作は自動的に観ます(すずさんの宝島はタイミング合わずで観てないけど)。そんな河合優実さん出演で、三宅唱監督作品、しかもロカルノ映画祭グランプリとくれば、期待値は高くならざるを得ません。
河合さんは、今回も趣きある演技。ただ、河合さんが演じる役としてはぴったりかつお馴染みで新味はなし。突然の水着姿にはもちろんありがとうの気持ちですが…。
女性脚本家の旅パートは、まず佐野史郎さんの生きてたんかい!え、違うんかい!で騙されて、なんとなくコメディかな?って思ってからの宿難民で山奥侵入。
堤真一さん(恥ずかしながらエンドロールまで堤さんとは気づいてませんでした)の東北訛りとシム・ウンギョンさんの韓国訛り日本語の交流が味わい深いと感じました。
季節、ローケーション、年齢、言葉数などなど、前半パートとの対比を意識して観て、何か感じた気がしていましたが、忘れてしまいました(汗
三宅監督直近の「ケイコ目を澄ませて」、「夜明けのすべて」という一級品ストーリーを期待しちゃうと肩すかしくらうかも。日々は旅で、旅の日々の「旅と日々」を他と比較せず観るのがよきと結論づけました。
ロケ地を知りたくなる映画で、映画館を出てすぐ検索。ロケ地紹介のブログを読みました。神津島いいっすね。東北産の人間には懐かしい響きだけども、自分の田舎の言葉とは明らかに違うあの言葉は庄内弁なのですね。満室だらけだった温泉宿に泊まってみたいです。
なんだか非常に散漫な感想で恥ずかしいのですが、なんとなくそういう映画だった気がしています。嫌いじゃないけど、勝手に期待値上げてたために⭐︎4つはつけられず
鯉泥棒
本サイトの粗筋が前後で繋がらないな、と思ってたら、劇中劇なのね。
この劇中劇が、河合優実をもってしても退屈だった。
背景も語られない2人の男女がなんとなく出会って、なんとなく一緒に過ごすだけ。
しかも意味もなく台風の中で泳ぐという、事故にでも遭ったら迷惑極まりない行動に出る。
主人公が「自分には才能がない」と思わなきゃなので、面白くするわけにもいかないのだが…
そんな作品を長々と、しかも部分的に見せられるのは苦痛でした。
後半は堤真一のべん造がなかなか面白い。
世捨て人風なのに、「ドラマになれば都会から客が〜」とか「幸せ=金持ちになる」とか俗っぽくて。笑
喋り方も妙にリアルで、これを堤真一がやっているというメタ的な楽しさがある。
話としては、ダラダラして、鯉泥棒して、べん造がパトカーで病院に搬送されただけ。
主役が韓国人というのは、故郷との物理的な距離とか、言語や文化の違いという意味で理解できる。
でも、国内の田舎と都会でも“近くなのに”という逆説的な描き方は出来たと思う。
わざわざ字幕を付けてまでの意味はあったかな。
また、最初の宿泊場所?食堂?はもっと現代的にした方がギャップが出たんじゃなかろうか。
「旅とは言葉と距離を置くこと」という一つの答えを中盤に出しちゃったのも勿体ない。
カットの美しさ(特に風景)とか、べん造の宿に着いて音が消える演出とか、いいところもあった。
けど正直、画を撮りたかっただけの部分が多過ぎる気がする。
頑張れべんさん!
河合優実最強
つげ義春の旋律
タイトルなし(ネタバレ)
シムウンギョンさんの居方が与えられた動作をしているように見えてあまり好きではなかった。
こう見えるでしょ?という意思を感じてしまった
あまり好みではないんだとも思う
それにより
作り手の韓国映画の憧れさえ感じてしまったのだから
いくつかの映画を見たようなまとまりのない冒頭
それは人の脳内に似ているようにも感じた
河合優実さん素敵だけど
スタンダードだったため、想像ができてしまって
その感じは少し見飽きたようにも思う
もっと違うの見たかった
ただ、テイストはすごく好きだ
堤真一さんはいいなぁ、、、、
ただ生活をし生きている感じが
なしてここさ来たの?
不思議に引き込まれる
開始10分ぐらいでこれはまずい、寝てしまうかもと思った。
環境映画か?みたいな。
でも段々と引き込まれていく。
不思議な魅力のある映画。
起承転結は無い。
これといった大きな事件も起こらない。
ほぼ何も起こらない。
しかしシム・ウンギョンさんがとてもいい。
彼女がそこに座っていてセリフを言うだけで、何故か映画になる。
素晴らしい女優さんだと思う。
生きてそこにいる人、という感じがするのだ。
映画はエンターテイメントだったり芸術作品だったり、常にそのどちらかに比重が偏るような気がするが、これはそのどちらでもなくでも映画は成り立つという映画(語彙力・・・すみません)。
観て損はないと思う。
ちなみに、キャストも知らずに観に行ったので宿屋のオヤジさんが堤真一さんだと多分残り30分ぐらいになるまでわかりませんでした😅
夜な夜な
「ケイコ 目を澄ませて」「夜明けのすべて」の三宅監督というところに注目して鑑賞。
コンパクトな尺も良いねと思いながら観ましたが、まさかここが落とし穴になるとは…。
序盤からめちゃくちゃ間を取っていたのでこれは苦手なタイプだ…と早々に苦手意識を持ち、2つの原作を組み合わせて1本の作品になっている割には前半と後半で全く違うものになっているのも悪い意味でギャップがありました。
前半パートは脚本家の描く物語が映像になっており、風景はとっても綺麗なんですが、セリフ量の圧倒的な少なさと河合優実さんの歩く様子を淡々と見せられる河合さん頼りな演出になっていてまずさを確信しました。
脚本家の描くストーリーの殴り書きの途中なので、起承転結を求めるのは酷ではあるんですが、変わり映えしなさすぎてちょっとウトウト。
後半パートでは筆が進まない脚本家が雪山の温泉街へ向かうカンヅメを求めにいく話ではあるんですが、アポなしで温泉宿取れるわけないだろうというツッコミは置き去りにするかの如く、変わり者の宿主との素っ頓狂なコメディが始まるのですがこれが自分とは合わなかったです。
方言が何言ってるか分からないのはまぁ良いとして、掛け合いの平坦さが全く好みではなく、その後の展開も犯罪一歩手前の行動をしておきながら放りっぱなしでエンドロールへ向かっていくので、この旅の中で脚本家は何を得れたのか、そもそも旅していたのか?と疑問に思いっぱなしでモヤモヤしました。
警察周りもなんだかファンタジーでのめり込めず。
あといびきがリアルすぎてゾワゾワしました。せめて2〜3回くらいで終わらせて欲しかった…。
堤さんが出てるという情報を知らなければ分からないくらい田舎の人に溶け込んでいるので、それは大収穫だったなと思いました。
評価は割れてるのでピンかパーかなとは思いましたがここまでパーとは。
三宅監督の次回作はどうなるのか、予測不能です。
鑑賞日 11/8
鑑賞時間 17:05〜18:55
なんだかよく分からない、でも観て良かったと思える作品
面白かったぁ〜!
夏バージョンの劇中劇の旅先の海辺のシーンは、
どこか、日本の純文学のような、
昭和初期の作品のような⋯
また、現実世界でも、
人との出会いと別れを描くことで、寂しさと温かさを感じる
少しノスタルジックな雰囲気に胸がジンワリしました。
逆に、雪深い山村のシーン、
雪の白に覆われた色彩の少ない画面は、モノクロ映画のようで、
韓国語のセリフの字幕具合が、どこかフランス映画のようで⋯
とても好みの雰囲気でした。
また、宿屋でのシーンは、
真面目に生きている中に、ユーモアの欠片が散らばってて⋯
カチカチの黄金に輝く錦鯉、まさにそれ!で、かなりツボりました!!
思い出しても、笑ってしまう⋯。
雨の海や、雪深い山村や、映像は寒そうなのに、
心は温かくなるホッコリ作品でしたー。
わたしは、大好きです!
ひとり旅に出かけたくなりました。
補足1
つげ義春さんの漫画へのリスペクトから出来上がったと、
鑑賞後にパンフレットを読んで知りまして、
俄然、漫画を読んでみたくなりました。
補足2
雨の海で泳ぐ河合優実さんと、髙田万作さんの唇も、
宿屋で話す堤真一さんと、シム・ウンギョンさんの吐く息の白さも
とにかく本当に寒そうで、俳優さんって、たいへんねーと思ったりもしました。
味わい深い
映画館がとても寒くて、映画の中も寒々しい。これから訪れるだろう冬を思わせて切ない気持ちになる。夏は夏で暑すぎるし、冬は寒くてつらい。その上今年は雪が深そうで、げんなりする。
劇中劇の河合優美の海水浴も寒そうだ。本当に夏に撮影したのだろうか。
たどり着いた民宿がとんでもなくて、客間がない。つげ義春の原作がそうだったのだろうけど、断熱材など当然なくて、板塀と障子のすぐ外が雪だ。お風呂はどうしていたのだろう。五右衛門風呂だろうか。布団もきれいじゃなさそうだ。魚料理はおいしそう。宿賃はいくらだったのだろうか。そういうものであるとして覚悟して泊まる必要がある。
おじさんに子どもがいて、しかも近くに住んでいて険悪な関係ではないことに、なんだか安心する。
おじさんはその宿を舞台にした映画を作ったら客が殺到すると夢を語る。しかし客が殺到したら対応できないだろう。人を雇ったり増築したりするつもりなのだろうか。クレームも増えて心を病むことだろう。
外国人感覚
三宅監督の変化球に脱帽。この手があったのか。
三宅唱監督作品はケイコ目を澄ませて、夜明けのすべてに続いて3作品目。
今回はつげ義春の原作を映画化したとのことでどうなるかと観たが、なるほどこの手があったのかと唸らされた。
ケイコ目を澄ませて、夜明けのすべての三宅唱監督のイメージで観ると面喰らう。
雪、田舎、旅館、と明日にでも旅に行きたいと思わせる内容で情景が目に浮かんだ。
さすが、三宅唱監督。見事。
どこかホン・サンス風かと思わせた。
ただ、ケイコ目を澄ませて、夜明けのすべてをきっかけに三宅監督のファンになった方からすれば戸惑うかもしれない。
ザ・インバウンド映画
僕はこういう映画が一番嫌い。
映像美と役者の演技だけで、あと日常を描きました、だけでほんと中身がない。
現に感想はそればっか。あとはエロチックか。映画の中でエロチックって自分で
言っちゃってるし。
日常を淡々と描くことは悪いことじゃない。ただ、あの宿、本当に堤さんが日々一人で
暮らしてるんですかね。朝何時に起きて、何をしてどう毎日やっているか
考えたんですかね。あの脚本家は、本当にスランプで苦悩してるんですかね?
日本にわざわざやってきて、なんで脚本家になって、どんな仕事をしてきて、
忍者の脚本ってどんなのかとかちゃんと考えたんですかね?
生活感があるっぽい感じにしているだけで、その人を感じさせる描写や小道具、演出が
なさすぎる。挙句に、ほとんどセリフで語っちゃってる。酷いのは、田舎のおじさんとの
会話があんなにスムーズに行くのは、単なる作り手のエゴだ。テーマはなに?って聞く?
キャラクターが全然作り込まれてない。そもそもカメラの意味はなんだった?
何度も席を立とうと思ったけど、そういうことは一度もしたことがないのでやめました。
外国の方は、日本の風景、生活、素晴らしいって思うかもしれないが、日本人からしたら
薄っぺらさがものすごく鼻につく映画でした。
王様の耳はロバの耳。僕はちゃんと言いたい。
全233件中、121~140件目を表示














