「以前にもオムニバスがあったつげ義春作品」旅と日々 大阪マフさんの映画レビュー(感想・評価)
以前にもオムニバスがあったつげ義春作品
つげ義春自身は自分では陸軍の軍帽を被った少年が出て来る以外は戦争を連想させる事は作品に描いていないのに、それを元に戦時下の話になったのが気に入らなかったらしい昭和51年にNHKで放送した「紅い花」のようなオムニバス作品。河合優実が出演するので見に行ったが脚本家兼2部のヒロインを演じたシム・ウンギョンが脚本を書いて大学の授業で学生相手に見せた劇中劇の演者だった。「紅い花」と違って原作を読んでいないので「紅い花」のように原作を大いにいじっているのかどうかは分からない。河合優実の役名が渚なので「ふてほど」で仲里依紗の役名と同じなので変な感じ。「かぞかぞ」のようなコミカルな演技も当方にとって河合優実という演者の名前こそ覚えなかったが強烈な印象を残した「神の子はつぶやく」のような母親にカルト教団の教義を叩き込まれたが父親の死をきっかけに家出してキャバ嬢を経てSMクラブで緊縛師に縄で縛られる(河合優実の腕に縄の跡があったので本当に縄で縛られていたのが分かる)までに至る演技も出来る人が淡々とした演技も出来るのが気に入った。シム・ウンギョンを見たのは4年前の「群青領域」だけだがエンディングロールを見るまで堤真一とは分からなかった田舎の古びた宿屋の主人との実質的に2人だけの演技もなかなかなものだ。ただし冬の温泉宿で2人が温泉宿の元妻の家にある鯉の養魚場から一匹盗むシーンで、あんな雪が積もったところなら水を入れた桶に鯉を入れたら凍ってしまうのに気が付かなかったところがイマイチ。
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