「期待外れは言葉が違うのですが期待とは別物の映画でした。夏のシーンが...」旅と日々 何処吹く風さんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れは言葉が違うのですが期待とは別物の映画でした。夏のシーンが...
期待外れは言葉が違うのですが期待とは別物の映画でした。夏のシーンが
「海辺の叙景」冬のシーンが「ほんやら洞のべんさん」、いずれも
つげ義春の漫画が原作になっているらしいのですが、つげ義春をガロで見たのって
今73歳の私でも中学生の頃なので飛ばし読み状態で読んだと思います。
そもそも、ガロは、カムイ伝だけが、お目当てでしたしね。
ここからは、ビミョーにネタバレっぽい話を含むので絶対ヤダって方は、ここで
読むのをストップしたほうが良いかもしれません。
そもそも、この映画を観ようと思ったのは大好きなシム・ウンギョンと河合優美が
出演してるっていうのがイチバン大きい動機で堤真一の役は役所広司がやってると
カン違いしたまま映画館に入ったのです。べん造を役所広司が演じてたら完全に
映画が壊れてましたね。堤真一の持つ軽さがピッタリでした。河合優美のナイス
バディは、さすがでした。これを拝見するためだけに、この映画を観るって
いうのもアリだと思います。
佐野史郎をこういうカタチで使うとはね。まあ、おかげで、つげ義春は「暗い」
「難解」と敬遠しなくても、いい映画になったとは思いますけど。
海のシーンにしても雪のシーンにしてもカメラがいいですね。風を切り取るシーン
なんて、スゴッて思いました。ロケ地にも行ってみたいですね。特に神津島の
大黒根トンネルを抜けた先の崩落地は見てみたいと思います。実際に見ないと
いくらスクリーンでも規模が全然わかりません。赤崎遊歩道もいいですね。
飛び込みはしないけど。
河合優美の相手役、髙田万作クンも良かったと思います。まだ、18歳だという
ハンデをつけてあげての話ですが。(でも、12月1日には19歳になります)
今後の期待は、高まります。出演者ではないのですが、鯉は気の毒でした。
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