「どちらかと言えば玄人向け作品だと感じた」旅と日々 heyさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらかと言えば玄人向け作品だと感じた
この映画は「つげ義春」の世界観や映像美を鑑賞する方が合っているのだと思うのですが、如何せんストーリー的には尻切れトンボの印象が否めなかった。エンディングタイトルが出て「えっ?これで終わり?」と思ってしまった。あまり起承転結を求める作品ではないことはわかるのですが、つげさんの世界観の下地が無い人には正直あまり楽しめない気もしました。イタリアの映画祭で最高賞を獲ったんですよね。イタリアでこうしたロードムービーが評価されるのも何となくわかります。はるか昔に「ストレンジャーザンパラダイス」が流行った時に消費ブームのパーツ?みたいに騒いでいる人が周りにたくさんいました。この作品は賞も獲ったしアチコチで取り上げられていますが同じようにならないことを祈ります。それだけ「つげ義春」さんの世界は広く深く玄人向けだと言えるのかもしれませんが。
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ノーキッキングさんのコメント
2025年11月18日
共感ありがとうございました。
いかにも欧州受け狙いの設定。シム・ウンギョンを仮想旅人に仕立て、ぼろ宿、部屋なし、いろり端で雑魚寝、粗食。日本人なら眉をひそめるが、外国人にはこんな体験も良いなと思わせる。
ちなみに、錦鯉は薬漬けなので不味いそうです。
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