「映画に求めるもの」旅と日々 RYOさんの映画レビュー(感想・評価)
映画に求めるもの
それによって評価が分かれる作品だと思います。
今ヒットしてる多くの映画に共通する派手なアクションや映像音響表現などがある訳でもなく、恋愛要素や世界の命運を分けるようなストーリー展開がある訳でもない、ある意味非常に地味な作品だからです。
言ってしまえば文芸作品という枠に入ると思いますが、それもちょっと違和感があります。
なぜなら個人的にはこの映画、ユーモアに溢れていて終始退屈することなく主人公であるシム・ウンギョンさん演じる脚本家と少し不思議な旅をしている気分に心地よく浸ることができたからです。
劇中劇に出演している河合優実さんも非常に魅力的で、独立した作品として観たくなるような印象的なセンテンスとなっています。
監督の前作が夜明けの全てという人気作なだけに、趣が異なる本作は評価が上がりにくい気がしますが私はこういう作品も好きだし観てよかったと心から思いました。
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