「夢の中を、たゆたうさかな。」旅と日々 uminekoさんの映画レビュー(感想・評価)
夢の中を、たゆたうさかな。
映画「旅と日々」、観てきました。これはかなり難解。河合優実の演技はさすがだったし、堤真一の宿のおじさまも怖いほどの成り切りぶりだったけど、起承転結には程遠い。全体に浮遊感が強くて、誰かの夢の中にいるみたい。シム・ウンギョン演じる悩み多き脚本家が少しずつ世界に馴染んでいくのは、周りの人があまりにも人間くさいから、なんだろうな。私たちの頭の中って、どうなっているんだろう。小さな屈折と冒険が、プリズムみたいに分離する。共犯と、連帯。安寧はそこにある。
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