「つげ義春は良い」旅と日々 パチーノさんの映画レビュー(感想・評価)
つげ義春は良い
彼の作品では「紅い花」と「ほんやら洞のべんさん」が大好きです。映像化されたものとしては昨年の「雨の日の欲情」に続いて2年連続ですが、もう昭和40年代の感覚を望むのは無理なのかもと思います。もちろん今の感覚で再構成するのも大事ですが、古くからの読者にとっては変えて欲しくない情景や心情もあるのです。特に雪の風景にはもっと気を使って欲しかった。雪を掻き分けながらほんやら洞に向かう主人公の場面はつげの作品中では白眉の名シーンですので映画では上手く表現出来ておらず、残念です。
ちなみに映像でおすすめは「無能の人」とテレビドラマとして制作された「紅い花」です。
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