「佐野史郎の感想に激しく同意」旅と日々 きなりさんの映画レビュー(感想・評価)
佐野史郎の感想に激しく同意
原作未読。
分かりやすいカタルシスがある映画ではないが、どこか浮遊感のある映像と語りすぎない人物描写が不思議と物語に推進力を生み出している。
とにかく映像が素晴らしい。夏と冬。朝と夜。雨、雪、風、光。手で払う砂や白い吐息。
ノスタルジーと言ってしまえば簡単だが、自分もどこかで感じたことがある気がする五感が映像から伝わり、旅とはこの感覚を求めに行くものなのかもしれないと感じた。
役者陣も抑えた演技の中に確実な実在感があり目が離せなかった。
シム・ウンギョンの配役と韓国語でのモノローグは大成功だろう。この映画の空気感を決定付ける大きな要因になったはず。
あとは三宅監督作には外せないHi'Specによる劇伴が今回も良かった。
物販にHi'Specのレコードがあった。あの音楽を背景に休日を過ごしてみたい。買って帰ればよかった。。
最後に、劇中劇を観たあとに感じたことを佐野史郎が代弁してくれて笑った。
恥ずかしながら激しく同意します。河合優実の色気がだだ漏れだった。
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