「Spelling」フォーチュンクッキー ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Spelling
まずタイトルが抜群に良い!と思いました。
邦題は直訳なら良い悪いの振れ幅は少ないんですが、変にイジると大変なことになったりするんですが、地名である原題を、主人公が工場で作っているフォーチュンクッキーに変えたのは大正解だなと思いました。
実際このタイトルで観たいなと思ったので配給の方々ナイスです👍
フォーチュンクッキーの実物は今回の来場者プレゼントで初めてお目にかかりました。
それまではどうぶつの森でチラッと出てきたのを見たことがあるくらいでした。
作品は移民と土地との問題から巻き起こる日常って感じで短い尺ながらかなりスローで進んでいくので、どうしても物足りなさはありました。
自分がハイテンポで進んでいく、展開がコロコロ変わる作品が好きなのもあって、確実に相性はあるんですが、間の取り方がゆっくりだな〜と感じるところがどうしても多かったです。
序盤の精神科でのシーンは笑えたりもしましたが、いくらなんでも勝手が過ぎやしないかい?というモヤが生まれた時点で作品とは距離が離れていった気がします。
周りの人々(一部除く)の優しさに感化されながら、その周りの人々もとい主人公も日々に悩みを抱えながら生きていき、どこかで発散させたり政治的なものも絡めながら進んでいく優しさはモノクロとマッチはしていたと思います。
好みの問題もあって個人的には微妙なところに落ち着いてしまいましたが、ジャケ見したくなる映画は貴重なのでこれはこれで観れて良かったかなと。
鑑賞日 7/13
鑑賞時間 18:35〜20:10
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