「極上のサスペンス!」コラテラル 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
極上のサスペンス!
夜のロサンゼルスが実に魅力的に映し出されている。
幻想的でもあり臨場感たっぷり、このサスペンス映画にリアリティを打ち出している。
トム・クルーズが殺し屋ヴィンセントに扮し、初の本格的悪役。なかなか様になっており、以後の「宇宙戦争」や「ワルキューレ」や「ナイト&デイ」等よりハマっている。
また知識人でもあり、ジェイミー・フォックス演じるタクシー運転手マックスとの車内での緊迫の会話の応酬は見所の一つ。
受け身演技のジェイミー・フォックスがまた素晴らしい。
その演技は勿論、演じたタクシー運転手の生活臭や人間味を醸し出した雰囲気が見事。誰もが自分をマックスに置き換えてしまう。
男のドラマ、臨場感溢れるアクションやサスペンスを撮らせて、マイケル・マンと並ぶ者はそう居ないハズ。
8年前見た時は気づかなかったが、ジェイソン・ステイサム、マーク・ラファロ、ハビエル・バルデムと、イイ役者が揃っていた。
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