劇場公開日 2004年10月30日

「極上のサスペンス!」コラテラル 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0極上のサスペンス!

2012年7月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

興奮

夜のロサンゼルスが実に魅力的に映し出されている。
幻想的でもあり臨場感たっぷり、このサスペンス映画にリアリティを打ち出している。

トム・クルーズが殺し屋ヴィンセントに扮し、初の本格的悪役。なかなか様になっており、以後の「宇宙戦争」や「ワルキューレ」や「ナイト&デイ」等よりハマっている。
また知識人でもあり、ジェイミー・フォックス演じるタクシー運転手マックスとの車内での緊迫の会話の応酬は見所の一つ。

受け身演技のジェイミー・フォックスがまた素晴らしい。
その演技は勿論、演じたタクシー運転手の生活臭や人間味を醸し出した雰囲気が見事。誰もが自分をマックスに置き換えてしまう。

男のドラマ、臨場感溢れるアクションやサスペンスを撮らせて、マイケル・マンと並ぶ者はそう居ないハズ。

8年前見た時は気づかなかったが、ジェイソン・ステイサム、マーク・ラファロ、ハビエル・バルデムと、イイ役者が揃っていた。

近大
かいりさんのコメント
2020年3月29日

トムさん、もともとの性格の良さがにじみ出る役やとにかくかっこいい役ももちろん似合いますが、こういうシリアスな悪役ももっと見たいです!

かいり