「人間なんて宇宙に漂う岩石についた砂粒に過ぎない」コラテラル tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
人間なんて宇宙に漂う岩石についた砂粒に過ぎない
一言で言うと凄腕の殺し屋と不運なタクシー運転手の長い夜の物語
追って追われてというよくあるスリラーではなく、常に背後にいる恐怖、そして逆転という展開は本当によくできた脚本。
そして深夜の世界を美しく描いている。
タクシー運転手でうだつの上がらない主人公が、殺し屋ヴィンセントとの出会いで変わらない毎日に変化が生まれる。
殺し屋は踏みとどまっている人間が一歩踏み出すための外的要因としての装置として本作では機能している。
単純なスリラーではない奥深さがここにある。
もう何度見たか思い出せないが、傑作
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