「悪の中にある善の可能性」コラテラル naminamiさんの映画レビュー(感想・評価)
悪の中にある善の可能性
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世界最高のスター、トム・クルーズが銀髪に不精ひげという風貌で、従来のイメージを覆す悪役を演じたクライム・スリラー。
ロザンゼルスを舞台に狙った獲物は逃さない殺しのプロと
偶然乗車したタクシーの運転手との繰り広げる一夜の物語。
5人をすべて殺すという目的を果たすために、巻き添えになった
ドライバーだが、話していくうちに二人の関係にひずみが見えてくる。
昔、アメリカで起こった連続殺人犯が立てこもった家で
そこにいた主婦と接するうちに心を開き、改心するというドキュメンタリーを思い出した。殺しのプロ=この世界での絶対的孤独
を感じている様もうまく表現していると思う。
殺人事態、絶対にあってはいけないことで、
普段ニュースで殺人犯に同情することなどないが
この作品を見てその犯罪に至る経緯を垣間みれた気がした。
人間の多面性。怖いです。
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