劇場公開日 2025年7月4日

「ディザスター映画でなく、人間ドラマとして非常に優れた出来栄えだ」消防士 2001年、闘いの真実 ケージさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ディザスター映画でなく、人間ドラマとして非常に優れた出来栄えだ

2025年7月5日
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鑑賞方法:映画館

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ドキドキ

本作の上映前には「劇場版TOKYO MER」の予告編がながれていたし、数カ月前には香港映画「カウントダウン」という作品もあった。
日本、香港、韓国のアジア救命救助映画がそろい踏みするわけで、日本版は予告を見る限り心配が増すばかりだが、香港版「カウントダウン」はかなりの傑作で香港映画らしくサービスてんこ盛りの力技で泣かせてくるお勧め映画でした。
対して韓国版の本作は、じっくり日常描写やキャラクターの掘り下げをしっかりやり、そこに火災や救命のスリリングな場面をはめ込んでいく、実に脚本の良く出来た作品に仕上がっている。
過度にヒロイックにならず、悩み、躊躇し、苦しみ、怖がる、そんな正直な感情を描いた韓国映画らししい人間味溢れる映画だ。
「カウントダウン」は香港映画らしく、本作「消防士」は韓国映画らしく、実に楽しませ泣かせてもらったので、日本の「TOKYO MER」は果たしてどうなる?

ケージ
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