劇場公開日 2025年6月21日

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「ADHDとは。」星より静かに masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 ADHDとは。

2025年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ADHD入門書であり監督自身の経験談。
創作部分とドキュメント、、というか監督自身ADHD体験を遡るインタビューがうまいことおり混ぜてあり見やすかった。しかしドキュメントとの対比として創作部分のファンタジーは少し浮き上がり気味になってしまったと思う。
友人の死と「喪の仕事」制作までの過程は当時パンフで読んで知っていたがADHDとからんで考えると壮絶なものであっただろう。

後半の偏見の部分はまだADHDという言葉も無い時代、監督の業種的に微妙だなと思う。
物を作る仕事では「クレイジー」は褒め言葉でもあるからだ。劇中でも語られる「過集中」がその原因なのだが作品の出来が良ければ伝説にもなるが、ダメなら当然排除だ。

映画の中でもさまざまなADHDの症状が紹介されているが君塚氏に関して言えばクレイジーが許される監督業が監督の人生を助けたという結末ではないかと思った。

masayasama