星より静かに

劇場公開日:2025年6月21日

解説・あらすじ

55歳の時にADHDと診断された君塚匠監督が、ADHDをテーマにドキュメンタリーとドラマを交錯させて描いた作品。

“注意欠如・多動症”という意味を持ち、年齢や発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性を持つADHD。現在、日本にはこの症状のある人が300万人いるとされる。君塚監督自身の実体験をもとに制作したドラマパートでは、ADHDの男性と彼を支える妻、ADHDの特性を持ちながら仕事に取り組む息子とそれを見守る母の葛藤などを描き、当事者とその家族の思いを丁寧にすくいとる。

ドキュメンタリーパートには君塚監督が自ら出演し、街ゆく人々や日頃から関わりのある人たち、精神科医、薬剤師、講師を務める専門学校、就労移行支援事業所などを訪ね、ADHDに対するさまざまな声に耳を傾けていく。ドラマパートには内浦純一、蜂丸明日香、三嶋健太、渡辺真起子が出演。

2024年製作/105分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2025年6月21日

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(C)ステューディオスリー

映画レビュー

3.0 蜂丸真由美さんが魅力的に描かれていた。

2025年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

カワイイ

でも、少し理想的過ぎて現実から離れている様な気がしました。

ADHDであることをカミングアウトした君塚匠監督が
「一人でも多くの人にこの症状を知ってもらい、生きやすい社会になってほしい」いう思いから、映画を制作することを決意した(パンフより)とのことです。
映画はドラマ部分とドキュメンタリー部分があり、はっきり二分されているのではなくて、行きつ戻りつしながら、映画は進んでいきます。ドキュメンタリー部分は実在の就労移行支援事業所などを訪ね、入所者(顔出し、実名入りというのが凄い)や関係者の方へのインタビューを重ねていきます。この映画はプロデューサーがかなり前面に出ていて、監督の背中を押していることが画面から伝わってくるあまり他にない作り(だと思う)になっています。

ドキュメンタリー部分については感想は差し控えます。なぜなら、感想を持つほど知識を持ち合わせていないからです。しかし、繰り返しになるが事業所の入所者の方々の顔出し実名入りには敬意を表します。個人情報やプライバシーの保護も勿論大事ですが、こうやってお話出来ることはとても説得力があります。

ドラマ部分については少々疑問に残るところもあります。それは冒頭でも述べたように主演の蜂丸真由美さんが大変魅力的なのは分かるのですが、ちょっとADHDの夫から見て理想的過ぎて、彼女が「耐える女」になってしまっているのかなという思いが湧いてきました。もう一人の渡辺真起子さんは安定してました。さすがです。

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ひろ702

5.0 「喪の仕事」から「星より静かに」へ

2025年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

斬新

癒される

君塚監督が撮りたい映画が永い年月を経て誕生したのだと静かに思いました。
「喪の仕事」のファンだった私にとっては「星より静かに」へは、君塚監督の「喪の仕事」へのアンサーソングのように感じ、ドキュメンタリーとフィクションが交差する愛に溢れた映像に心が徐々に癒やされました。地元鶴見の知っている場所が映し出されていたことも私には特別な体験となりました。有難うございました。
これからも君塚監督にはご自身の原作による撮りたい作品をたくさん撮っていただきたいです!

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hmhmhm

5.0 生きづらさを抱えたり、身近にいる方へ

2025年7月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

斬新

自身がADHDと言う君塚匠監督の作品ですが、周りの方々がADHDの君塚監督と、生きづらさを抱えている人達を応援しようと言う気概を感じます。

また、劇とドキュメンタリーとの狭間でADHDの様々な情報を知れる事はとても参考になりました。

欲を言えば、監督や出演者のトークショーとセットで上映されてはと思います。

内浦さんや蜂丸さんのトークも面白かったし、当事者の監督のトークもとても参考になるので、このトークをもっと本格的に聞きつつ、映画も観れたらもっと深まるのかと思います。

個人的には、改めて渡辺真起子さんのファンにもなりましたし、にじ鶴見の脊尾さん、味があってファンになりました。

人生で映画を2回観ることは少ないのですが、2回観ても有意義な映画でした。

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karimu

3.5 この映画の監督さんはおそらく長年いろいろ悔しい思いをしてきたんだと...

2025年7月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

癒される

この映画の監督さんはおそらく長年いろいろ悔しい思いをしてきたんだと思います。
鶴見のNPO「にじ」の代表や味方になってくれるプロデューサーの対談の言葉にはウソ臭さがなくてよかったです。
奥さんが福祉職員の旦那や渡辺真起子さんの息子役の俳優さんに関しては、知的障害のほうが前面に出ていたように思え、単純作業には適さない障害のはずなので、違和感を覚えました。
たまごの黄身ちゅるちゅるはADHDとは関係ないような🤔
監督はクリエイティブな職業なので、ラッキーだったと思います。
同級生の親友の早すぎる死は辛かったですね。

渡辺真起子さんは37セカンズなど、障がい福祉系の映画にも多く出演してらっしゃるし、とても温かみがあるので、今作もとてもよかったです。
ドキュメントなシーンとお芝居のシーンの融合は成功していたと思います。
大森のタイヤ公園。
あの橋は何処?
新しい映画のカタチとして評価したいと思います。
続編を期待します。

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カールⅢ世