脱走のレビュー・感想・評価
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プレリュード23-5
やっと観れた「脱走」
レイトショー〜つったって、20時台だと早いのよ。
109ありがとう21:40〜とか神!
主演のお2人は勿論だけど、個人的に「このろくでもない世界で」がな〜んか後引いてて。
ホン・サビンが見たかったの。
(↑↑ソン・ジュンギが格好良すぎてやばい)
で、、、
「脱北」モノって括るのも苦しくなっちゃうんだけど、見るとめちゃくちゃ落ちるんだけど、
何て言うのかな。
今、この瞬間、同じ時間を生きている人間として、理不尽な境遇にいる人達に、少しでも希望のある未来が訪れます様にと願わずにいられなくて、いつも観る事にしている。
お花畑でも構わない。
この様な題材の作品が、少しでも話題になり、状況が変わるきっかけになったらといつも思っている。。
生まれた国がたまたまソコだったというだけで、
こんなにも人間の尊厳を奪われるなんて
あってはならないはずなのに。。
勲章をアホみたいにジャラジャラくっ付ける事に何の意味があるんだと、いっつも思う。
そりゃ、上級軍人になれば待遇も良くなるし、あの国の中でなら、生きやすいのだろう。
だけど、本当に、心底これが正しいと思っている奴なんているのかな。
洗脳されているのなら逆にその方が理解できるのよ。
でも実は自分を欺いているのだとしたら、
そんな風にしてまで生きなければならないのって地獄だ。
自由を求める気持ちを持つだけで、生きるか死ぬかの選択を迫られる事になるなんて地獄だ。
本当に辛くなっちゃう。。
本作も突出した部分がある訳でもなくて
(ごめん)王道の「脱北」モノなんだけど、
それでもやっぱり喰らっちゃった。
苦手なんだと思う(°▽°)
辛かった泣
だけど、いつもおちゃらけたレビューを書いているので、その方が自分らしさが出ると思うので、少し頑張ってちょけてみる。
うん。
ギョファン1人勝ちww
素敵なニックネーム「ピアノ兄貴」♪
韓国だよね〜なんじゃそりゃww
以降彼を観たら絶対思い出す(^。^)b
執拗にギュナム(イ・ジェフン)を追いかけるヒョンサン(ク・ギョファン)
顔面がやばかったw
優秀な指揮官でもある彼と軍曹のギョナムが幼馴染だったのには驚いた。
(その設定が効いていました)
リップクリーム塗ったり、ハンドクリーム塗ったり、髪型にもこだわったり、変な手品(?)したり、、、
そ〜ゆうのが逆にこわい(°▽°)
加えてあんなにイケメンな元カレがいるし(!)
それを隠して上官の娘と(頑張って?)子供作って、エリート軍人としての葛藤まで背負わされて、、
1人で色々と大変なキャラでしたね。
(ソン・ガン美しいお顔で。。)
諦めたピアノ。諦めた恋。
どSっぷりを拝む事が出来ましたが、彼もあの国の被害者でした。
(やっぱり殺されてしまうのでしょうか泣)
本命だったホン・サビン。
終始重たい雰囲気を、彼のちょっとしたセリフや表情が和らいでくれました。
私も息子がおりますので、息子が母親を想う気持ちを見せられると弱いです泣
あんな環境に身を置いていたらと想像しただけで息苦しくなります泣
映画の中だけでも!!
2人揃って軍事境界線を越えさせてあげたかった泣
これからのギョナムの人生は、思う存分失敗出来る。
「失敗」する事をあんな風に捉えた事なんてありませんでした。
あのセリフは効きました( ; ; )
希望が見えるラストでしたが、同じ「分断」を描くなら「宝くじの不時着」の様な、笑える作品が良いな。。
あ。こっちにもイノシシ出てきます。
ん??
あの丸焼きイノシシは「イノシシママ」じゃないわよね??Σ('◉⌓◉’)
ママが心配!
選択する未来
かの国の事はよく知らない。
漏れ聞こえてくるNEWSなどで想像するくらいだ。
おおよそ我が国とは異なる文化で、理解もし難いのだけれど、どこに居ても根源的に自由を求めるのが人の性なのかと思う。
選択できる未来がない。
敷かれたレールはあって生きては行けるのだろう。
けれど、偉くなっても軍の幹部みたいなもので、部下が獲ってきた猪を取り上げて喜ぶような状況だ。
外から見ると絶望しか感じない。
その絶望から主人公は脱走する。
テーマは人生訓のようで、さして珍しいものではないが、なかなかにスリリングではあった。
北朝鮮っていう特殊な環境から派生するものは多数あり、その都度、心拍数が上がる。
ここよりはマシな未来に向かいガムシャラに直向きに走る。朝日を浴びながら疾駆する姿は神々しくもあった。
1年後の彼はホントに別人だった。
憑き物がとれたってのはああいう事を言うのだろう。
「脱北」っていうセンセーショナルな背景だけど、停滞する人生に足掻き、未来を渇望する若者には胸を打たれる。
諦める事が最善の選択なんていう国などあっていいわけない。
命賭けで掴んだ未来で、彼は「幸せかどうかはわからない」と言う。そうなんだと思う。やっと普通になれたんだなぁなんて思う。
…相当ディスられてんな。国家保安局が観たら国家侮辱罪でドンパチが始まりそうなレベルだ。
隣国にとってプロパガンダなのかもなぁ。
ピアノ兄貴が結構ボリューミーで、彼のスピンオフを観てみたいと思う。
きっと天才的なピアニストで、おっそろしく耳がいいのだろう。どうやらゲイでもあるみたいで、その性癖を押し殺して婿に入り好きでもない女を抱いて子供を作る。
きっと彼はこの一件で処罰され死刑になるのだろうと思う。死の間際に何を思うのだろうか?何に想いを馳せるのだろうか?
彼を追っかけた方が北の体質が浮き彫りになるような気がする。
北朝鮮って国を正確には把握してないけれど、本作の北朝鮮は北朝鮮っぽくはあったかなぁ。
1つ疑問なのは晩餐会だ。
西洋のソレに見える。
…憧れなわけないよなぁ。真似でもないだろうし。
あれくらいの事は我が国でも出来るって見栄なんだろうか?華やかに見えるのだろうか?日本にも鹿鳴館みたいものもあったしなぁ。
なのだけど、なんとなぁく違和感…。
DPロスのあなた!ギョファンのドSに酔いしれろっ
ネトフリのDPと同じような展開でギョファンファン向けな感じ。ノンストップ90分ではなかった。もっとアクションかと思ったら、まんまDPだった。DPではおちゃらけギョファン。今作では執拗にドS発動!女子ノックアウト!これはギョファンのドSに酔いしれる90分。ピアノのシーンの電話の相手は恋人?家族?そこがよく分からなかった。腐女子向けシーンか?足手纏いになる後輩を庇い脱北を試みて、死んだ後輩の母に誕生日プレゼントを渡す。脱北目前に母へのプレゼントを拾い死ぬ所も予定調和。ピアノ兄貴からの冒険本を励みに脱北を目指してたという伏線もアツい。ラストはドSギョファンが見逃して、昔聴いてた韓国ラジオに投稿する伏線も、韓国モノにありがちだったけど、予想より面白かった。上映時間も丁度良い。脱北モノの王道だった。
贈られた言葉をどのように咀嚼するかで、人生の目的地は変わってしまうもの
2025.6.26 字幕 MOVIX京都
2024年の韓国映画(94分、G)
南北国境線付近から脱北しようとする北朝鮮兵を描いたスリラー映画
監督はイ・ジョンピル
脚本はクァク・ソンフル&キム・ウグン
原題は『탈주』、英題は『Escape』で、ともに「脱走」と言う意味
物語の舞台は、2000年前後の北朝鮮・韓国国境付近の非武装地帯
民警部隊としてそこに赴任している小隊長のイム・ギュナム軍曹(イ・ジェフン、幼少期:ホンゴン)は、脱北を企てていて、夜になると脱出ルートの精査に出かけていた
鉄条網をくぐる場所、地雷原の地図などを作成し、あとは決行あるのみと言う段階になっていた
だが、分隊員のドンヒョク(ホン・サビン)に知られてしまい、彼は雨が降る前に実行しようと考えていた
ドンヒョクはギュナムからそれを奪って脱走を企てるものの、ギュナムは危険だからと止めに入った
そして、その揉み合いの最中に警務部に見つかってしまい、二人とも脱走の罪で捕まってしまった
脱出用のメモを誰が作ったのかと詰問されるものの、ギュナムは固辞し、ドンヒョクは彼を庇うように「自分が作った」と答えた
その知らせは本部保衛部にも知れ渡り、リ・ヒョンサン少佐(ク・ギョファン)が現地に赴くことになった
ヒョンサンは現場に残された物的証拠などから、ドンヒョクの単独犯でギュナムはそれを止めた英雄であると結論づけた
物語は、その後ヒョンサンとともに行動するギュナムが描かれ、二人が旧知の仲だったことが仄めかされていく
ヒョンサンはギュナムを本部要員に抜擢するものの、ギュナムは除隊までに北朝鮮を脱出しようと考えていた
その考えが見抜かれていたのか、ヒョンサンは半ば強引に自分の監視下にギュナムを置くことを決め、移動届を出させた
映画は、なかなか脱出に至れないギュナムが描かれるものの、ヒョンサンからの申し出を利用する形で通行証を偽造したり、身分証を偽ったりする様子が描かれていく
宴会で酔っ払った将軍(イ・ホチョル)を介抱するフリをして宴会場を抜けるなどの機転を効かしつつも、あっさりと見つかって尋問を受けたりする
最終的には警務部が管轄する収容所に出向いてドンヒョクを助けるものの、さらに放浪民たちに捕まったりもしてしまう
放浪民の仲間が捕まっていることで、それを奪還するための戦闘があったり、執拗に最後まで追ってくるヒョンサンの執念深さと言うものも怖い
最後までハラハラとできるので、スリラー好きにはたまらない展開になっていると思った
映画のラストでは、「執念の探検かアムンゼン」と言うギュナムが大事にしていた本が登場し、そこに「あること」が書かれていた
なぜか字幕表記がなかったのだが、あの本には「ピアノ兄貴からギュナムに向けた言葉」が書かれていて、内容は「死ではなく、意味のない人生を恐れよ。誕生日おめでとう」と書かれていた
あの本はヒョンサンからギュナムに贈ったプレゼントで、彼はその言葉を胸に頑張ってきたのだと思う
ヒョンサンはピアノの夢を捨てて軍部で成り上がることを考えてきたが、ギュナムはその言葉を胸に「失敗を繰り返せる場所」を目指していた
向かう先は違うものの、ヒョンサンはギュナムの執念を買って、あえてトドメを刺さなかったのではないだろうか
いずれにせよ、まさかの同性愛設定があったので、ヒョンサンがギュナムに向けていた視線はそっちの視線だったのかな、とか余計なことを考えてしまった
北朝鮮にあんな感じの貴族がいるのかはわからないが、そこらへんは韓国から見たファンタジーということで良いのだろう
それよりも、軍事境界線にあんな電話があるという方が驚きで、そのあたりも含めて勉強になるなあと思った
追う者と追われる者、交錯する両者の思い。
自由のない北朝鮮での暮らしの中でかつて少年たちは夢を抱き続けた。一人は幼い頃探検家を夢見て、そして家族を失いもはやこの国で失うものもなくなった彼は脱北を決意する。一人はその高い地位に縛られるがゆえにピアニストへの夢をあきらめ、そして裏切り者を捕らえるために脱北を阻もうとする。
追う者と追われる者を描いた傑作は過去にも多い。「アポカリプト」や「ザ・ハント ナチスに狙われた男」のように追われる主人公を執拗なまでに追跡する追手の脅威。観客はその息をもつかせぬ追跡劇に、その疾走感に酔いしれる。
その点では本作は追跡劇が後半に固まっていて、予告編から想像していた「哀しき獣」や「アポカリプト」のようなノンストップアクションを期待していただけに少々期待外れではある。
本編が始まってすぐさま脱走するかと思わせてのその展開の速さに驚かされたが、それは単なる脱走の下見。地雷原の地雷の位置をマーキングしたりと逃走経路を周到に準備する徹底ぶりにこの後の展開に期待が膨らむ。
しかし、脱走を知った部下から同行を懇願され、脱走計画は水の泡となりもはや処刑を待つ絶望的状況に。その後も思いもよらない展開が繰り広げられていく。
中盤、主人公たちを助ける流浪の民として出てきた反政府組織みたいなグループ、いままでそんな存在は聞いたことがない。確かに「新朝鮮」なる反体制活動家グループがいるとは聞いたことあるが、あんな立派な銃で武装した連中がいるとはとても思えない。野盗みたいなものなのだろうか、その点では少しリアリティに欠けるような気もしないでもない。
しかし本作の特筆すべきところは否応にも追う者と追われる者という立場に置かれた両者の人間関係を描いたところにある。作品は主人公ギュナムとヒョンサン両者の思いを軸に展開していく。
追われるギュナムは自分を追うヒョンサンをかつては兄貴と慕い、ヒョンサンもギュナムを目にかけていた。そのためにヒョンサンはギュナムに恩赦を与えたのだがしかしそれでもギュナムの脱北の決意は固い。そしてその彼の意志を強固にしたのがヒョンサン自身であった。
「無意味な人生を送ることを恐れよ」、探検家の伝記に記されたその言葉はヒョンサンがギュナムに贈った言葉であった。そしてそれはヒョンサン自身の思いを記した言葉とも思われた。
高位の軍人の家庭に生まれたヒョンサン。かつてはロシアへ留学し、ピアノの腕を磨いた。しかし彼の生まれがピアニストになる夢を奪った。彼はこの国ではなんの不自由もない暮らしができるエリート層ながら皮肉にもその地位が彼の夢を阻んだ。
逆に貧しい庶民の出のギュナムは家族もいない天涯孤独の身。彼の夢を阻むものはなかった。脱北を阻む軍による追跡をのぞけば。
目にかけてやった自分を裏切り脱北をはかるギュナムを執拗に追うヒョンサン。しかし、ヒョンサンはギュナムをいくらでもとらえるチャンスがありながらもすんでのところで取り逃がしてしまう。
彼には常にためらいがあったはずだ。逃げようとするギュナムの姿に自分を重ね合わせていたはずだ。自身を縛り付ける地位も家庭もなければ自分も夢を追って脱北していたかもしれない。しかし彼の生まれがそれを阻んだ。自分が脱北すれば自分の家族はどうなる、高い位にいる父の立場は、生まれてくる子供は。彼がそれを捨てて脱北することはかなわぬ夢であった。
だからこそ失うものもない夢だけを追い求めることができるギュナムに自分の思いを託していたのかもしれない。逃げるギュナムを追い続ける中で彼の心はどこかで逃げおおせてくれという思いと逃してはならないという思いで板挟みにあっていたはずだ。いつしか逃げる彼の姿に自分を重ね合わせていたはず。俺は全力で追う、その追跡から見事に逃れてみせろ。そんな思いがヒョンサンから終始感じられるようであった。
軍事境界線に辿り着き、もはや韓国の領土が目の前というところでギュナムの前に立ちはだかるヒョンサンは銃を向けて言う。南はお前の思ってるような国ではない。夢のような楽園ではないんだ。
確かに韓国とていまや経済格差によりけして誰もが何の不自由もない暮らしができるわけではない。しかしそれはおそらくヒョンサンが自身の脱北への思いを封じるために自分を納得させるために言い聞かせてきた言葉であったはずだ。
そしてギュナムはヒョンサンに答える。それでも南では失敗することができる。何度失敗しようが命までは奪われることはないんだと。その言葉に返す言葉もないヒョンサン。
トンネルを抜けて境界線を越えようとするギュナムを撃つヒョンサン。しかし最後のとどめを刺すことはやはりできない。
失敗しに行けと言わんばかりに彼はその場を立ち去る。もう一人の自分ギュナムに彼は自身の希望を託したのだろう。ヒョンサンはギュナムを自由にしたことで彼自身を縛りつけていた何かから少し解放された気がしたに違いない。
追う者と追われる者、それはけして敵同士ではなく同じ思いを抱きあう同志たちだった。共に自由を奪われた者同士のそんな切ない追跡劇は幕を閉じる。
主人公を演じたイム・ギュナムも良かったが、よく脇役で見かけるリ・ヒョンサンがとてもいい役を演じていた。声に特徴がある役者さんなので名前がわからなくてもすぐ彼だとわかる。
この日に見た映画はすべて韓国映画でどれも面白かった。拾い物としては「プロット」がおすすめ。ここの評価低めだけどかなり完成度の高い作品。
Reframing
脱北映画でめちゃめちゃスリルを感じられそうという考えでの鑑賞。
特典はポストカードでした。
命懸けの大脱走、地雷原を駆け抜け、なんとかして逃げ出す様子にヒリヒリさせられました。
短い尺だからこそ絶えることのない緊張感、希望と絶望の応酬、魅力な軍人サイドとキラリ輝くものばかりでした。
思っていたよりかは走りは少なく、脱北に関してのドラマが多めに描写されますがそれはそれで良かったです。
脱北しようとした部下を止めたと認識され英雄扱いされる主人公、部下を助け2人で脱北しようと良い具合に組織に潜り込んでいくという前半パートから、部下を救出して勢いそのままに駆け抜け韓国へ向かうスポーツパートの後半と違う面で楽しめるのも良かったです。
主人公の行動がとてもキレッキレで、死んだふりをする度胸だったり、迷わず走り出すところだったり、囮になってみたりととにかく肝が据わっていてカッコよかったです。
部下も従順ながら軽口を叩いてみたりと憎めないキャラに仕上がっていましたし、コメディ部分の多くを担当していてほのぼのさせられるシーンがあったのもよかったです。
対する少佐は冷酷だけれど、どこか人間味のあるといったキャラになっており、オンとオフの差が激しく、激昂した時なんかは手がつけられないくらいの暴れっぷりとこれまた魅力的なキャラになっていました。
ちゃんと主人公サイドの違和感に気づいてマークをしてくる軍人もいるのでヒヤヒヤしますが、紙一重のタイミングでお互いの警戒がMAXになって車中バトルが勃発してからの看板突っ込み大横転はど迫力でした。
全体的にうまいこといきすぎているところはしょうがないとはいえそこそこあり、全然銃弾当たらんやんと思ったら、めっちゃ命中率が当たったり、何故か追いかけてこない舐めプな時間帯があったり、うまいタイミングで女性の一族がやってきて助けになってくれたりと違和感は感じますが、脱走側にめちゃ感情移入してしまっているのでそんなのは些細な問題です。
失敗を恐れずやり続ける、失敗をして成長していくという日本人が好きなやつ〜!とセリフが飛び出てきた時はグッときましたし、主人公もその失敗を目指してひた走っていくので応援しがいがありました。
ラストシーンも最後までハラハラさせてくれますし、少年漫画のような激アツなワンカットに惚れ惚れさせられました。
熱さを秘めた韓国映画、テイストとしてはかなり珍しいタイプなので、少し変わった韓国映画が観たい方におすすめしたい一本です。
鑑賞日 6/24
鑑賞時間 11:50〜13:30
ガツンと❗️
最初はコメディタッチかと思えばじわじわ緊張感が増し最後にはガツンと来るのはさすが韓国映画。
北に残ればある程度までは出世出来ても失敗する自由はなく飼い殺し。
北を批判しつつも南にはまだ自由がある。
弟分の部下がいるからこそ脱北する意味がより強く描かれラストにはホロりと。
追う側の人間も理由があり決して冷酷無比では無いのも上手い❗️
しっかりエンタメとして描く韓国映画はエライ
タイトルがスバリ「脱走」。
予告やキーアート、そして本編のオープニングから、ハラハラドキドキはするが単調な展開の映画になる予感。
しかしながら、そんな展開なの?な展開。
閉鎖的な部隊からの脱出劇と思わせて、もっと大きな脱出劇へ展開し、過去の人間関係もからんでの派手なアクション活劇へと変貌。
設定や展開の無理矢理感も、韓国映画特有の力技で納得(?)させ、男と男の闘いで終わるエンタメ魂。
ならば最後の付け足しなんか無しで、男らしくハードボイルドに終わったらと思う。
優しい嘘。
除隊間近の軍曹ギョナムが韓国へ逃げようと脱北を計画する話。
脱走計画が部下ドンヒャクにバレ、綿密に調べた脱走ルートの地図を奪われたが失敗するドンヒャク、失敗の場に居合わせたギョナムも銃殺刑かと思ったが、幼馴染みでもある保衛部小佐ヒョンサンから幸か不幸か「脱北者捕らえた英雄」と祭り上げられ計画が狂うギョナムだったが…。
超ドシンプルで分かりやすくて面白い!
あの脱走ルートの地図は完成までにどのくらいの期間を費やしたのだろう、銃殺免れ幸か不幸か直属の部下とか想定外な展開と観てる側としては面白い。
計画成功までもうちょっとでの“底無し沼”、境界線手前で撃たれて残念な展開と思ったもののホッとした。
脱北してから1年後、脱走中は鬼の形相だったギョナムだったけど、普通の生活を手に入れあんなにも優しい顔に変化してく表情部分もよかった。作品としても面白い!観てよかった。
タイトルなし(ネタバレ)
除隊間近の軍曹ギュナムが、綿密な脱北計画を実行しようとする中で、さまざまな問題の中で見事に成就するお話
毎夜宿舎を抜け出して、地雷の位置や脱走防止のライトの位置を逐一メモしていたギュナム
かなり前から脱北を計画していたのがよくわかる
除隊したあとはどうするのかと聞かれた場面が印象に残った
身分が低いと炭坑夫か農家であると…
私達が住んでる国は自分で選ぶ事が出来るのに、大概は。
彼の国は国が選ぶなんて…
そう言った意味でも、南に行きたいと思う事は自然な事なんじゃないのかな
ふと、南から北へ脱走する人はいるのかな?
あの手この手で追っ手から逃れ、上官には逆らえない軍人ならではの慣習も活かしつつな、脱北エンタテインメント。
村を追われたゲリラチームみたいのもカッコよかった。
ハラハラドキドキしながらも、軍人なのに弾が当たらないお約束もキッチリ。逆に兵役なのにギュナムは名手なのも然り。
厳しそうなイメージの北朝鮮の軍人なのに、やたら野戦が下手なのはご愛嬌。
脱北をテーマにしながらも重くなりすぎずいい塩梅。
上映時間もちょうどいい。
リ兄貴は...携帯に登録してるピアノ仲間の名前が、ん??ってちょっと引っかかった。
小指立ててリップとか、そういうこと?北朝鮮の軍人でアリなのか?
思ったのと違ったが結果見入った
イ・ジェフン主演で楽しみに見に行ったが、独特な演技がやはりよかった!シリアスだったりクールというよりは顔で見せる演技という印象。
脱走と聞いて、もっと脱走後連れ戻されたり先までストーリーが続くかと思いきや、なかなか脱出できないというもやもやストーリーだった。
ただ結果見入ってしまったからよかったかな。
90分だったわりにはなかなか濃ゆい内容に思えた。
なかなか撃たれない、撃たれても思った以上に動ける不死身感、足を引っ張るヤツ、性格悪すぎ悪役、ちゃんと韓国映画に必要なメンツが集まっていたので、ちゃんとハラハラして、ちゃんとイライラしたから満足です。
【"失敗が許される国、南で幸せになる!"今作品は或る北の兵士が韓国との軍事境界線(DMZ)を越えようと必死に走る姿等ハラハラシーン満載だが、自由を求める姿がムネアツな、脱走映画の新たなる逸品である。】
◼️軍事境界線の警護にあたるギュナム軍曹(イ・ジェウン)は、毎夜、地雷地帯に出掛け脱走ルートを探っていた。だが、部下のドンヒョクに先を越され彼の脱走が失敗に終わった事により計画はゼロリセットになる。
そこに、ギュナムの父が運転手をしていた彼の幼馴染でもある保衛部上級少佐ヒョンサン(ク・ギョハン)が軍事境界線警護に活を入れるために現れるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤のギュナム軍曹が夜な夜な脱走ルートを探すために、地雷地帯を進むハラハラシーンからの、予想の左斜め上方を行く巧みなストーリー展開に、一気に引き込まれる。
・ヒョンサン自身も北の独裁体制の中、高い軍事的地位にありながら、自分が打ち込んでいたピアノを自由に弾けない北の現実の映し方や、常に周囲の目を気にしながら生きる姿が、ラストのギョナムとの対峙シーンに効いてくる構成の巧さも秀逸である。
・ギュナム軍曹が、一時的に保衛部上級少佐ヒョンサンの庇護がある中で、それを隠れ蓑にして脱走計画を実行に移す様や、母に会いたい想いを持ちながら、母に送るネックレスを拾おうとして、ヒョンサンの銃弾に斃れるドンヒョクの姿は哀しい。
■だが、ギュナム軍曹が執念で北の追っ手を振り切り、韓国との軍事境界線(DMZ)にヒョンサン少佐の銃弾を2発受けながら這いながら必死に腕を伸ばすギュナムの姿と、その背後に立ち銃口を向けながらも、彼自身が重い責任を取らされることが分かっているのに、止めを刺さない決断をする姿が、ムネアツなのである。
<今作品は、ラスト、韓国で帰順者として新たに生きる道を見つけたギュナム軍曹が、ヒョンサン少佐の銃弾に斃れたドンヒョクの家族である母と妹に会うシーンでの彼の母から問われた”元気なんでしょ、ドンヒョクは。”という言葉に彼が付いた優しい嘘”元気でやってますよ!”と笑顔で答えるシーンなども、沁みる作品なのである。>
イ・ジェフンとク・ギョファンの魅力爆発
自分が知ってるイ・ジェフン出演作品は
どれも嫌味なくらい良い奴な役が多くて
(褒めてるんです)
その良い奴度がたまに鼻につくくらい🤣
本作もまたとんでもなく良い奴なんだけども
苦悩と葛藤に押し潰されそうになりながらも
「失敗できる国」への希望を胸に命をかける姿が
腹立つくらいかっこいい。
推しはク・ギョファン(笑)
冷徹無比な少佐であるものの
ユーモアもあり、悲哀も感じさせるし
「かつて愛した犬野郎」の意味がわかった時の
悶絶しそうになる我(笑)
無情なようで愛を感じさせるシーンも多々。
夢を諦めたヒョンサン少佐
夢を掴もうとするギュナム軍曹
ふたりの行く末を分けるラストは
心揺さぶられること間違いない。
△0.5は脱北者であるギュナムが
あまりにも容易に成功者となってるような演出に
リアリティがなくてがっかりしたから。
そこはあえてカットでもいいのでは?とかね。
頑張った甲斐がありましたね☺️
いやぁ、よかった、よかった😊
ただの脱走劇に留まらず、人間ドラマあり、逃げる側と追う側の双方の葛藤ありなど、見応えありました😆
そして、あれだけの銃弾には当たらないのに、一発の銃弾には当たっちゃうのも、エンタメだからいいんです😅
それにしても、今野浩喜?四千頭身の後藤?らしき人がいたような😁
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