「韓国版「はたらく細胞」といっても良いかな?」ユミの細胞たち THE MOVIE yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国版「はたらく細胞」といっても良いかな?
今年160本目(合計1,701本目/今月(2025年7月度)9本目)。
まず、この映画は韓国映画です(韓国の女性名として「ユミ」はよくある名前とのこと)。
会社を理不尽な理由でやめた主人公が、小説家として自立していく過程と、その過程の中でお付き合いをする男性との恋愛を描いたストーリーである裏面が、このタイトル通り、主人公(女性のユミ)の体内細胞が「頑張って」ユミの成功を応援する物語で、趣旨は若干違いますが、日本でいえば「はたらく細胞」を想定して見に行くとわかりやすいです(そちらで少し触れましたが、こちらの作品は医学用語少な目)。
ストーリーとしても誰かが極端に悪者に描かれるわけではなく(まぁ、ユミの退職を実質強要させたアイデア盗みのあの人はどうかなーとは思いますが…)、韓国映画でよくある恋愛ストーリーと、韓国映画としては珍しい「はたらく細胞」系との融合で、迷ったらおススメといったところです。今週(7月2週)は妙に映画の偏りがありますので…。
映画内で途中から「トッポッキ(日本では「トッポギ」ともいう」のお店の話がちらほら出るので、どういう料理か知っていると有利かなと思います(一般的なコリアタウンにはおいていると思いますが)。
採点に関しては以下まで考慮していますが、4.8以上あるので切り上げで5.0としています。
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(減点0.2/日本で見るときに済州島の描写に疑問を持つ)
済州島で一時期過ごすシーンがありますが、石垣(石壁)のほか、風力発電機などの描写があります。
韓国では最南端に位置するこの済州島は、日本では北九州(地名・市名としての意味ではなく「九州の北側」の意味)を通る台風では被害にあいやすいことや、もとも対馬海流の関係から大気の流れが特殊で、済州島の「三大名物」として「風」があげられます(済州島をテーマにした映画でも、「風」をテーマにした作品は過去にありました)。このことは知っていればわかりますが、知らないと、なぜに効率もさほど良くない風力発電やってるの?ということになるので、日本向けではここは注釈を入れても良かったかもしれません。
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