ユミの細胞たち THE MOVIEのレビュー・感想・評価
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事前確認不足
働く細胞とインサイドヘッドの・・・
OLユミの体の中には、理性、感性、愛、不安、腹ペコなど無数の細胞たちがいて、彼女の思考と行動を決定していた。ユミは上司の横暴に耐えかね、長年の夢だった作家になるため会社を退職し、小説の公募に応募した。彼女の中では執筆スケジュールを作成するスケジュール細胞や、ネタを探しに走り回る作家細胞などさまざまな細胞たちが奮闘していたが、将来への心配から不安細胞が成長し、恋人ボビーの飲食店開店とアルバイト採用による不安定な関係のため、恋愛細胞が真っ黒になっていった。やがて細胞同士の対立が激化し、ユミの体の中は危機に陥ってしまい・・・そんな話。
3Dアニメは綺麗で良かったが、細胞?感情?が一部を除き全て青なので見分けが付きにくく冴えなかった。
細胞と言いながら感情では?と思われるものと、実際の体の細胞の様なものとが混在し、わかりにくかった。インサイドヘッドと働く細胞のパクリの様でもあり、韓国らしいとも思えた。
アルバイトの女の子にちょっと心が揺れただけで別れる、とは、そこもいかがなものかと思った。
別れて幸せ?
イマイチだった。
韓国版「はたらく細胞」といっても良いかな?
今年160本目(合計1,701本目/今月(2025年7月度)9本目)。
まず、この映画は韓国映画です(韓国の女性名として「ユミ」はよくある名前とのこと)。
会社を理不尽な理由でやめた主人公が、小説家として自立していく過程と、その過程の中でお付き合いをする男性との恋愛を描いたストーリーである裏面が、このタイトル通り、主人公(女性のユミ)の体内細胞が「頑張って」ユミの成功を応援する物語で、趣旨は若干違いますが、日本でいえば「はたらく細胞」を想定して見に行くとわかりやすいです(そちらで少し触れましたが、こちらの作品は医学用語少な目)。
ストーリーとしても誰かが極端に悪者に描かれるわけではなく(まぁ、ユミの退職を実質強要させたアイデア盗みのあの人はどうかなーとは思いますが…)、韓国映画でよくある恋愛ストーリーと、韓国映画としては珍しい「はたらく細胞」系との融合で、迷ったらおススメといったところです。今週(7月2週)は妙に映画の偏りがありますので…。
映画内で途中から「トッポッキ(日本では「トッポギ」ともいう」のお店の話がちらほら出るので、どういう料理か知っていると有利かなと思います(一般的なコリアタウンにはおいていると思いますが)。
採点に関しては以下まで考慮していますが、4.8以上あるので切り上げで5.0としています。
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(減点0.2/日本で見るときに済州島の描写に疑問を持つ)
済州島で一時期過ごすシーンがありますが、石垣(石壁)のほか、風力発電機などの描写があります。
韓国では最南端に位置するこの済州島は、日本では北九州(地名・市名としての意味ではなく「九州の北側」の意味)を通る台風では被害にあいやすいことや、もとも対馬海流の関係から大気の流れが特殊で、済州島の「三大名物」として「風」があげられます(済州島をテーマにした映画でも、「風」をテーマにした作品は過去にありました)。このことは知っていればわかりますが、知らないと、なぜに効率もさほど良くない風力発電やってるの?ということになるので、日本向けではここは注釈を入れても良かったかもしれません。
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