でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価
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小林薫演じる弁護士の理性が光る
暴力教師、モンスターペアレント、問題児。様々な角度から見ると、知らず知らずのうちに、自分を取り巻く環境が、そのどれかにあてはまってしまう危険性。ボタンの掛け違いの恐ろしさ。そんな世界を三池監督が鋭く切り込む。
息子のクラスの担任を暴力教師に仕立て上げる母親の目から見た映像。この映像は、いかにも三池ワールド。このまま行くと、あてどない三池ワールド全開と思いきや、それは最初だけ。その後の三池ワールドの全開を阻止したのは、濡れ衣を着せられた教師の弁護士役の小林薫。 彼の正義というより理性が前面に出た弁護士ぶりが、本作を完全にヒューマンドラマに変えたと言ってよい。また、モンスターペアレント役を演じた柴咲コウよりも、むしろ裁判で訴えられた教師を支える妻役の木村文乃のひたむきな演技に軍配を上げたい。
是枝監督の「怪物」もそうだった。食い違う教師の言い分と親の言い分の間で、子供にその軍配を委ねることの難しさ。父兄から言われると、同僚を少しもかばえない校長らの逃げ。大人の目と子供の目の平行線。それらを、不条理が横行する裁判の中で改めて痛感した。
やってないものはやってないんだ!
完全なでっちあげに貶められた人はどうしたらそこから立上り真実を証明するのか?
それは大変な作業であると言う事、そしてやってないものはやってないんだと声を出して伝え続けることの大切さを思い知らされました。
こんな事が本当にあったのかと信じがたいような事象ですが、本当にあったのだから恐ろしい現実です。
子どもの嘘から始まった出来事が1人の教師の人生を狂わせてしまう。
嘘を隠すためにまた嘘を重ね、挙句は全く事実ではないことを親に告げてしまう。
子どもの嘘から始まっていますが、親に問題があったのは言うまでもありませんね。
子どもを溺愛していた母親は養護施設で育ったことに対してやはりコンプレックスがあったのでしょうね。それを隠すためにプライドも高く保ちたかったのかも知れません。
自身の幼少期の体験、または成長期の不遇な出来事などが混ざり合い、歪な人間形成を作り出したのだとしたら、母親もまた社会の犠牲者だったと言えるのかも知れません。
演じた柴咲コウさんの不気味な佇まいは見事でした。
薮下先生にとっては家族の応援こそが最大の力。
その場の雰囲気に流されてしまったことが大きな過ちではあったのですが、ちょっと気の弱いところはあるけれど生徒思いの優しい先生だったのでしょうね。
綾野剛さん。細部にわたっての表情の変化などで演じる様はやはりさすがと言うほかありませんでした。
妻役の木村文乃さん、弁護士の小林薫さん、安藤玉恵さん、亀梨和也さん、美村里江さん、光石研さん、などなど豪華な顔ぶれのみなさんがそれぞれ出色の演技であったと思います。
善悪とは何なのか。誰がいつ貶められてもおかしくない今のこの時代に、心にずっしりと響きました。
いい映画を見ました
冤罪ものは観ていてホントに怖くなる
終始、綾野剛さんの悲痛な演技に引き込まれ、あらためて凄い役者さんだなあと痛感しました
実話ベースだから不謹慎かもしれませんが、内容自体は可もなく不可もなく、至って普通の冤罪もの、もっと捻りまくってくる驚愕の展開(例えば、でもやっぱり・・・とか)があるのかなあと思って観てましたが、展開が普通すぎて拍子抜けしてしまい、「ん?これで終わり?」みたいな感覚が率直な感想
本作は何しろキャスティングが豪華、実力派の演者さん達がいっぱい揃っていて、それだけで見応えがあります
が、役もあるかもしれないけど柴咲コウさんだけが浮いているのは気のせいか?やたら1人だけ浮きまくっているのが気になりました
しかもコウさんの演じた律子という人物は結局 何だったの?それにくっついているムダに日焼けしたダンナやそもそもの発端となった息子とかも何なの?と
あまりにも謎のまま終わっていく原告家族描写に悶々とします
その他キャスティングでは小林薫さんの演じる弁護士先生や木村文乃さん演じるどこまでも夫を信じ寄り添い続ける奥さんの存在に心救われ、とても印象的で良かったです
が、とにかくストーリー展開に対しては最後の最後まで消化不良で全くカタルシスを感じない、何とも後味のしっくり来ない作品でした
ホラー作品より恐い、実話
児童へのいじめが認定された体罰事件を実話。
2003年。体罰を保護者から告発される。
実名報道、マスコミの標的誹謗中傷、停職と、絶望するには十二分である。
追い討ちをかけるように
裁判では550人もの大弁護団
こうなると、流石に体罰教師と信じてしまう。
弁護士がみつかってないの言葉に寒気がきました。
弱々しく聞こえた言葉
「すべて事実無根のでっちあげ」完全否認。
なんで?こんな事に?不安というよりやるせなさ悲しみが伝わってきました。
校長の対応に怒りさえ覚えました。退職時の花束最悪。教育者、未来の社会に送り出す子供達育成であるはず、自分の部下も守らずその場しのぎ
退職金しっかり貰ってと思ってしまいました。
裁判を引き受けてくれた弁護士さん、最後まで信じてくれた家族がいてくれて、本当に良かった。奥さん、お子さん、想像つかないくらい大変
でしたよね。
勝手な思い込みですが告発したお母さんがご主人の気を引くための虚言だったのではと
真実がわからず、モヤモヤ感が残りました。
お子さん、どうしたらあんな酷い怪我したんだろうも気になり。
できるだけ脚色なしの映像作品とはわかっていましたが
実話とわかった上で鑑賞しても、感想としては、ただただ善良な教師の方、よくぞ心折れずに生きていてくれて良かった。
フロントラインの実話の感想と同じで、マスコミのあり方に疑問しか残りません。
綾野さん、柴咲さん、小林薫さん、圧巻の演技でした。
実話に基づくとは言え・・ストレスの溜まる映画
メドゥーサ柴崎
リスク管理への自惚れが増幅した不幸
映画は豆腐のように柔らかい人柄の教師が銃弾のような生徒の母親に激突されるという形に図式化されていますが、校長が両親に安易に迎合して認めなければ新聞もコンファーム不足で書かず、それを踏み台にした週刊誌の実名顔P報道もなかった可能性を考えると、リスク管理に過剰に自身を持った人の傲慢さが深刻な犠牲者を出す教訓話と受け止められました
どんな職場にもおられるでしょう
センセーショナルな言いがかりの恐ろしさ
本作品は実際にあった事件のドキュメンタリーということで、とても生々しさを感じながら鑑賞しました。
発端は些細な言いがかりだったけれど、上司の圧に屈して安易に謝罪し言質を取られたことでどんどん事態が悪い方に向かっていくさまはこのSNS全盛期をよく表していて、とても20年前の出来事とは思えませんでした。
教師自身の対応はともかく、発端となる出来事のレベルは誰にでも起きえることで、自分事になった時どのように対処すればいいのか考えさせられました。
たまたま両親の言い分がガバガバだったから助かっただけで、もっと巧妙だったなら殺人教師の汚名は晴れてなかったと考えると、トラブルにおける序盤時点での立ち回りをもっと学ぼうという気になりました。
同じシーンを母親側と教師側から表現する場面があったのですが、語り手によってここまで違ってしまうのかと震えました。事実はひとつ、解釈は無数とはよく言ったものです。
最終的には教師を信じた家族や弁護士に支えられて無実が証明されるわけですが、それに10年もかかったことや教師自身が失ったものなど、いろいろ考えさせられる作品だったと思います。
俳優陣の怪演にさすが!
報道が祭り上げるもの
何が真実で何が嘘なのか
見始めたら一人の教師の人生を
理不尽にぶち壊していく内容だった。
被害を訴える側を絶対視して、正義を
振りかざし相手を叩きのめす、この悪質な
手法は現代に残ってるのでは………。
毒親系ホラーでかなり闇深い。
柴咲コウさんがまるで人形でドールハウス
の人形よりドールっぽくて不気味。
綾野剛さんの演技の緩急は見事。
多面体演技は凄いと思う。
小林薫さんの物静かな演技が、途中から
救われて見やすくなった。
関わった校長や教頭は自分達の事しか
考えてないし、社会的に追い込まれ
報道が殺人教師に祭り上げていくのが
滅茶苦茶苦しいし、怖い。
そして、何より実話なのが残酷で恐ろしい。
確かな目を養いたい
せっかくの素材の良さが過剰な演出で台無し
事実を元にした映画なのに、わざとらしい演出でリアリティを奪ってしまうような場面が多々あり観ていてしんどかった。
映画の内容のすべてを「役者のセリフ」で説明するスタイルは本当に観ててつまらない。これくらい分かりやすく作らないと今のお客は観てくれないのかな。。
ただ主人公役の綾野剛さんの演技は凄く良くて、リアリティがあって良かった。「北の国から」の純くんみたいな感じで「心の戸惑い」やその人の持つ「本来の優しさ」などが伝わってきて、映画を観ていて(頑張れ)と応援したくなる感じだった。
しかし、それ以外のキャラの描き方はみんな弱く感情移入出来る人が全くいなかった。
登場する弁護人同士のやり合いも(相手を徹底的に論破し追い詰める!)といった覇気や緊張感も無く面白みに欠けた。
週刊誌の記者も(見た目)で観客を期待させときながら、記者という立場での正義を見せる場面などは無く、ただのモブで終わってしまったのも残念だった。
と、まぁ書き出せば不満の多い作品だったが、最後は彼の無実が認められて本当に良かった。
現実に起こりうる
怖い話。実話をもとにつくった映画。
恐ろしい😭
マスコミの破壊力は凄い
今はSNS等でも真実ではないことが拡散される
嘘も突き通せば真実になるのか😭
他人は信じれないのか。保身に走るわな笑笑
綾野剛さんの演技はもちろん、嘘を突き通す家族を演じた俳優陣、子役の子も良かった😀
亀梨くんや校長らはクズすぎたけど、おるんやろなあどこにも笑笑
けど怖かったな。感情がどこかにぶっ飛んでる感じで何を言っても通用しないんやろな。
木村文乃さんの夫を信じる姿勢、小林薫さんの弁護がみていて救われた😎
身の潔白は証明されたけど、失うものは大きい。
息子が教師にという部分は前向きに捉えるべきか笑笑
楽しく鑑賞ってわけではないけど、みごたえはあった。
すごいよ綾野剛
当時話題となった事件
でっちあげ
児童虐待ターンは1割くらい
あとは先生虐待ターンだから安心してほしい(?)
「拓翔が本当に苦しんでなくて良かった」で泣く。
仕方あるめえ。
善良な教師から潰していくのやめろ。
私はセンセーショナルな偽りに騙されて踊らされる大衆の一人になる自信がありますね。
こんなことSNS社会になってまろびでた社会問題が20年前にも勃発して、当時は冤罪と認定されたのに現在も変わらず何の進歩もないの根が深いなあと思いました。
こういう映画見ると当事者たちそれぞれの立場に立たないと、と思うのに、何故か週刊紙読むと週刊紙がワルモノ認定している方を悪だと決めつけてしまう…もう俺たちは駄目だ。次の世代に期待しよう。
綾野剛の説得力がすごかったです。
殺人教師してる時は「こいつわるいやつ!」だったのに、途中から「こんな善人おらんでホンマ」になるもんね。
どうなってるん。
綾野剛も柴咲コウも役作り後に後遺症バリバリ残りそうな役ばっかりでおばちゃん心配よ。長生きしてよね。
無実の罪で裁かれる恐怖
相手の嘘だけがまかり通り、こちらの言い分は誰も聞かない。
やがて無実の罪で裁判が始まる。
相手の弁護団は約500人。
鑑賞中、弁護団500人は盛りすぎかと思いましたが、
観終わってから事実をベースにした物語と知りびっくり。
誰しも、これまでの人生で大なり小なり無実の罪で理不尽な思いを経験し、それを乗り越えて成長してきたと思いますが、この映画の主人公は冤罪で克服できない破壊的なダメージを負います。
こんな事が実際にあったと思うと胸が苦しくなります。
綾野剛、柴咲コウ、共に凄い演技でした。
冒頭の虚偽のシーンと、その後の事実のシーンのギャップが凄すぎます。
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