「福岡で実際にあった冤罪事件を元にした衝撃作」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 ともやんさんの映画レビュー(感想・評価)
福岡で実際にあった冤罪事件を元にした衝撃作
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綾野剛演じる教師薮下誠一は、児童・氷室拓翔に対する対する体罰行為の冤罪をかけられてしまう。この氷室拓翔は問題行動を起こしたため、薮下が少しこづいてしまった。すると、その母親から体罰をしていると学校に訴えられてしまう。
校長が体罰をしたのかと問うと、薮下は軽くこづいただけみたいなことを言ったが、そこから話が膨らんでしまい、謝罪会見まで進んでしまう。そこで、謝罪会見をしてこの体罰の件を鎮めようとしたが、その謝罪会見からマスコミに繋がってしまい、全国的に殺人教師のレッテルを貼られてしまう。
一度冤罪をかけられてしまった者がどうなってしまうのか、一度殺人教師のレッテルを貼られてしまうとその払拭の困難さ、マスコミ、SNS、世に蔓延る情報が決して正しいわけではないと、冤罪事件を考えさせられる作品であった。
また、その冤罪をかけた母親はとてもサイコパスで恐ろしかった。人間のやることではないと思った。
綾野剛の絶望や苛立ちの演技がリアルだった。また回想での体罰教師のシーンと冤罪をかけられてる時の綾野剛のギャップが凄くて、最初は柴咲コウ演じる母親が悪役だとは感じれなかった。さすが大物俳優。
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