「せっかくの素材の良さが過剰な演出で台無し」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 はなてんさんの映画レビュー(感想・評価)
せっかくの素材の良さが過剰な演出で台無し
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事実を元にした映画なのに、わざとらしい演出でリアリティを奪ってしまうような場面が多々あり観ていてしんどかった。
映画の内容のすべてを「役者のセリフ」で説明するスタイルは本当に観ててつまらない。これくらい分かりやすく作らないと今のお客は観てくれないのかな。。
ただ主人公役の綾野剛さんの演技は凄く良くて、リアリティがあって良かった。「北の国から」の純くんみたいな感じで「心の戸惑い」やその人の持つ「本来の優しさ」などが伝わってきて、映画を観ていて(頑張れ)と応援したくなる感じだった。
しかし、それ以外のキャラの描き方はみんな弱く感情移入出来る人が全くいなかった。
登場する弁護人同士のやり合いも(相手を徹底的に論破し追い詰める!)といった覇気や緊張感も無く面白みに欠けた。
週刊誌の記者も(見た目)で観客を期待させときながら、記者という立場での正義を見せる場面などは無く、ただのモブで終わってしまったのも残念だった。
と、まぁ書き出せば不満の多い作品だったが、最後は彼の無実が認められて本当に良かった。
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