「ハルパの光」突然、君がいなくなって ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ハルパの光
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アイスランド出身のアーティスト、オラファー・エリアソンがデザインに参加した、会議場兼コンサートホールのハルパが、撮影に使われている。それが観たいがために、この作品を観た。蜂の巣形状の窓に、ところどころ着色してあって、光が柔らかく色付く。きれい。あと、ハットルグリムス教会もすてき。ウナと同じことをやる人が、これから出てくるに違いない。私もやってみたいが、アイスランドは遠すぎる…。
チラシには夏と書いてあったが、ウナや仲間達が外を歩く時は、ずっしりした上着(コート?)を着ていた。ということは、夏でもそんなに暑くないのね。地球温暖化の影響はどうなのだろうか。
ウナのベリーショートを見ていたら、やまじえびねのマンガを連想した。展開が静かな作風も似通っている。このままマンガにしても、まったく違和感ないかも。
クララは何となく、彼の気持ちが離れているのをわかっていたのではないだろうか。ウナと直接対面して、確信したと思う。2人は本来、敵対する関係だが、彼がいなくなったおかげで、悲しみを共有することになった。言葉を交わさずとも、肌を寄せ合いあたためあう。捨てられた子猫がぴったりくっついているみたいで、ウナとクララをまとめて抱きしめたくなった。
音楽はほぼヨハン・ヨハンソン、エンドロールが音楽なしというのは、潔い。
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