「前半ミステリー・後半混乱(ワタシの脳内が)」秘顔 ひがん ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
前半ミステリー・後半混乱(ワタシの脳内が)
予告編を観ていたので、なんとなく見えない部屋に幽閉される劇、みたいなのは予測していたので、あの部屋に閉じ込められるまでの経緯や登場人物たちの相関図を頭に描きながら、謎解き要素も加わって集中して観られたのでした(途中まではね)。
ところが、部屋にいると分かってからのマエストロ(ソンジン)のドタバタぶりや、スヨンの母親の、娘がいなくなっているのに緊迫感の薄い言動、そしてラスト部分のミジュに至っては、その場では何が起きているのか消化できず、一晩寝てから各人物の行動に自分なりの理由付けができた感じで、何だか不思議な作品を観たもんだなぁという感想です。
それにしても作品中で、あの物置が作られた理由として、先生のお父さん?ご主人?だったかな、が731部隊に所属していて……と話していたと思うのですが、731部隊と言えば日本軍の細菌兵器などを研究する舞台だったはずで、そこに韓国人が所属していたとしたなら、それは色々な事を恐れて隠し部屋の一つや二つ作るよな、なんて変な感慨も有ったりして。
韓国の映画をそんなに多く観てはいませんが、女優さんが脱ぐのも珍しいんじゃないかな?
何だか良いとか悪いとかを飛び越えて、だけど印象にはしっかり残る作品でした。
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