劇場公開日 2025年8月8日

キムズビデオのレビュー・感想・評価

全45件中、21~40件目を表示

4.0自分が昔の作品に精通していないのも有り、前半まったりムードで鑑賞も...

2025年8月18日
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自分が昔の作品に精通していないのも有り、前半まったりムードで鑑賞も···中盤からの怒とうの展開にハラハラ&ポカーン。

まさに事実は映画より奇なりな作品でした。

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こち

3.5映画だと痛快、現実だと狂人

2025年8月17日
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いつもは映画を観る前にあらすじをチェック。
しかし、今回は見忘れて鑑賞。
結果的には、それが功を奏した。

事前の知識は「ニューヨークの有名なレンタルビデオ店が、配信が主流の世の中になり閉店し、そこにあった大量のレアなビデオの行方を追う」という程度だった。

正直、個人的には前半は少し退屈に感じた。
しかし、終盤の予想外の展開には度肝を抜かれ、そこから一気に物語に引き込まれていった。

前半は、昔の名作映画の映像とともに、監督が「映画例え」のナレーションを畳みかけ。
おそらく古参の映画ファンは狂喜乱舞するような内容なのだろう。
ただ、私は2011年から突然年間100本以上映画館で鑑賞するようになったファンなので(しかも家ではあまり観ない)、昔の映画の知識が乏しく、正直、ポカーンとしてしまう場面が多かった。

それでも、前半で特に心に残った場面が2つある。

1つ目は、監督がキムズビデオのコレクションが保管されている建物に忍び込み、警報器が鳴り出したため必死に走って立ち去ろうとする場面。
その映像を観て、『電波少年』のことを思い出した。

もう1つは、キムズビデオのコレクションの保存方法が杜撰であることを知ったキムさんが、イタリアの政治家たちと話し合う場面。
キムさんは怒り心頭であるにもかかわらず、感情を抑えて冷静に諭すように話していた。
しかし、政治家たちは、言葉が通じないのをいいことに、現地の人間の間で舐めた会話をしていた。
これを見て、腐敗した政治家は日本だけではないことを知った。

中盤、2012年公開の映画『アルゴ』の映像が流れ、「この映画なら知っている」と思った。
その直後、監督がナレーションで耳を疑うようなことを語り、その後、まさかの有言実行する展開に釘付けになってしまった。
映画の中ならいくらでも観てきた場面だが、現実でそれを実行するのは狂気の沙汰だと、普通の人は思うはず。
まさかそれを現実に行う場面を観ることになるとは想像もしておらず、とても興奮した。

その後の、監督がキムさんに報告する場面も印象的。
キムさんがどのような対応を見せるのか興味深かった。
しかし、冷静に考えれば、キムさんもキムズビデオの経営で法を無視していたことを考えると、監督の味方をするのは当然のことに思えた。

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おきらく

3.5フィクション?ノンフィクション?

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

なんだか映画好きにはたまらない映画でした。
え。これ、まじでノンフィクションですか??

VHSで育った世代としては、保管状況が気になるところ。

パンフレット欲しかったけど、売り切れでした。残念。
売店でVHS売ってたのが、いきでおしゃれだと思いました🎵

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Sakiko

3.5笑顔と表情からキムさんの歴史を見た思い

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

ドキドキ

カワイイ

すごい映画愛&レンタルビデオ愛!デビッド・リンチの作品2本とフェリーニの映画2本が挙がっていて嬉しかった。ジャッキー・チェンのお面が笑顔で可愛かった。

キムズビデオが「保管」されていたサレーミに関心を持った。街全体が蜂蜜色でシチリアのノートとかプーリア州のレッチェみたいだと思った。警察署長は流暢に英語を話していた(本当かな~)。市長は注文の多い人だった(フィクション市長?)。サレーミの人達がシチリアの言葉でなくてスタンダード・イタリア語を話していたようなのが不思議だった。wikiで調べた:サレーミはシチリア三角の西端にある小さな街。1270年はペスト、1542年はイナゴ大発生、1740年は土砂崩れ、1968年は映画でも言及されていた大地震。どの国も地域も襲うパンデミックや自然災害はこの小さな街も例外にしなかった。でもキムズビデオ到来は凄い例外だ‼️

何万本ものビデオとDVD、見ただけで頭がクラクラした。ビデオは昔は一万円以上とすごく高かった。自分では買えないから母親に買わせたというか、買ってもらったことを思い出した。

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talisman

4.0NYにあったレンタルビデオ店「キムズビデオ」

2025年8月16日
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鑑賞方法:映画館

1987年、韓国系移民のキム・ヨンマンがニューヨークのイースト・ヴィレッジに開業したレンタルビデオ店「キムズビデオ」。世界中から収集された膨大なビデオコレクションにより25万人の会員を有する映画ファンの聖地となったが、ビデオレンタル時代の終焉とともに2008年に閉店した。

「キムズビデオ」のことを全く知らなかった自分は序盤でその歴史と存在の大きさを知る。

中盤からはコレクションの行方を探す旅。結果、シチリア島のサレーミという村に移設され、劣悪な環境に放置されていた。

ホコリをかぶった唯一無二のコレクション。
前代未聞の奪還作戦が始まった。

本作の監督でありキムズビテオの会員だったデイヴィッド・レッドモンの映画愛が炸裂する必見のドキュメンタリーになった。

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エロくそチキン2

3.5ニュー・ビデオ・パラダイス

2025年8月16日
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かつてニューヨークに実在したレンタルビデオ店、キムズビデオの膨大なビデオライブラリーの行方を追うドキュメンタリー作品です。まず、胸を打たれるのは、世界各国から希少なビデオをかき集める韓国移民のキムさんと、そのビデオライブラリーを惜しんでイタリアまで追いかけるレッドモン監督、この二人の限りない映画愛と情熱です。確かに配信サービスの方が便利なんだけど、ビデオカセットやDVDのように手に取れる形があるからこそ、映画作品を実体のあるものとしてとらえることができると思いました。(わたし自身、いまだに本当に好きな作品のDVDを買っています。)正直、映画の作り方としては粗さが目立つけど、それを補って余りある映画への幸福な情熱が感じられて、いい気分でした。

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シネマディクト

4.0配信kills the Video Store

2025年8月16日
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鑑賞方法:映画館

いやー面白い! 大量のビデオテープとDVD奪還作戦! ウソのようなホントのような話。
80年代NYにあった伝説のビデオショップ「キムズビデオ」。店内の映像から、そのタイトル数とジャンルの膨大さが伝わってくる。バンドが演奏してたりして、映画オタクだけじゃなくカウンターカルチャーオタクも引きつけてたのかな。いやもう収蔵数5万超に及ぶ映画たちと同じ空間にいるというだけでワクワクするよねー! 映画オタクとしては。
謎めいたキムさん、シシリーの顔役、一度もカメラを見ない警察署長、役者やのー(ちょんわちょんわ)!
ヒッチコックやらゴダールやらチャップリンやら、映画の神々が降臨する。そして強奪する。脱法ドキュメンタリー。権利関係の弁護士が大活躍したに違いない。

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くーにー62

3.0どこまでが真実かという面白さ!

Kさん
2025年8月16日
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鑑賞方法:映画館

リアルドキュメンタリーと思わせつつ、
創作が入っていて巧みな構成でした。

映画のワンシーンを引用して
説明するシーン大好きです!

大型の作品よりコアな作品を好む
自分としてはかなり刺さりました。

価値観がわからない人に渡ってしまうと
無関心で雑な扱いをされ放置…。
とても悲しい気持ちになりました。

5万5000本だなんてまさに宝の宝庫。
映画愛あふれる監督の熱意が伝わってきました。

特典の特製VHS背面用ラベル嬉しかったです。
考えてくれた方ありがとうございます!
上映館もっと増えてほしい!

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K

3.5モキュメンタリーじゃなくて?

2025年8月15日
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マジでこれが全部事実なら
イタリア人があまりにもおおらかというか大雑把というか

それでいいんだ?(笑)

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龍神

4.0事実は映画より奇なり

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

驚く

こんな事が起きちゃう(起こしちゃう)のか!というまるでフィクションのようなノンフィクション映画。

自分がキムさんだったらあんな懐の深い振る舞いはできないな…

映画とVHSに心狂わされた監督のトンデモな作品。

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はちつー

2.5確かに数奇な運命。

2025年8月14日
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だとは思うけどそれがこの作品の魅力かと言うと…自分には良さがよくわからなかった。価値あるビデオがたくさん、と言うけどそのビデオ達の価値の説明がほとんどないから感情移入できなかったしな〜。

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peanuts

4.5コーエン兄弟

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

80年代のレンタルビデオ勃興期はこの映画同様、海賊版やダビングされたビデオテープが貸し出しされていたことを思い出した

我が故郷の岩手は当時民放2局しかなかったため、ある繁華街(大通りデスネ)にあったレンタル店では東京のTV番組のダビングテープが

当時中高生だった自分、プロレスコーナーで「世界のプロレス」のVHSを発見して一人興奮した記憶がよみがえる

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たれぞう

4.0面白かった

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

驚く

めちゃ面白かった
先が全く読めなくてハラハラドキドキ

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むーらん

3.0伝説のビデオ店

2025年8月12日
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これ本当に脚色ナシのドキュメンタリー?

狂気じみた映画愛からくる突拍子もない行動やイタリア人の尋常じゃない寛容さ(というか興味のなさ?)などに驚かされる。

物語としては本当にドラマティックで、ルパン並みの大胆さでマフィアが絡むイタリアの島から大量の「お宝」を盗み出し、ブラックジャックの様に結果として後から両者が良いように丸く収まるという出来過ぎなくらい痛快なストーリー。

オーナーだったキム氏は如何にもって感じの韓国系移民だけど、失礼ながら映画好き特有のオタクっぽさを全く感じさせず、風貌や佇まいはビジネスマンの様で興味深かった。

90年代は自宅の近所にも著作権ガン無視の海賊版や販売しているはずがない映像が収まってるVHSが普通にレンタルするお店があり個人的にはホントに良い時代だったが、新生キムズビデオは現代でもその存在意義を見出す事ができるのだろうか。

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カツベン二郎

4.0あっという間に駆け抜けた87分間!

2025年8月12日
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え?なに??
え?ホント??
どうして?え?え?
ってなってるうちに
最後のおゎぁぁぁぁぁあーに到達してたw
なんぢゃそりゃww

映画が好きな人なら見ておいて損はない作品。
これを観たときほど『もっといっぱいホラー観ておけば楽しめただろうに!!』と後悔することはないと思えるほど、過去作いっぱい登場☝️ほとんどが観たことない作品でした💦←そりゃ仕方ないわな。やっぱり“映画における印象的な名場面”って圧倒的にホラー作品に多いのねー(シミジミ)

あまりにモキュメンタリー仕立てのぶっ飛んだ話だったからつい映画のラストが本当なのか検証しちゃったわよ!ネタバレ回避のためにリンクは貼らないけど正真正銘のガチでした💜事実は小説よりも奇なり。

#ホラー好きに観てほしいオマージュフル作品 #ドキュメンタリー作品

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らまんば

4.0面白いとはいえ・・・

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

驚く

ビデオの魅力を知っている自分にとって、非常に興味深い作品でした。巨大レンタル店への畏敬、発見発掘する喜び─一日中入り浸り・・・見るのが目的なのか選ぶのが目的なのか・・・延滞して見ずに返すなんてざら・・・そんな記憶が蘇りました。
大切だったものを大事に思うことは至極当然だと思うのですが、いくら思い入れがある、希少価値が─といわれてもビデオなどが遺産とするのはちょっと・・・しかも、海賊版やその複製品すら含まれているのに─。映像作品は価値あるものと思えますが、パッケージそのものを永遠になどとは思えないのですが、まぁそれは人それぞれの価値観の違いがあると思うので─。
その思い入れを奪還しようと奔走する映像は、ビデオを知る知らない関係なく、かなり面白いのでは。キムズビデオの取引に隠されたウラの話も結構興味深い。一方的な目線であるとはいえ、リスペクトの無さ、無礼な態度、単なる道具等々、めっちゃムカつきます。だからといって犯罪はダメだと思うのですけど、爽快でした。半ばその危ない行為を肯定するような作りにしなければならなかったとは思うのですけどねー。とはいえ、何気に取材や撮影は相当の勇気が必要だったのではと察せられます。所々でかなりドキドキさせられましたし─。
解決したような微妙な落ち着き方もまた・・・恥の上塗りというところもあってちょっと笑えましたが・・・その未来は決して明るくはないなぁなんて思ってしまいました。
でも、色々とその想像力と行動力には脱帽です。

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SH

2.5キムズビデオ、その運命より魅力が観たかった

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

オープニング、街ゆく人々へのインタビューや元店員たちの証言。
その誰かが言っていた、変な映画で学ぶ秘密基地の様な存在。
時代の流れで消えていったレンタルビデオというカルチャー、その究極といった魅力を郷愁とともに感じたかった。
ただ映画はその運命を辿る外側が中心で、本当に見たかった内側への切り込みが物足りなさ過ぎた。

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ケージ

4.0うっひょー、山のようなVHSビデオwww やっぱ物理の力よw ミニ...

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

幸せ

うっひょー、山のようなVHSビデオwww
やっぱ物理の力よw
ミニシアターも消える世界
レンタルビデオって何?ってなっていくよなあ。
出向いて、手に取って、運んで帰って
ガチャガチャデッキに入れて再生ボタン
ルールは守んなきゃいけないがw
クレイジーな場所の素晴らしさよ!

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とりから

3.5刺さる人には刺さる それでいいでしょう

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

面白かった。編集もテキパキとしていて。ニューヨークにある伝説的なレンタルビデオショップ。その店舗内の映像が出てきた時、東京にも似たようなところがあったな、といろいろ思い出す。VHSテープはそれだけでも青春だ。モンタージュされて出てくる見たことも聞いたこともない映画のリスト、映画ってほんとうに世界中に転がってる見果てることのない人たちの残した夢の産物(残骸)なんだな、と思った。

そしてこの懐かしいレンタルビデオ屋は当然なくなってるのだけど、そのビデオを残そうという動きがあって、それが一度着地する。しかもイタリアのあのゴッドファーザーの地元シチリアのサレーミに保管されるという。そんな都合のいい話があるのかと思ってそこを追跡してみると、、ということなのだけど、そこはイタリア人らしいアバウトさで放置され、見るに見かねてそれを奪還しようというシネフィルならぬビデフィルたちの冒険。キム社長もうさんくさいが金持ちはだいたいうさんくさい。この辺の適当な資本家側とマニアックな現場の人たちの差は世界中どこでも同じ。自分たちの行動をだいたい映画作品になぞらえてしまうのもシネフィル的で微笑ましい。うらやましいのはそれらの映像をドーンとはめ込めているところ。せっかくなので引用されている映画の作品名も翻訳したらいいのに。ラストの奪還作戦に出てくるイタリアの仮面文化にあわせて、伝説の映画人たちのお面も微笑ましい。なんかホドロフスキーのリアリティのダンスを思い出した。

よくよく考えたら映画好きでもなければVHSなんかもゴミでしかなく、このドキュメンタリーもシネフィルでなければなんでもない話なのだけど、そこからみたら「たまらないもの」なんだよな。映画館に置かれてた80年代の洋画のVHSテープの箱を見て、もう二度とショップでパッケージの背表紙を見ながらまだ見ぬ映画を持って帰るかどうするか想像する時間はやってこないんだな、と、かつてそれに費やした時間を思った。そのほとんどが自分の青春だった。

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ONI

4.5タイトルなし

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

正当性よりも愛すべきおたくばかとして楽しむ映画かなと思いました。終わり良ければ全て良し。
キムさんは色々修羅場を潜り抜けて来たんでしょうね。控えめながら怪人物感が光ってました。
その昔、高円寺にあったオービスを思い出し懐かしくなりました。

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よす