「誰かが決めた女性」ブルーボーイ事件 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かが決めた女性
脚本から演出まで、丁寧に丁寧に作られた作品。トランスジェンダーが主役のストーリーでしたが、これはあらゆる差別や偏見と闘う人々の話にも思えました。
彼らを差別する保守派の人が、軽率さ軽薄さが嫌い(風紀が乱れるという意味ですかね?)と話していました。
そういう風に考えるのですね。
2025年になっても我が国がジェンダー平等も夫婦別姓も一向に進まないのはこういう考えの人、好き嫌いでしか物事を考えられない人がいるからでは?むしろ、この保守的な考えが国を衰退させているのに、大丈夫か日本は。
恋人と別れてまでも証言台に立つサチ。そしてサチは誰かが決めた女性像にずっと苦しんできたみたいなことを語りましたが、女性である私も本当に同感です。
誰かが決めた〇〇に苦しんでいる人、少なくないというか多いと思います。
日本やトランスジェンダーに限らず、今地球上で生きているあらゆる人々をカテゴライズして差別すること。それには、強く抵抗して連帯していこうと改めて思いました。
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