劇場公開日 2025年5月16日

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「舞台挨拶に刺さった」わたしの頭はいつもうるさい ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 舞台挨拶に刺さった

2025年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

斬新

癒される

舞台挨拶つきで鑑賞。主演の宮森玲美さんと友人役の笠松七海さんの掛け合いが面白かったです。結構宮森さんは笠松さんにむちゃぶりするんですね。笠松さんはそれでも役を演じる上での心構えというか、想いをおっしゃていました。主演ではなくても、自分の役の「物語」を演じるつもりでやっているそうです。ここは刺さりました。この映画はいわゆる「私語り」の映画ですが、観ている人は「私」以外の物語も求めていると思うので大事なことだと思いました。
場所を変えて、おかわり鑑賞しました。また、舞台挨拶にも参加させていただきました。Q&Aのコーナーもあり、直接質問することができました。笠松さんのことですが、実績のある方なのですね。大変失礼しました。また宮森さんが笠松さんに無茶ぶりしていたのではなく、「私は少女Aのような記号になりたくない」というのは、笠松さんの持論ともいうべきことで、それらはパンフの中の対談に載っていました。ちゃんと読み込んでから質問すればよかったですね。それでも嫌な顔一つしないで丁寧に答えていただき有難かったです。家に帰ってから、映画のシーンを思い出したりパンフに載っている脚本を読み返してみると、笠松さん扮するゆうこは宮森さん扮するノゾミの人生の節目節目に現れて、重要な示唆をその都度与えてくれるノゾミにとって欠くことのできない存在であることが改めてわかりました。宮森さん、笠松さん今後の展開に期待大ですね。

ひろ702