「昭和の、東映プログラムピクチャー二本立て興行の、エロ寄りの一本。」娼生 t2lawさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の、東映プログラムピクチャー二本立て興行の、エロ寄りの一本。
80年代から97年の公娼制廃止ごろまでの台北。モグリの茶館の売春婦を主人公にしたドラマ。雰囲気は溝口健二監督の『赤線地帯』(1956年)。それぞれの事情を抱える女たちの群像劇。田舎から歌手に憧れ、騙されて日本に娼婦として売られていった主人公を軸に、東映映画のようなテイストで描かれる。どちらかというと、ポスタービジュアルに惹かれ、期待もしてなかったが、結構な佳作だった。
コメントする