「裸一貫でトップ女優に上り詰めたアメリカのセッ◯スシンボルの生涯について」マリリン・モンロー 私の愛しかた カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
裸一貫でトップ女優に上り詰めたアメリカのセッ◯スシンボルの生涯について
マリリン・モンローの生い立ちや死因は過去にも多くの読み物である程度は知っていたが、改めて当時の写真や映画、ニュース映像を交えながら観るとまあまあ説得力を感じるし、ほんの少しだけだがエンタメ性もあって面白かった。
スケールは違うが、セクシーなビジュアルで人気を博した娘が本格的な演技派を目指すがイメージが邪魔し苦悩するという話は割とどこにでもある話だが、彼女は元祖みたいなところか。
子供の頃から(セルフプロデュースもあっただろうが)周囲より抜きん出て美しくセクシーだった事から常に男たちが関係を持ちたがった一方で、彼女自身が望む仕事を得るために結果として「女」を使ったというのもまんざら大袈裟な表現では無さそう。
出生から亡くなるまで小児性被害、母と祖母の精神病院入院、祖母に殺されかける、洗脳、複数人の愛人、3回の離婚、流産など私生活では、パブリックイメージ通り、不幸せでダーティなものだが、薬の過剰摂取による最後については、ケネディ家が国家機密情報漏洩を危惧しCIAがマフィアを使い殺害したという陰謀論をまんま採用しておりエンタメ寄りの面白い作りとなっている。
生涯を通し愛情と名声を追い求めた時代に翻弄された1人の女性の物語です。
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