「香港の大災害映画」カウントダウン imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
香港の大災害映画
大陸資本参加の香港粤語(広東語)映画。
香港政府が原因ではないので大陸上映OKです。
違法産業廃棄物から火災、消防が駆けつけるも大爆発、そして放射能漏れ。迫力があり見応え十分であるが、場面の多くは消防隊が活躍する現場と[アンディ・ラウ]のいる指令室がメインで場面の変化が少ない。
臨時指揮官の[カレン・モク]は当初隠蔽体質であったが、後にしっかり根本の原因に立ち向かうし、[アンディ]の政府事務方も単に言われた事のみでなく自分の意見を持てたのも良かった。
裏の豪邸は高層マンション群だった。この点に何も語られていないので、住民はいないのかどうなんだ。
貯水池もすぐ理解できなかった。飲用や農業用のため池だと思っているので、あの柱の空間は何なんだ どこなんだと。
それぐらい時間をさいて説明しろよ。そのくせ時間が全くないカウントダウン状態なのに妙な時間を費やす。
台風の降水時間までほぼ誤差なしに当てる20年前からの中国の技術力恐るべし。
実際にあり得る規模の大災害を描く事と、使命感に燃える消防隊の「命の交換」という重いテーマもあるので、素直にエンターテイメントとして見ることも難しい。その点で採点を厳しくなってしまった。
日本での上映時間は136分。本国上映時間は138分。詳しくはパンフレットに載っているが、公開1ヶ月後にラスト3シーンがカットされた模様。実話に基づかないフィクションだからそれで良いのでは。
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