「自発光&自発熱する物は危険でしょう」カウントダウン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
自発光&自発熱する物は危険でしょう
廃棄物収集所で発生した火災と、そこでみつかった放射性物質に対処する消防隊と専門家と政府の話。
1996年の事故の様子で登場人物の相関を軽くみせた後、2007に廃棄物収集所で火災が起きて巻き起こっていく。
ファンと義弟の拗れた関係とか感情優先な態度とか、ありがちだけれどなんだかね…と思っていたら放射性物質がーとか致死量の放射線がーとか言っているのに根性論みたいな感じも見え隠れ…そんなアホな。
しかも完全にムダ死に選ぶヤツがいる展開って、いくらなんでもリアリティに欠けるよね。
責任者の保身とか判断の遅さ、そしてそんな事情は知ったことか!な正論を述べるファンの苛立ちと葛藤とか、鬼気迫る現場の様子は良かったけれど…根性論が先に立っているからか、都度都度の放射線量の状況とか危機感がわかりにくかったり、泣かせどころ演出がまどろっこしくてテンポを乱すし、これだけの尺を使っておいて、しかもフィクションなのに終盤字幕でストーリー補完って…。
面白かったけれど、もうちょいスッキリ上手く作ってくれたらと勿体なさを感じた。
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