劇場公開日 2025年5月17日

能登デモクラシーのレビュー・感想・評価

全22件中、21~22件目を表示

4.0過疎と震災、政治と生活

2025年5月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

石川県穴水町の元中学校教師の男性が、農業とボランティア活動をしながら手書きの新聞を発行する様子を追ったドキュメンタリーです。その男性滝井氏は80歳だそうですが、無尽蔵にも思えるほどのバイタリティーで活動しています。見る前は町長の所有する施設にまつわる問題が主なテーマだと思ってたんですが、能登の人々の暮らしぶりにも結構時間が割かれていました。こういう過疎の地域で暮らすことの大変さをしみじみと感じました(一方で非常に豊かな面もあると思います)。滝井氏は優しい性格ゆえか鋭く追及するという感じではなく静かに寛容に対処しているように見えました。そこは最後に監督が代わりに追及していましたが。町民も、しがらみのせいか思っていることをはっきりと言える人はいないようで、彼のような存在がいなくなれば政治家のやりたい放題になってしまうだろうと思います。五百旗頭監督の今後の活躍に期待しています。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
むっち

4.0限界集落から見えてくる政治と民主主義とメディア。そして愛。

2025年5月18日
Androidアプリから投稿

能登半島の限界集落、穴水町。

XY(旧ツィッター&YouTube)が政治に影響を与える昨今、スーパーオールドメディアである手書き新聞を発行するおじいちゃん。彼の存在は穴水町議会や穴水町住民にどういう影響を与えるのか。

加えて、おじいちゃんのパートナーさんの存在もこの映画に深みと彩りを与える。
※出来れば御夫婦のシーンだけを延々と見ていたかった。

映画『はりぼて』を想起させるようなシリアスな場面も。

彩り豊かな映画体験でした。
パンフもオススメです。

今、観るべき映画です。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
Cookie