「親友=秘密を打ちあけられる人」親友かよ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
親友=秘密を打ちあけられる人
この映画における親友の定義は、秘密を打ちあけられる人・・・ということらしい。
映画が始まるやいなや亡くなったジョー。
ジョーの彼女が仲が良い人ひとりだけには教えていいよ、と言う。それは親友だろうと。
主人公ペーはきっとジョーと親友と呼べるほど仲良くしなかったことを
後悔していただろう。亡くなって初めてその人を深く知ることで、
ジョーの気持ちがわかっていく、寄り添えていく、というのは何とも切ないが
さもありなんとも思う。
ペーがジョーの親友ではなく、ペーの嘘だと見抜くボーケー(女性)もまた切ない。
彼女はきっとジョーの友達以上になりたかったのだろうと思うが、
ジョーには好きな子がいた。で、亡くなってしまうという。もう思いを告げられないのだ。
高校生の多感な時期に、
映画づくりを通して思いを通わせていくうちに、精神的に成長していく彼ら。
みんなの思いを大事にしていく様は、
なんとも瑞々しい気持ちにさせてくれる映画だ。
そしてタイという国の文化的なことも垣間見え、とても勉強になった。
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