佐藤さんと佐藤さんのレビュー・感想・評価
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スクリーンに立ち並ぶサンプル
今も今までも普通に真面目に生きて来た。なのに辛い、苦しい、報われない。そんな現代の病理、多様な価値観、そしてこれから。色々なサンプルが並ぶショーケース。これらを見ながら、自分の生き方を見つめ考え、正解のない道を捜し歩くしかない。
自立vs自立
司法試験に落ち、塾講師のバイトをしながら独学で勉強し次を目指す男と、彼を応援しようと一緒に勉強したら、一発で受かってしまった彼女の話。
37歳弁護士として働く彼女をちょろっとみせて始まって、22歳の大学生の頃の馴れ初めから今までを追って行く展開でみせて行く。
コヒ研…からの27歳で司法試験失敗という話しの転がり始めだけれど、大学時代その後は何をしていて、いつから司法試験を目指したんでしょ?
彼女の司法試験合格で、微妙な空気になるのはわかるけど、その後も含めてこの男はスネオが過ぎること。
確かに彼女も時々言葉選びが良くないところはあったけれど、どちらかというとウジウジめんどくさい男だな…からのこの結末だし、タイミングを考えず勢いで出来てしまった子どもが障壁になってしまっていて、親になれていなかった2人にもみえたけど、最後はなんともやり切れないけれど、なかなか面白かった。
岸井ゆきのと言う女優の素晴らしさ
夫婦生活を続けるのは継続的努力が必要
ダンス好きで活発なアウトドア派の佐藤サチと、繊細で真面目なインドア派の佐藤タモツは、22才の時自転車置き場で出会い、正反対の性格なのになぜか気が合い、ほどなくして交際が始まり、一緒に暮らしはじめた。5年後。弁護士を目指すタモツは司法試験を毎年受けていたが不合格が続いていた。そんなタモツを応援しようとサチは一緒に勉強を始めた。3年後、タモツは不合格が続いていたが、サチだけが司法試験に合格してしまった。申し訳ない気持ちのサチと、プライドを深く傷つけられたタモツ。そんな中、サチの妊娠が判明し、2人は結婚することになった。産後すぐに弁護士として働きはじめたサチに対し、タモツは塾講師のアルバイトをしながら息子の世話や家事をこなし、司法試験の勉強に集中できずにいた。忙しい生活を送るなか、育児に対する考え方も全く異なる2人は対立し、絶妙に保たれていたバランスが次第に崩れていき、タモツは離婚をきりだした。さてどうなる、という話。
タモツだが、真面目なのはわかるが、試験に落ち続けるというのはやはり反省も対策も出来てないわけで、頭が悪いなぁ、と思った。
サチも、せっかくタモツが作ってくれた弁当を食べれなかったのなら捨てて帰るなど、忙しいのはわかるがもう少し気遣いをすべきと感じた。
中島歩の相談の件はあまり現実味がないからどうでも良いが、ダンカンの件は仕事を一生懸命やってただけで妻の気持ちを考えなかったツケは50年経っても残っているんだと神妙に受け止めた。あなたと居るのは苦痛でしかない、なんて言われたら自分の人生何だったんだ、って思ってしまう。
夫婦生活を続けるのは相手を尊敬し感謝する継続的な努力が必要だとあらためて思った。
佐藤サチ役の岸井ゆきの明るさと大胆さ、佐藤タモツ役の宮沢氷魚の神経質さ真面目さ、どちらも適役だった。
面白かった。
【”司法浪人の男は辛いよ!そして、結婚の様々な形。”今作は、前半はホッコリクスクスコメディ調で展開していくが、後半は「ミセス・ノイズィ」の監督らしい”様々な結婚の在り方”を描いた映画でありました。】
<Caution!内容に触れています。>
■大学で知り合った、佐藤保(宮沢氷魚)と佐藤サチ(岸井ゆきの)は、妊娠を機会に結婚する。
保は司法試験合格を目指すが、中々合格出来ず。
一方、会社勤めのサチは”チョっと、受けてみようかな。”と言う感じで勉強したら、ナント合格である。ビックリ!
だが、それがきっかけで二人の間には、微妙な距離が生じてしまい、徐々にその距離は広がって行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・宮沢氷魚演じる佐藤保が、息子のおむつを変えたり抱っこしたりする姿が、板についている。(そりゃ、そーだろうよ。)
だが、劇中の保の心中は複雑なのである。何と言っても妻は弁護士になり、”食わせて貰っている。”立場なのだから・・。
で、毎年毎年司法試験に落ち続け(と言うか、年によっては願書すら出せない・・。)彼は現実逃避を始めるのである。
アパートの隣室の失火により、一時的に東北の田舎に帰った保は、同級生達と毎夜飲む中、同じ学校だった先輩女性(佐々木望)に、”結婚してなかったら、受かっていると思うんですよね。”などと口にしてしまい、呆れられるのである。
更に、サチに対して”こちらで三人で暮らさないか”と電話で言ってしまい”逃げてるでしょ!”とバシッと言われてしまうのである。
格好悪いなあ。
■今作では、佐藤保と佐藤サチのキャラ設定が、上手いのである。
保は真面目で不器用なのに対し、サチは思った事は口にし、即実行で社会性もあるのである。
■印象的な登場人物達の、様々な夫婦関係
1.冒頭に登場する、離婚調停の際に弁護を担当するサチに対し、妻の事を”女性として、駄目なんですよ!”と宣う男(中島歩:こういうイタイ男役を演じさせたら、天下一品である。)に対し、ラストシーンでサチが皮肉たっぷりに言う台詞”では、料理も家事も完璧な夫と言う線で行ってみますか!”。
2.結婚50年にして、妻に愛想を尽かされ会っても貰えずに離婚を申し立てられている”俺が食わして来たんだ!”オジサン(ベンガル)。
ー あのさア、男である私が言うのもなんだけど、それって完全なNGワードだよ。主婦業って労働時間の長さと休みの無さで言えば、男の仕事より過酷だと思うけどなあ。数年前の経済紙フォーブスで【主婦の年収は、時給換算して、一千万!】と出た事、知らないのかな。
あとは、エラソーで申し訳ないが、オジサンの決定的な欠点は
”妻に対する感謝の気持ちが無い。妻の言葉を聞かない故にコミュニケーションを取っていない。”事だと思ったな。
それにしても、妻から“貴方といるのは、苦痛でしかない。”とは言われたくはないし、言われるような行動、言動を取ってはイケナイ事を学ぶシーンでありました。ー
3.サチの友人女性。夫に浮気され離婚に傾くも、自身が管理職になり夫とよりを戻し、二人目の赤ちゃんを授かるのである。
ー サチと同じく、自立する女性像であろう。ー
・で、到頭、サチに対し保が”離婚するか・・。”と言ってしまった時にサチが言った言葉。”養育費、払えるの?”イタタタタ。
保は必死に”合格したら・・。”と答えるのが、精一杯なのである。
目出度く、保はギリギリ10年目にして司法試験に合格するのだが、祝いの席で彼が口にしようとした事を察知して、サチは彼を会場外に連れ出すのである。この辺りも保の不器用さが出ていると思うのである。
だが、二人は別れても”良好な関係を保ち”子供を交互に預かり育てて行くのである。
<今作は前半はホッコリコメディかと思いきや、後半は「ミセス・ノイズィ」監督らしい”結婚の在り方”を問う映画でありました。>
もし結婚してなかったら
しんど
2025年劇場鑑賞334本目。
エンドロール後映像無し。
劇中大体相手のことを考えなくて破局する宮沢氷魚と、劇中大体ろくでもない男と付き合って破局する岸井ゆきのが夫婦ということで、そりゃ破局に向かって一直線でしょうね。予告で結末言っちゃってるんですけどね。どうなるんだろうみたいな余地残しとけや。
司法試験に落ち続ける男と、勉強の手助けになればと一緒に勉強したら一発で受かっちゃった女の話で、そこに結婚と育児が重なってどんどん男が追い詰められていくのがしんどいですよね。
分かんないですけど、プロゴルフ試験みたいに本番に弱くて落ち続けるなら何回も受けているうちに受かる事もあるのかもしれませんし、オーディションならハマり役に出会えれば一発逆転もありうるのかもしれませんが、似たような試験に何回も落ちるのはもう無理なんじゃないの?と思ってしまいます。逆に何をそんな勉強することがあるのと・・・。
丹念に夫婦生活が破綻していく様が描かれていて結構しんどかったです。自分には縁のない世界ですが・・・。
いい映画です。ところで来年から離婚時には共同親権も選択できるようになる。
岸井ゆきのはこの映画についてのインタビューで「サチとして、タモツいろんなことに気づいてあげられなくてごめん」と思ったといっている。また「結婚しているか否か、恋人がいるか否か、そして女性か男性かによって、十人十色の感想がある」ともいっている。スライス・オブ・ライフの極み、一つの夫婦の出会いから離婚までを観察日記として追いかけた作品であり、観る人の体験や人生、結婚観によって印象は確かに大きく変わるかもしれない。
この映画は、サチってなんか嫌いとかタモツ理屈っぽすぎる、といった好き嫌いだけで観るのではなく、お互いの立場や感情を受けいれようともがき続ける者たちの物語として受け取ってほしいものだと思う。
確かに、二人とも苗字が佐藤であるため、名前の問題という日本独特の結婚時の悩みはクリアされている。また二人とも法律を学び、法律を職業にしようとする者たちであるので、夫婦喧嘩をするにしても理性的である。最初と最後に出てくる中島歩が演じる典型的なモラハラ野郎や、ベンガルが演じている奥さんに愛想をつかされたダメ亭主とは人間性、人権意識がまるで異なる。でも私は配偶者にひどい目にあわされた、こんな現実離れしたお話なんてと一刀両断するのではなく、夫婦で最も大事なのは常に相手に立場を考え、できる限り誠実であろうと努力し続けることだとこの作品はわかりやすく例を示しているのであると受け止めて欲しい。
そう、エンパシーと修正力なのである。結婚は。この二人の場合はエンパシーは十分だがそれぞれの立場や主義があり修正が働かなかったということだと思う。
でも世間にはそもそもエンパシー自体が欠如しているもの、誤ったジェンダー意識によってエンパシーが正しく機能しないものも多く存在するが。
そうそう、最後のシーンでは、二人はおそらく離婚して別居しており、親権はどちらが持っているか分からない。ただ、保育園への送り迎えなどは夫婦で分担していることが示される。来年四月からは改正民法が施行されて共同親権の設定が可能となる。今まで母親しか取れなかった親権が父親にも取れるようになったと誤った理解する向きもあるが(今でも父親も単独親権をとることはできる)むしろ子の監護を父母が協力して推し進める、つまり子の成育に両親のリソースをより使いやすくするためのものである。共同親権下でのサチとタモツの物語も観てみたい気がする。
繊細かつ率直
ジェンダー間の不平等とそれに対する無自覚さを、岸井ゆきのを通常の男性の位置に置くことで繊細かつ鮮やかに描き出す。
比較対象とすべきステレオタイプとしてベンガルと藤原さくらを配置することでその意図は明らかだし、最初と最後に登場する中島歩がそれを補強する。その筆致は繊細かつ率直である意味残酷と言えるほど。
劇中の岸井ゆきのの台詞にブーメラン喰らう男性は多いと思うよ…『あの』台詞にはやっぱり「それを言っちゃぁおしめえよぉ〜」と思ったしね…
しかしそれにしても、岸井ゆきのも宮沢氷魚もこれほど良い役者だったかな〜、と思うほど。特に岸井ゆきのは無邪気さと愛情と真摯さと無意識の悪意を兼ね備えていて素晴らしい。あとね、単純に可愛い。
岸井ゆきのに魅了されたい人も是非。
私たちは観察する
『サチ(岸井ゆきの)』と『タモツ(宮沢氷魚)』の
十五年間にわたる「マリッジストーリー」。
二人は元々は大学の同じ法学ゼミの同級生。
弁護士を目指すものの司法試験に落ち続ける『タモツ』を励ます意味もあり
自身も勉強を始めた『サチ』だが、
あろうことか彼女の方が先に合格してしまう。
弁護士事務所に就職するのと同時に妊娠も判り、
結婚と出産を経て、
家事や育児は勢いアルバイト暮らしの『タモツ』の分担に。
旧来からの日本的家族観、
男が稼ぎ女が家庭を見るのと逆の暮らしが
今まではしっくり行っていた二人の間に波風を立てる。
世間は勿論のこと、
とりわけ男性の側に
主夫的な役割への忌避感と
自分の目標を叶えられぬ焦りが湧き立って来る。
育児負担の重さに加え、
何者にも成り切れない自分のプライドが
著しく損なわれる。
男女逆転ながら、二人の会話は有りがち。
ただの何気ない一言も、
立場やシチュエーションが違えば、
人の胸を刺す言葉に変容する。
もっともこうした状態は、実際の家庭でもまま見られるコト。
夫婦や同棲生活を経験したことのある者なら、
「ああ、あるある」と、ほろ苦い記憶が甦る。
本来、二人の間のパートナーシップは対等であるハズなのに、
現実にはどちらかにしわ寄せが行き、
互いの関係をぎくしゃくさせる。
感情的な売り言葉と買い言葉の果てに
収拾のつかない状況にまで堕ちて行き、
修復の機会はあっても、
一度動き出した歯車は止まらない。
最後のシークエンスは象徴的。
同じ場所に住むことの頸木から解き放たれたものの、
子育てを仲立ちとした共闘は続いている。
程好い距離感が、
却って互いを尊重する気持ちが強く芽生えることの不思議。
四六時中顔を突き合わせることが、
こうした心の余裕を奪い去ってしまうのだろうか。
カメラの使い方が卓抜だ。
全体として引きの画面を多用し、
手持ちカメラのように時としてゆらゆらと揺れる。
人物の肩越し、背中越しのショットも多く、
ドキュメンタリーのフィルムを見せられているよう。
観客は彼女と彼の暮らしを、
第三者の目で、時に微笑ましく、
時に辛く目の当たりにする。
行き違いが少しずつ積み重なっていく苦しさ。 っかくだから同姓同士の結婚、結婚で姓が変わらることについて、せもう少し語ってほしかった。
奥さんをもっと大切にしようと思った。
男女どちらもよく分かる
岸井ゆきのと藤原さくらが好きなので鑑賞。
予告みてから鑑賞です。
別れると分かってみていてもどうなるのかちょっと不安。というか、別れるって知らずに見たらダメなのか。
藤原さくらも大人になったものだ。今後はもっと演技の幅が増えそうですね。歌声も好きです。
岸井ゆきのは20歳と言われれば20歳だし。可愛らしく魅力的。
基本は、イケメンで背が高く優しいダメ男にイライラしながら観ていましたが、女性の一言も結構辛い。それいったらダメだろうとか、地雷多すぎないかとか思いながら鑑賞です。
夫婦や男女の違いのようなものがあって、もし男女が入れ替われば普通の話だったり、別の展開になっていそう。
あらすじを書けば在り来りな物語のようですが、2人が演じるととても魅力的でした。
自転車、将棋倒し
メインテーマは「子はかすがい」
ひたすらイライラ
ボタンの掛け違い
目的と手段
自分の価値観を改めて確認。
様々な価値観と選択が描かれているので、きっと見た人それぞれに響く部分があると思います。
見終わった後、誰かと話したくなる映画でした。
(なので、試写会トークショー後の観客同士の交流会が楽しみでした)
主夫も珍しくない時代になりましたが、それでも“男の役割”“女の役割”といった社会的なバイアスがまだまだ根強く残っている。
佐藤さんと佐藤さんが結婚して、男女の役割(昭和的な価値観)が逆転することで改めて浮き彫りになる部分にハッとさせられますが、
それよりも当事者同士の中にも無意識に古い価値観が残っていて、結局は自分の内なる価値観に苦しめられていることが衝撃でした。
愛だけでは腹は膨れない。
日常生活を送る為には経済活動が必要だけど
そこには目的と手段が入れ替わる落とし穴がある。
映画のメインビジュアルに「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎までの15年」と書かれているので、ネタバレではないと思いますが
もしラストが気になる方は読み飛ばしてください
↓↓↓
様々な価値観が広がる現代において“見方によっては”一周回ってド昭和な着地点に感じました。
そもそもサチはタモツが追いかける夢を叶える手助けがしたかっただけで、決して自分が追いかけたい夢を持っていたわけではない。
むしろタモツのパートナーとして一緒に日常を生きていくことが望みだった筈。
大好きな相手の夢を叶える為に協力したことが仇となり、結局自分の本来の望みは叶えられなかった。
(もちろん仕事にはやりがいも感じていたと思うけど)
いつのまにか目的と手段が入れ替わって、むしろ自分の当初の望みを犠牲にした形になったのではないか?
私は性格が悪いので、ついうがった見方をしてしまうのですが。「弁護士」という職業バイアスを剥がせば、夢を追う男に貢ぐだけ貢いで捨てられる女に見えなくもない。
「彼の夢が私の夢」と心底思えるのなら本望でしょうが。サチの場合はそうではない。
途中からはタモツの意思に関係なく「ここで諦めてしまっては、今までの私の努力(犠牲)が無駄になってしまう。」というプレッシャーに変わっていく。
タモツ側も世間の目というプレッシャーに加えてサチからのプレッシャーを受け続けた結果、ラストの決断になったのだと感じます。
自分を信じてくれたサチの努力を無駄にしない苦渋の選択。
結局、どちらかが何かしらの犠牲にならないといけないのか?
タイトルが思い出せませんが、
ロースクールに通う恋人をフルバックアップして、彼が合格したら、「次は私の番」と言って自分の夢に向かう映画があったなぁ。
実際、家事や育児は本当に大変な仕事です。
お金を生まないから軽んじられているけど、もっと評価されるべき!
サチもタモツも自分に手一杯の忙しさのなかで2人で家事をやりくりするけれど、
サチはお弁当に込められた愛情に気づかず、タモツも苛立ちを言葉に出来ず、負のループにハマっていく。
お互いに対するリスペクトがあれば、もっと違っていた気がしますが、心の余裕がない。
人生に夢や目的があるべきだとは全く思いませんが、人生を共に過ごしたいと思える相手に巡り逢えるなんて、そうそう無い。奇跡だと思って良いレベル。
家族になると、近すぎる甘えでつい言葉足らずになるけど、同じ目的を共有しあえていれば、手段はいくらでも微調整できる。
その都度お互いが向き合って、生活の優先順位を変えつつ自分たちのスタイルを作っていけば良いのだけど
やっぱり忙しすぎるのが問題ですよね。
共稼ぎで家事に追われて子育てするビジョンにはメリットが感じられない。
おひとり様でも充分幸せだし、時間もお金も全て自分のハンドリングできて、良くも悪くも自己責任で完結する。
結婚しない選択。子どもを持たない選択。
そりゃー、ますます少子化になるよ。
でも、2人で生きるって、嬉しさや楽しさが倍になって、悲しさや辛さが半分になるところにメリットがあるはず。
(家事の集約でタイパもあがるし)
そもそも別の人格の2人が一緒に住むのだから衝突もあるだろうけど
2人の多様性を受け入れられないようでは、世界平和は程遠い。
家族は社会の最小ピース(←単位と平和をかけてみた)
そんなわけで、トークショーの後の観客同士の交流をすごく楽しみにしていました。
とくにお隣りが男性だったので、どんな感想をお待ちだったのか興味津々でしたが
家族が発熱して帰ることに。
熱で辛い家族を看病したいから帰る選択をしたのであって、決して私は自分のやりたいことを犠牲にしていないと思いたい。
『ミセス・ノイズィ』でも心が揺さぶられっぱなしでしたが、天野千尋監督が『石とシャーデンフロイデ』の共同脚本で参加されていたと知りました!
きめ細やかで大好きな映画なので、具体的にはどんな風に参加されていたのか??ますますファンになりました。
主演の岸井ゆきのさん宮沢氷魚さんや中島歩さんが素晴らしいのは言うまでもなく、
とくに佐々木希さんとベンガルさんの説得力が素晴らしかった!!
追記:トークショーにて
天野千尋 監督へ脚本や改訂についての質問で
友達でもある共同脚本の 熊谷まどか さんと「うちはこんなことあった」などと話す中でリアルなエピソードを積み上げていったそうです
なんと自転車倒すシーンは熊谷さんのリアルエピソード!
人はどんな時にキュンとくるのか?って話しで出てきたそう
お二人ともぴあフィルムフェスティバル入選監督
U-NEXTで入選作が見られます
『賽ヲナゲロ』
監督:天野千尋
『チョッキン堪忍袋』
監督:天野千尋
『ロールキャベツの作り方』
監督:熊谷まどか
『はっこう』
監督:熊谷まどか
全60件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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