佐藤さんと佐藤さんのレビュー・感想・評価
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佐藤さんの差等のハナシ
『ミセス・ノイズィ』の監督ということで、ちょっと期待しすぎたかも…
話としては粗筋通りで、その流れならそうなるだろうな、というそのまま進む。
一緒に勉強まではいいが、受験したのがそもそもの間違い。
更には実際に弁護士に転職、そして妊娠、結婚と、そりゃ関係拗れるわ、という選択の連続。
他はまだしも、妊娠は保が軽率すぎだろ。
宮沢氷魚は、器の小ささでイライラさせる役が本当に上手いな。
紗千や周りの無神経さも確かにあるけどさ。
火事の一件だけは立派だったし、消火剤まみれは笑ったけど、本筋に全く影響しないのが残念。
勉強会とか向かない、って話だったのに、地元の飲み会の様子を見ると…
佐々木希と不倫に向かわないのは偉いけど。
後半にいくにつれ、紗千の方へのヘイトも順調に溜まり、割とどうでもよくなった。
シノちゃんとの再会は、依頼内容知らずに面談がまずあり得ないし、その後が復縁が再婚かも不明。
離婚話を周りに配置しすぎでわざとらしいし、依頼人にしなくてもよかった気がする。
全体的に冗長な上、衝突がリアルなため観ていて少し疲れてしまった。
最後は子供を行き来させてるってこと?
それは親としてどうかと思うし、やっぱり2人とも選択を間違えすぎではなかろうか。
岸井ゆきの33才の現在にピッタリな役柄だと勝手に思う。 相変わらず...
岸井ゆきの33才の現在にピッタリな役柄だと勝手に思う。
相変わらず "泣き顔" もハマっている。
途中で司法試験に受からない夫タモツが弟夫婦がいる実家に帰り、妻に「こっちで暮らそう」と言うのに対して、離婚弁護士として大忙しの妻サチが「逃げてる」と言う下りが刺さってしまう。元々タイプが違う2人なのだ。
ダフル主演の宮沢氷魚(みやざわ ひお)は『騙し絵の牙』や『レジェンド&バタフライ』で見てたらしいが記憶にはほとんど残ってなかった俳優。今度でちゃんと憶えました。
予告編の空気と、俳優の2人が好きなので見る。ジェンダーもあるけど...
予告編の空気と、俳優の2人が好きなので見る。ジェンダーもあるけど、弁護士を目指す2人の関係性もある。
ただ、彼が弁護士になったから、問題は解消されたわけではなかったところに、現実の厳しさがあった。ただ彼が拗ねてたわけではなく、2人の決定的な相性の悪さはあったのだろう。
いいドラマだった。丁寧だった。
身につまされる…
大好きなのに
思い重い…
男女のあり方を考えさせられる巧いつくり
佐藤サチと佐藤タモツの2人が同棲し子どもができて結婚していく姿を描いた物語。好みが違うのにどこか気が合うという大学時代の2人はとても微笑ましい。でも、サチが社会人になりタモツが司法浪人を続けるあたりから関係性がおかしくなる。さらに、1人で勉強するタモツを支えようと、サチが一緒に司法試験の勉強を始め、サチが先に合格したことでさらにギクシャクしていく。
男のプライドって面倒くさいなと思う。いろんなことを「教えてあげていた」タモツにとって、サチに司法試験を先に合格されることが悔しいことは理解できる。自分は勉強を続けながら、弁護士として活躍するサチを見るのは本当につらかったと思う。地元の友達にすごいすごいとチヤホヤされたことでそちらに逃げたくなるのもわかる。多少僻んだとしても仕方ない。そんな気持ちで観ていた。
子どもができたことでタモツの負担が増えたのも同情できる要素だ。ただ、サチの負担も増えている。どちらがどうがんばっているということではない。だから、タモツが後半放つ言葉の数々があまりにも残念だった。そもそもお前が早く司法試験に合格しないからだろ!と思ってしまう。でも、サチが一方的な被害者かといえばそうとも思えない。サチの心ない言葉でタモツが傷ついたことはたくさんあるように見えたから。
最近の恋愛ものは女性の自立や生きづらさを描かないと成り立たない傾向にある。藤原さくら演じる後輩がサチのことを「佐藤さんは佐藤サチのままでいられる」と羨むシーンは、サチの奔放性を描いたように見えるが、夫婦別姓に対する問題提起のようにも思える。
夫婦や男女のあり方って難しい。浮気されて離婚しようとしていた後輩の女性や、離婚調停を行うサチのクライアントの男性たちの言動は、男女が真の意味でわかり合えない存在なんじゃないかと思わせるものだった。だからこそ、本作では男女の間にある溝に儚げでも橋みたいなものを架けてほしかった。いや、でもいろいろと考えさせられたことは確か。いい映画だ。
結婚には覚悟が必要だけど、対外的に見せることでそれを深めて行くのかもしれません
2525.12.2 TOHOシネマズ二条
2025年の日本映画(114分、G)
あるカップルの15年を振り返るヒューマンドラマ
監督は天野千尋
脚本は熊谷まどか&天野千尋
物語の舞台は、二人が37歳になった頃の都内某所
弁護士としてキャリアを積んできたサチ(岸井ゆきの)は、離婚を考えて自説を主張する依頼人・東海林明(中島歩)の話に耳を傾けていた
サチはかつて、同じ大学の珈琲研究会に所属していたタモツ(宮沢氷魚)という夫がいたが、3年前に夫婦の仲を解消していた
二人には3歳になる息子・フクがいたものの、今ではサイクルを決めて育児にあたり、お互いの生活には干渉しないようにしていた
二人は、22歳の時に自転車置き場で出会い、そのエピソードをきっかけに急速に仲を深め、気づいたら同棲状態になっていた
タモツは弁護士になることを夢見ていて、日々努力していたが、なかなか試験に合格することはできなかった
そんな二人に転機が訪れる
それはお互いが30歳になった時に、サチがタモツと同じように司法試験の勉強を始めたことだった
そして、その結果はすぐに二人の中にあるものを残していく
サチは司法試験に一発合格し、あと2年しか猶予のないタモツをあっさりと追い越してしまったのである
映画は、離婚後の37歳を起点にして、講釈を垂れる依頼人・東海林の言葉から「自分の過去を回想するサチ」という目線で描かれていく
自分たちに足りないものは何だったのかを振り返るテイストになっていて、サチが担当する依頼人が二人とも「男性」というところに意図がある
老人・菅井(ベンガル)の依頼は一方的に離婚を突きつけてきた妻との和解だったが、結局は短い手紙のやり取りで終わっていた
菅井が諦めたのは妻の手紙だけではなく、サチの態度も少なからずあった
この時の彼女はどちらかと言えば妻の味方に見え、依頼人の要望に応えようとはしていない
それがラストでは「東海林の意図を汲み取る」という思考に変わっていて、彼女なりに何が足りなかったのを理解したのだろう
物語は、プライドがズタズタで感情的で子どもっぽいタモツにイライラさせられるのだが、そもそも彼とサチは合わなかったと思う
意気投合したような流れで同棲へと向かっていったが、単に顔が好みとか、話が合ったとかなど、浅はかな勢いだったのだろう
初見でコーヒー豆の取り違えがあって、それがきっかけとなっているのだが、このシーンを見ても性格が合わないのではと思ってしまった
細かなところに気がつくのがタモツの性格ではあるものの、そのことが常に頭にあるというタイプで、思考や状況が自分本位であることを示している
対するサチは細かなところに気が回らないように見えて、言葉尻にそれが露見するタイプだった
これをタモツが見逃すわけもなく、さらに状況がそれを悪化させていく
ある意味、必然的な別れであり、サチに何かができたとも思わない
敢えて言うなら、弁護士として成長するための過程にタモツがいたと言うだけの話であり、彼女自身が纏っている空気がずっとタモツを苦しめてきたことに気づくために時間だったとも言えるのだろう
いずれにせよ、かなりリアルテイストな物語となっていて、岸井ゆきのの演技も凄いが、それに呼応する宮沢氷魚も凄いと思う
この二人の演技力で保っている作品となっていて、演出などを含めて心が削がれるタイプの作品だったと思う
二人が同姓と言うところもポイントになっていて、サチの親友・篠田(藤原さくら)からキツい一言が待っていた
姓を変えることだけでなく、結婚式もせずに、「離婚しても佐藤のまま」と言うのは区切りと覚悟を感じる上では必要なことだろう
選択式夫婦別姓に賛否はないものの、結婚と言う制度に対して敬意を持って、覚悟を持てるのならば良いと思う
ある意味、離婚した時にスムーズだよねと言うハードルの低さというものが根底にあるのなら、どんな相手であれ、いずれは破綻するのではないか、と感じた
スクリーンに立ち並ぶサンプル
自立vs自立
司法試験に落ち、塾講師のバイトをしながら独学で勉強し次を目指す男と、彼を応援しようと一緒に勉強したら、一発で受かってしまった彼女の話。
37歳弁護士として働く彼女をちょろっとみせて始まって、22歳の大学生の頃の馴れ初めから今までを追って行く展開でみせて行く。
コヒ研…からの27歳で司法試験失敗という話しの転がり始めだけれど、大学時代その後は何をしていて、いつから司法試験を目指したんでしょ?
彼女の司法試験合格で、微妙な空気になるのはわかるけど、その後も含めてこの男はスネオが過ぎること。
確かに彼女も時々言葉選びが良くないところはあったけれど、どちらかというとウジウジめんどくさい男だな…からのこの結末だし、タイミングを考えず勢いで出来てしまった子どもが障壁になってしまっていて、親になれていなかった2人にもみえたけど、最後はなんともやり切れないけれど、なかなか面白かった。
イライラする映画
佐藤♂には終始イライラしたけど、映画としては💮
佐藤♂の性格や人間性が終わってて、弁護士になったところで仕事できんの?
3ヶ月交代で子守りって…子供はペットやおもちゃではありません。金銭的には不自由しない生活だろうけど、ある意味虐待では…?モヤる。
佐藤♂に仕事と育児の両立出来るとは思えないし。
そのうち「仕事がうまくいかないのは子供のせいだ!僕の方が重い案件抱えてるんだから不平等!」とかキレ出しそう(笑)
現に、1週間前倒しで勝手に子育て担当交代してるし(笑)佐藤︎︎ ♀の仕事の調整は…?そこ、確認してからだろ……
離婚して共同親権だとしても、同じマンションや二世帯住宅でお互いの生活には鑑賞しないけど、子供は自由に行き来できる、くらいの落とし所が良かったなぁ……
男のプライド
彼女や奥さんの方が能力的に上やと思うとなかなかやりきれない男は多い思う。しかも同じ苗字やったりするとなおさら。
でも何らかの形で2人には乗り越えて欲しかったな。
まぁ、ああいう展開や結果でも決してバッドエンドではないねんけど
岸井ゆきのと言う女優の素晴らしさ
結婚したから
うまく行かなかったわけではなくて
弁護士に先に彼女がなってしまったからでしょう。
でも、結婚が色々狂わせたのも事実ではあるが。
うまく行かない時はトコトンうまく噛み合わないよなあ。一度狂ったら元にはもどらないこともあるし。共感しながら観れたので、4.5で😛
50年連れ添った妻に一方的に離婚を迫られるオヤジ。昭和はそうやろけど、今の時代では生きづらいよなあ。時代の変化もうまく反映されていて良かった。
主演の2人の演技がとても良かった😀
男の佐藤さんの優しさ、逃げに走る気持ち、葛藤、全てわかる笑笑
弁護士になれて良かった😎
タモツがキレる5秒前😱
ミセスノイズィーの天野千壽監督が「岸井ゆきの」で撮る映画を観られるなんて、
なんて幸せなんでしょう。
ウキウキ。
あぁ、やっぱり岸井ゆきのは最高だなぁ。
と思っていたら、
いろいろフラッシュバックすることばかりで、どんどんいやーな気持ちに。
岸井ゆきのが上手過ぎるんです。
惚れた弱みで、タモツはずっと我慢するのかと思っていたら·······
養育費払えんの?
起死回生のホームランのあと、
最後は復縁したのかと思ったら、
どちらも親権を分け合って
3ヶ月交代とは🤔
子供は迷惑だね
外国映画では親権を得るためや月に一度あるかないかの面会日の権利を得るためにどちらかが無茶苦茶頑張る的なストーリーが多いのだが、
この夫婦はどっちも弁護士だから、妥協点がスマート過ぎて、ちょっと肩透かし。
タモツの両親は長男の長男だから絶対親権譲らないと思うけど、親ももう体力なくて、諦めたんでしょうね。
どっちも腹にイチモツ溜め込んだと思うけど、
タモツはかなり頑固なので、サチのほうが上手に妥協したのかな?
佐々木希がタモツの田舎の元ヤン役で出てきたもんだから、多目的なワタベも主夫してるのか〜と思ったり、離婚のタイムリミットは?なんて思ったして、この監督、なんてブラックなんだと、感心しきり。
僕は自信ないですね、佐々木希に行っちゃいますね。
つまらないオトコ!
と、一蹴されなかったら、どうなっていたか。
ミセスノイズィーは女同士だったから、対岸の火事的に楽しめた。今回は油断してた。
恐れ入谷の鬼子母神
宮澤さんは黒島結菜さんと仲良くね。たしか、事実婚状態だけど、お子さんいるんですよね〜
夫婦生活を続けるのは継続的努力が必要
ダンス好きで活発なアウトドア派の佐藤サチと、繊細で真面目なインドア派の佐藤タモツは、22才の時自転車置き場で出会い、正反対の性格なのになぜか気が合い、ほどなくして交際が始まり、一緒に暮らしはじめた。5年後。弁護士を目指すタモツは司法試験を毎年受けていたが不合格が続いていた。そんなタモツを応援しようとサチは一緒に勉強を始めた。3年後、タモツは不合格が続いていたが、サチだけが司法試験に合格してしまった。申し訳ない気持ちのサチと、プライドを深く傷つけられたタモツ。そんな中、サチの妊娠が判明し、2人は結婚することになった。産後すぐに弁護士として働きはじめたサチに対し、タモツは塾講師のアルバイトをしながら息子の世話や家事をこなし、司法試験の勉強に集中できずにいた。忙しい生活を送るなか、育児に対する考え方も全く異なる2人は対立し、絶妙に保たれていたバランスが次第に崩れていき、タモツは離婚をきりだした。さてどうなる、という話。
タモツだが、真面目なのはわかるが、試験に落ち続けるというのはやはり反省も対策も出来てないわけで、頭が悪いなぁ、と思った。
サチも、せっかくタモツが作ってくれた弁当を食べれなかったのなら捨てて帰るなど、忙しいのはわかるがもう少し気遣いをすべきと感じた。
中島歩の相談の件はあまり現実味がないからどうでも良いが、ダンカンの件は仕事を一生懸命やってただけで妻の気持ちを考えなかったツケは50年経っても残っているんだと神妙に受け止めた。あなたと居るのは苦痛でしかない、なんて言われたら自分の人生何だったんだ、って思ってしまう。
夫婦生活を続けるのは相手を尊敬し感謝する継続的な努力が必要だとあらためて思った。
佐藤サチ役の岸井ゆきの明るさと大胆さ、佐藤タモツ役の宮沢氷魚の神経質さ真面目さ、どちらも適役だった。
面白かった。
【”司法浪人の男は辛いよ!そして、結婚の様々な形。”今作は、前半はホッコリクスクスコメディ調で展開していくが、後半は「ミセス・ノイズィ」の監督らしい”様々な結婚の在り方”を描いた映画でありました。】
<Caution!内容に触れています。>
■大学で知り合った、佐藤保(宮沢氷魚)と佐藤サチ(岸井ゆきの)は、妊娠を機会に結婚する。
保は司法試験合格を目指すが、中々合格出来ず。
一方、会社勤めのサチは”チョっと、受けてみようかな。”と言う感じで勉強したら、ナント合格である。ビックリ!
だが、それがきっかけで二人の間には、微妙な距離が生じてしまい、徐々にその距離は広がって行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・宮沢氷魚演じる佐藤保が、息子のおむつを変えたり抱っこしたりする姿が、板についている。(そりゃ、そーだろうよ。)
だが、劇中の保の心中は複雑なのである。何と言っても妻は弁護士になり、”食わせて貰っている。”立場なのだから・・。
で、毎年毎年司法試験に落ち続け(と言うか、年によっては願書すら出せない・・。)彼は現実逃避を始めるのである。
アパートの隣室の失火により、一時的に東北の田舎に帰った保は、同級生達と毎夜飲む中、同じ学校だった先輩女性(佐々木望)に、”結婚してなかったら、受かっていると思うんですよね。”などと口にしてしまい、呆れられるのである。
更に、サチに対して”こちらで三人で暮らさないか”と電話で言ってしまい”逃げてるでしょ!”とバシッと言われてしまうのである。
格好悪いなあ。
■今作では、佐藤保と佐藤サチのキャラ設定が、上手いのである。
保は真面目で不器用なのに対し、サチは思った事は口にし、即実行で社会性もあるのである。
■印象的な登場人物達の、様々な夫婦関係
1.冒頭に登場する、離婚調停の際に弁護を担当するサチに対し、妻の事を”女性として、駄目なんですよ!”と宣う男(中島歩:こういうイタイ男役を演じさせたら、天下一品である。)に対し、ラストシーンでサチが皮肉たっぷりに言う台詞”では、料理も家事も完璧な夫と言う線で行ってみますか!”。
2.結婚50年にして、妻に愛想を尽かされ会っても貰えずに離婚を申し立てられている”俺が食わして来たんだ!”オジサン(ベンガル)。
ー あのさア、男である私が言うのもなんだけど、それって完全なNGワードだよ。主婦業って労働時間の長さと休みの無さで言えば、男の仕事より過酷だと思うけどなあ。数年前の経済紙フォーブスで【主婦の年収は、時給換算して、一千万!】と出た事、知らないのかな。
あとは、エラソーで申し訳ないが、オジサンの決定的な欠点は
”妻に対する感謝の気持ちが無い。妻の言葉を聞かない故にコミュニケーションを取っていない。”事だと思ったな。
それにしても、妻から“貴方といるのは、苦痛でしかない。”とは言われたくはないし、言われるような行動、言動を取ってはイケナイ事を学ぶシーンでありました。ー
3.サチの友人女性。夫に浮気され離婚に傾くも、自身が管理職になり夫とよりを戻し、二人目の赤ちゃんを授かるのである。
ー サチと同じく、自立する女性像であろう。ー
・で、到頭、サチに対し保が”離婚するか・・。”と言ってしまった時にサチが言った言葉。”養育費、払えるの?”イタタタタ。
保は必死に”合格したら・・。”と答えるのが、精一杯なのである。
目出度く、保はギリギリ10年目にして司法試験に合格するのだが、祝いの席で彼が口にしようとした事を察知して、サチは彼を会場外に連れ出すのである。この辺りも保の不器用さが出ていると思うのである。
だが、二人は別れても”良好な関係を保ち”子供を交互に預かり育てて行くのである。
<今作は前半はホッコリコメディかと思いきや、後半は「ミセス・ノイズィ」監督らしい”結婚の在り方”を問う映画でありました。>
もし結婚してなかったら
しんど
2025年劇場鑑賞334本目。
エンドロール後映像無し。
劇中大体相手のことを考えなくて破局する宮沢氷魚と、劇中大体ろくでもない男と付き合って破局する岸井ゆきのが夫婦ということで、そりゃ破局に向かって一直線でしょうね。予告で結末言っちゃってるんですけどね。どうなるんだろうみたいな余地残しとけや。
司法試験に落ち続ける男と、勉強の手助けになればと一緒に勉強したら一発で受かっちゃった女の話で、そこに結婚と育児が重なってどんどん男が追い詰められていくのがしんどいですよね。
分かんないですけど、プロゴルフ試験みたいに本番に弱くて落ち続けるなら何回も受けているうちに受かる事もあるのかもしれませんし、オーディションならハマり役に出会えれば一発逆転もありうるのかもしれませんが、似たような試験に何回も落ちるのはもう無理なんじゃないの?と思ってしまいます。逆に何をそんな勉強することがあるのと・・・。
丹念に夫婦生活が破綻していく様が描かれていて結構しんどかったです。自分には縁のない世界ですが・・・。
全81件中、41~60件目を表示
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