「あわい」佐藤さんと佐藤さん ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
あわい
先行試写会にて鑑賞。
同姓の男女の同姓から結婚、離婚までの時間を描いた作品ということで、映画としてはなかなか珍しい題材だなと思いながら、結婚する予定も願望も無い自分が観たらどう感じるんだろうとちょっぴり不安もあったりしたり。
予想はしていましたが中々にヘビーな作品でした。
幸せ2割不幸せ8割のようなギスギスした雰囲気の中にわずかに感じられる幸せを目一杯浴びられるのなら良かったんですが、それよりも先になんでこの人と同居できてるんだろうという不快感が勝ってしまい物語にうまいこと乗れなかったです。
保の沸点が低すぎるのが生活に支障をきたしたんじゃ無いかなーと何度も思ってしまいました。
不機嫌になるスピードがとんでもなく早いですし、「トイレットペーパー無かったよ」という言葉に自分が買ってくるように言われたと過敏に反応してキレる辺りから、これは保がだいぶヤバいやつなお話なんじゃと思ってしまいました。
弁護士試験が難しいのは様々なメディアや作品で取り上げられているので、何年もかかってしまうというのは重々承知なのですが、その大切な試験を一回放り捨てようとし、なんなら願書の提出を紗千に任せており、出した出せなかった問答で喧嘩にはなっていましたが、こればっかりは保が悪すぎない?頭おかしいんじゃない?となってしまいました。
あえて効率の悪い勉強の様子が見られるのも意図的だとは思うんですが、寝起きからの勉強なんて頭に入るわけないじゃないと笑ってしまいました。
実家に戻ってのNPO法人を立ち上げるーだとか、3人で移り住もうーとか戯言を吐いてるのも紗千の事はガン無視で自分優先で物事を発しているので流石に気色悪かったです。
紗千も言っている通り、完全に逃げているのにそれすらも正当化しようとする保には腹が立ちっぱなしでしたし、それを電話でサクッと伝える姿勢も嫌いでした。
しかも地元のえぇお姉さんに色目使っちゃってさぁ…保さんさぁ…とため息をついてしまいました。
紗千が多忙だったがために弁当を食べられなかった事を責めるのはまぁまだ…と思いましたが、その弁当を思いっきり捨てるシーンは流石に不快でした。
映画を評価する基準の一つとして、食べ物を粗末にしないというのがデカくあるので、ここは大減点でした。
そのせいもあって、保と紗千のその後の展開もなんだか綺麗なように見えて、やっぱ保が無理やり主導権を握ってなんとかしたようになって、なんやかんや紗千がやっぱり損してない?おかしくない?と疑問が晴れる事なく終わっていったのでモヤモヤしっぱなしでした。
地味に2人の子供が他の子供を積み木で殴り、流血沙汰になってる中々にヤベー状況があるのですが、その話は宙ぶらりんで夫婦の話し合い喧嘩になってしまっているので、子供のこの後怖すぎない…?と子供がいた事のない自分でも恐怖を覚えてしまいました。
そこについても突っ込んでいってほしかったですが、今作の主題はそこじゃないというのがもどかしいところ。
全編に渡っての空気のギスギスっぷりは主演2人の雰囲気作りが上手すぎるのもあっての賜物だったと思うので、キャラや展開に嫌悪感が生まれるのも当たり前なのかなと思いました。
自分には合わなかったのですが、人それぞれが歩んできた人生によって見方も変わってくるのかなと思いました。
鑑賞日 11/13
鑑賞時間 18:30〜20:24
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