映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
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「トップガン マーヴェリック」と比べるべきではない
「トップガン マーヴェリック」の製作陣が手掛けた作品ということで、期待満々で劇場へ。
オープニングのデイトナ24時間レースのド派手な花火連射で一気にテンションマックスへ。その後もレースの臨場感にハラハラドキドキのあっという間の155分。これは確かに面白い。
ただし、「トップガン マーヴェリック」と比べてしまうとどうだろう。サーキット内と果てしない大空、ブラピとトム・クルーズ、ケリー・コンドンとジェニファー・コネリー、個人的には迷わずマーヴェリックに軍配。
ラストの勝利の行方もどうだろう。個人的には「逆」の方が感動もひとしおだったのではないかと思う。ブラピのプロモーションビデオ的に映る部分もあり、どうしてもどこか薄く感じる。
「トップガン マーヴェリック」と比べるのが決して正しい観方だとは思わないのだが、やっぱりどこかで甲乙つけてしまう。全く切り離して観ればスカッと爽快、誰もが絶対楽しめる作品ではあるのだろう。
正統なるジェリーブラッカイマー映画だった
なんか鉄壁の企画だよな、ブラッド・ピットにジョセフ・コシンスキー&J.ブラッカイマープロデュースって、と思って逆に見るのが後ろ倒しになっていたけどIMAXかなり前列に座ってみて爆音と振動を浴びて、コシンスキーのロートル&爆音マシンという組み合わせがいつまで続くのか楽しみになってきた。
そして意外にF1レースのことなどそんなに知らないので、なるほどそういう駆け引きの勝負なのね、ということを楽しめた。自転車競技とかと基本は変わらないのね。そして基本パターンはトップガンと同じで、もはやコーチとか教官側だろうという年齢の男がどういうわけかマシンに乗る側で現場に戻ってきて恋愛もあるし、当然若者との軋轢はあるが、お互いいい感じで終わる。夢の、理想の、おっさん道であるが全体的にトム・クルーズとブラッド・ピットとかでないと許されない設定。もう野球で言ったら監督やってる野村克也が代打野村克也と言ってバッターボックスに立ってしまった珍事くらいのものである。それでも映画の醍醐味はこのモーターマシンを映すことではあった。変なドラマより爆音で走ってるマシンを映して音楽が流れる由緒正しきジェリーブラッカイマー印の映画。正直映画としては『フォードVSフェラーリ』のほうがあらゆるパートで圧倒的に面白いのだけど、めっちゃみんながブラッカイマー映画の職人芸としての仕事はしている。チームの各キャラクターもみんないい味を残している。それ以上は良くも悪くもあんま言うことがない
懐かしいマクラーレンホンダ
最高すぎる臨場感
IMAXで鑑賞。 ブラピのカッコ良さ、渋さ、レースの臨場感全てがカ...
早くも今期No.1かしら!
IMAXで鑑賞。音響が良ければ良いほど""良い""。
ブラッド・ピットはそりゃかっこいいんだけど、ジョシュア役のダムソン・イドリス、イケてる若者役が似合っててかっこよかった。調べたら33でウケたのはおいといても。
みなさん、音楽が良いというけど、正直内容が熱すぎて全部は入ってこなかったというのが本音にはなる。笑
ただ、要所に限らず全体的に曲選がぴったりで、気を遣っているのはよくわかった。
そう、内容が熱い。
ただレースやるだけじゃ2時間半の尺は無論埋まらないが、レースに付随するドラマの塩梅が絶妙。
あくまでメインはレースなんだけど、恋愛要素も含めて、おしゃれに丁度よく組み立てたなという印象だった。
強いて言うなら、F1のレースのルールをある程度抑えてから観たほうがスッと入ってくるかも。
僕もルール研究してからもう一回、4DXいっちゃおっかな。死ぬな多分。
とりあえず一旦、今期No.1判定。
文句なしで星五つ。
難しいぞ、こいつ抜くのは。
こう在りたい!
定期的に摂取したいやつ
近年のブラピ作品については、もはや面白いかどうかとかはどうでも良くて(面白かったけど)、定期的に摂取したくなる栄養素的存在というか。
若かりし頃には二枚目過ぎて年頃男子の嫉妬の対象でしかなかった天上人も、年齢を重ねる毎にメインストリームからややこぼれ落ち、ゾンビと戦ったり、宇宙で孤独になったり、新幹線「ゆかり」で立ち回ったり、カメオ出演でネタになったりと様々。
その姿を見て「ああ、ちょっとは手が届くようになったな」などと勘違いしてしまい、なんなら我が身に重ねて応援したいまであります。
そして、そんな勝手な声援に応えるかのように、それらB級企画を次々とブラピ節で塗り変えて行く姿は、この上なく痛快だし、元気をもらえて、拍手を贈りたくなるのです。
ただそれは、やはりこちらの勘違いによる物なので、油断していると未だ天井人の後光に当てられて胸焼けする時も。ああ、やはりアンタそっちの人なんだね(そりゃそうだ)。
なので、この栄養素、一度に多量摂取しても疾病が治癒したり、より健康が増進する事もない事ですし、2〜3年置きくらいがちょうど良いかな。
…ええと、いえ、けしてディスってるわけではありません。そう読めたならごめんなさい。
これは実のところ、今後も彼の作品を定期的に摂り続ける事の表明なのです。
幼き頃に映画館で彼の姿をスクリーンに見つけて早30年。数多くの出演作を楽しんで来ました。多くが満足行く内容だったし、駄作も今では良い思い出です。
今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い致します。
2〜3年置きにね。
地上版トップガン
前々からトップガンマーヴェリックの監督ということを聞いていて以前、同じ車の映画グランツーリスモが最高に好きだったしマーヴェリックもドンピシャの作品だったので悩みながらも鑑賞。地方の映画館、150?席ぐらいのシアターがほぼ満席で驚いた。当日に何とかいいところが取れたのでよかった。最初は、もしかして駄目な作品かもと思ってしまったが、中盤からレースの臨場感とストーリーが加速していくうちにどんどんのめり込んでいくことに。最終的には、最高な作品だった!!!地上版トップガンに嘘偽りなしと言えるなと思った。男の友情でやっぱ最高すぎる。映画の内容とは関係ないがシアターの民度がひどかった。スマホを見るやつはいるし、何度も退場するやつはいるし、コーラ飲んでるやつもいる…映画館だってしっかり商売なんだからルール守ろう。さすがに不愉快。作品最高!!!ブラット・ピットの作品、もうちょい見てみたいな。おすすめの作品あったらぜひ教えてほしい!ぜひ上映が終わる前に見に行ってほしい!!IMAXで見ればよかった😢
ハラハラしながらかっちょいい!
久々に、カッコいい役のブラピを観た気がする。 そう言えば、ブラピっ...
久々に、カッコいい役のブラピを観た気がする。
そう言えば、ブラピってカッコ良かったわ…と思い出した感じ。
「じいさん」とか言われてたし、顔にシワがあって歳は確かにとっているけど、身体に贅肉はついてないし、白いレーシングスーツが似合ってたぞ。
肩の力が抜けたおっちゃんレーサーなんだけど、レースへの情熱だけは失ってなくて、汚いビジネスには無関心。
レースの行方とか大体予想がつくんだけど、目と耳を楽しませてくれた。
レースのこともいろいろ知ることができて興味深かった。
あと、印象に残ったのは、レースの最中に空を飛ぶ感覚になる…ってとこ。
無の境地に達するのかな?
音楽はいろいろかかってたけど、忘れてしまった…目で追うのが忙しくて。
よく「トップガン マーヴェリック」と比べられるけど、興奮度は向こうが上かな。
これでいいのです…。
上質な「王道スポ根」
IMAXではなく通常画角で鑑賞。
F1およびモータースポーツに関しては門外漢です。
また、近年でもモータースポーツに関する映画(「フォードvsフェラーリ」「グランツーリスモ」など)も未鑑賞です。
(それ関係の映画だと一番最後に見たのはジェームズハントとニキラウダの関係を好敵手的に描いた「Rush」でしょうか)
かなり上質かつ莫大な予算による映像技術を駆使したエンタメ映画として仕上がっていたと思います。
なおかつこの映画の私の感じた印象は「スポ根漫画みたい」でした。
いくつかそう思う点を紹介します。
①弱小チームの成り上がり
…まず物語の骨子からしてかなり「スポ根」です。
「かつて伝説に名を刻みかけ、今では各地の多種多様なモータースポーツで助っ人として日銭を稼ぐ日々のロートルが最下位に沈んだチームに加わり無名のルーキーやテクニカルスタッフ達と共に優勝を目指す」
というあらすじからしてスポ根漫画の定番なんです。
後述するテクニカル・タクティカルな部分にもあるんですが「最下位チームがいきなり優勝を争うまでに成長する」という荒唐無稽にも聞こえる要素含めて往年のスポーツ漫画によく似ています。
あとはロートルとルーキーやテクニカルスタッフの「時にぶつかり合いながら互いを少しずつ認めていく」みたいなのもど真ん中ストレートって感じです。
②門外漢にも伝わりやすいルール解説
…これはスポ根漫画の中でも近年の漫画に多い傾向ですが、
実況やテクニカルスタッフ達、時には素人(登場人物の家族など)の会話によってルールや状況の説明をスムーズに行う感じも「スポ根してるなぁ」と感じました。
特に序盤に主人公のソニーがダーティプレーをかましまくるのですが、ここら辺の説明やそれらが終盤のドキドキの展開に繋がっていく感じも近年の本格的な取材に基づいたスポーツ漫画に多い傾向だと思います。
(F1ファンからするとダーティ過ぎてペナルティ食らうだろと突っ込まれてるみたいですが、私も「コイツヤってんなぁ!w」と笑いつつ観ていました)
③友情・努力・勝利
…もうジャンプ漫画のお約束みたいな展開で大体物語が進んで終わります。
最後に見せる「自己犠牲」と「チームプレイの結実」なんてホント「スラムダンクか」と思わせる程です。
ここら辺は展開が読め過ぎて好き嫌い分かれるかと思いますが、私は近年でも珍しくスポ根してるハリウッド映画(まあ年に何十本も観てるわけじゃないですが)でした。
一応気になった点として「ソニーとジョシュアの絆が深まるまでのプロセスが長過ぎ」とか「ケイトとソニーの関係はもっとドライで良いかな」とか「ジョシュアのマネージャー浮かれすぎだしなんなら邪推し過ぎてジョシュアの邪魔してねぇか?」とか、総じてもう少しタイトにした方がもっと没頭できたとは思います。
またF1ファンの方からすると「そんな展開はあり得ない」とか、
逆に「モデルになったであろう話が随所に散りばめられてる」とか、
知ってたら知ってたで全然見方が変わってくるとも聞き及んでいますが、
とりあえず門外漢の私からしたらF1という「過酷で危険なスポーツ」以上の印象がなかったコンテンツに興味を持たせるくらいの求心力はあるエンタメ映画でした。
全然事前知識無くても(逆にない方が?)楽しめる方が多いと思うお勧めの一本です。
若者に混じって闘うおじさん
61才になるブラッド・ピットがF1レーサーを演じる。F1レーサーのシートって世界にたったの20しかない。そこに座れるレーサーの多くが20代。そりゃあそうだろう。反射神経が大事ですから。現在一番年上が43才のフェルナンド・アロンソ。ブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズの年齢は明らかではないが50代後半というところか。若者たちに混じって闘うおじさん。感情移入するしかないね。同世代の友だちの多くがリタイアしている中で、僕も年下たちに混じって日常的に闘ってます。勿論カーレーサーじゃないけど。やっぱりトシとってるってかなりのハンデです。
ブラピはいつも通りのあの笑顔にちょっとキザなあの佇まい。テクニカルディレクターでピットクルーの美人リーダーまで恋人にしちゃって、かっこ良すぎてちょっと感情移入しずらかったかな。でも闘う勇気は確かにもらえました。
*冒頭のレースで流れたレッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」でいきなりテンションマックスになり、引き込まれました。ご機嫌なエンターテイメント映画でした。
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