映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
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誰もが楽しめる超リッチなテーマパークのアトラクション。
F1を題材に超ストレートにエンターテイメントしてくれる作品。楽しめない訳が無い。
F1の音はワクワクするものとして人間に埋め込まれているのかというくらいに興奮をする。
ストーリー、キャスト、スタッフ全てが楽しませることに徹してくれていると感じる。
誰もが楽しめる超リッチなテーマパークのアトラクション。といった印象。
是非劇場で体感を。
爽快!
のっけから、レースシーンのスピード感と音圧にやられた。
しかも、そのデイトナ24時間レースの迫力のおかげで、その後に出てくる、F1マシンが左から右へ疾走しているだけの引きのシーンを観ただけで「速っ!」となり、少し恐怖感を覚えてしまうほどだった。
言葉での説明ではなく、大画面での映像と音で、F1の凄さをストレートに伝える、素晴らしい前半だった。
本作が「勝てないチームが、途中加入の救世主によって立ち直り、勝利する」という話だろうというのは、観る前から誰しもが予想していると思う。
でも、もちろんそんな単純な話ではなく、「何のために生まれて、何をして生きるのか」(byやなせたかし)という生き方映画であり、レギュレーションがある中でのスリリングな駆け引きの映画であり、よりよい結果を目指す戦略とチームワークづくりの映画であり、先達から後進に何をバトンタッチするかという世代交代の映画でもあった。
とにかく、大画面で、浴びるように観るのに向いてることは間違いなし。
興味がある皆さんは、配信ではなく是非劇場へ!
<蛇足>
タイミング的に、吹き替え版しかやっておらず、吹き替え版を鑑賞したのだが、そもそも、公開2日目にして、字幕2回、吹き替え2回の1日4回とは…。
ちなみにルパンは5回。
ブラピがルパンに負けちゃうんだというのは、自分には、ちょっとしたショックだった。
まぁ、ルパンも世代なんだけどさ…。
圧倒的臨場感と没入体験
【良かった点】
1)レースシーンが圧倒的すぎるほどの臨場感と没入体験だった点。通常字幕で鑑賞しましたが、IMAXで見た方がよかったかも。
2)言わずもがなブラピが圧倒的にイケオジすぎる点。男の魅力が詰まりすぎてて男も惚れる男だったところ。
3)APXのチームに物語をフォーカスした事によって人物への感情移入がし易かった点。
【惜しい点】
1)F1というスポーツを知らない人、見たことがない人には少し敷居が高いと感じた点。F1を知っている人ほど観た後の印象も違うのかなと感じました。
2)字幕よりも吹き替えの方がいいのではと感じた点。
大迫力の映像に没入する上で、字幕を見ずに鑑賞できた方がより楽しめると思った点。
【総評】
トップガンの製作陣が送るレース作品という事で、私自身F1をよく知らないながらも気になって初日から鑑賞してきましたが、やはり期待通りのいい作品だったかなと思います。
何より映像と音響の迫力が凄くて、映画館でこそ体験できる没入感がとても良かったです。
それからブラピのイケオジっぷりがこの作品でもいい感じに出ていて、製作陣のブラピの活かし方がよかったので満足です。
レース映画にはずれなし
2025年劇場鑑賞187本目。
エンドロール後映像無し。
車なんて乗れたらいい、パワーよりスマートアシスト重視の自分にとって、レースには全然興味ないのですか、映画となると話は別で、多分実際のレースにはないカメラワークや、面白くなるよう作られたストーリー通りに進んでいくからでしょうか。野球映画も自分にとって全く同じです。
冒頭で後5分で出番だと言われ顔を洗ってサンドイッチを作り、それを食べて懸垂をする・・・いや絶対無理やろ!その後出たレースで優勝してしまいます。あれ?この後話どうすんの?
と思ったらこれはデイトナで、F1では優勝したことないレーサーの話でした。ここからベテランで高齢者呼ばわりのブラピと、生意気な若手が衝突しながら勝利を目指すわけですが。このブラピ、とにかく勝利のためなら手段を選ばぬ卑怯者で、今まで主人公がこのタイプのレース映画は観たことなくて新鮮でした。ジミー・ウォングか!こういうことするの大体ライバルの方では・・・。もちろんルールに乗っ取った方法で、不正とかではないので不快感より面白さが勝つのですが、チームメイトもよく恥ずかしげもなくこれで順位あげて喜べるなとは思いました(笑)
あんなパーツだけで・・・
かつてレースの世界でその名をとどろかせたカリスマF1ドライバーのソニーは、最下位に沈むF1チーム・エイペックスの代表で、かつてのチームメイトのルーベンから誘われ、現役復帰を果たした。ポイントを得るためには常識破りな行動をするソニーに、チームメイトで新人ドライバーのジョシュアやチームメンバーは困惑し、たびたび衝突を繰り返した。しかし、次第にソニーの圧倒的な才能と実力に導かれ、マシンの改良もあり、強敵を相手に頂点を目指していく、という話。
F1はセナプロマンセルの頃大人気で、フジテレビで生放送してて毎週深夜欠かさず観てたし、鈴鹿にも行ったし、それ以前から、ジェームスハントが活躍してた頃や星野一義のスポット参戦した頃から大好きだったので、期待して鑑賞した。
マシンはドライバー保護用ヘイローが付いてたので最近のマシンだと思うが、何年製のモデルか詳細はわからなかった。
現実にはマシンの戦闘力は総合力だから、あんな空力パーツだけで最下位をウロウロしてたマシンが急にトップ争い出来るとは思わないが、エンタメとしてみればわかりやすかったかな。
ドライビング映像は迫力あったが、テレビで観てたような映像から飛躍してたかというとそうでもなかった。
IMAXや4DXで観たらまた違った感想になるかもしれないが。
ソニー役のブラッド・ピットは還暦過ぎてるのに色っぽいしカッコよかった。
ソニーの恋?が無かったら単調だったかも。
悪くは無かったが、期待を上回るほどではなかった。
思いきりベタな展開。でもそれなりに楽しめます。
IMAXで観ようかと迷ったけど結局は通常スクリーンの字幕版で観た。「グラン・プリ」「栄光のル・マン」の時代からレース映画は意外とレース外ドラマが大事。本作はドラマ部分が弱いという話があったので、じゃあ映像と音響に誤魔化されずしっかりと筋を追いかけてみようか、という腹だった。結果、私の印象としては、ベタもベタ、大ベタの筋書きで、でも、ここまで通俗的だとかえって清々しい。
F1の新興弱小チームの2ndドライバーとしてブラッド・ピット演じるソニーが採用されるところから話が始まる。ソニーはかって有望な新人レーサーとしてF1にも出場していたのだけど大事故を起こして表舞台から姿を消していた。1stドライバーであるジョシュアとソニーの対立を軸にしながらチームのシーズン後半9戦の戦いを追っていく。さて、ソニーは絵に描いたようなローンウルフなのだけど、何故か、彼の行動やレース戦術、メカニックへのアドバイスなどが功を奏し、チームの成績も向上する。ソニーとジョシュアの関係も事故を挟んで少しづつ変化していく。
そもそも、セナやブロストの時代の、新人だったは言え、現役レーサーが30年ぶりに復帰して、活躍するということ自体が夢物語なのかもしれないね。ソニーの齢ははっきり示されないけど、セナだって生きてたら60歳を超えてる。当人の体力以上にマシーンもオペレーションのテクノロジーも全然変わってしまっているだろう。
でも、そういった矛盾も感じさせないのは、ひとえにブラッド・ピットが実に楽しそうに演じているから。ソニーは、なぜレースを続けるのか、お金のためなのか?と劇中、二度ほど尋ねられるが、キチンとは答えない。でも、この部分は、ソニーとブラピは重なっていて、多分、カーレースが好きだから。
最後に、バハ1000に出場した(安いギャラで雇われた)ソニーが砂漠を走るシーンがあるが、ブラピ実に楽しそうです。それで良いよね。
世界最速の車を操る男の復活物語
世界最速の車を競う、『F1レース』に、嘗てのF1ドライバーだった男が挑み、所属チームと共に、奇跡を引き起こす感動物語。『F1』にはそれほど興味もなく、セナやシューマッハの名前は知っている程度の自分にとっても、『F1』そのもののレースを中心に描くことで、より手に汗握るリアリティな映像を感じ取ることができた。
2023年に公開された『グランツーリスモ』も話題を呼んだが、本作の方が、時速300Kmを超えるF1カーのスピード感とそのリスクは、より伝わってきたように思う。それは、実際のF1レースのドライバー目線の映像を多く取り入れることで、自分自身もコックピットに乗っているような臨場感や緊迫感を味わうことができたからだろう。そうした映像は、『トップガン マーベリック』を製作した映像スタッフが顔を揃え、F1の全面的な協力があってこその作品と言える。
物語は、老体鞭打ちながらのベテランF1ドライバーが、再び栄冠を手にするという、アメリカン・サクセス・ストーリーの王道。主人公は、若い頃のレース中の大怪我で、一線から退いていたブラッド・ピット演じるソニー・ヘイズ。そんなソニーの昔のレース仲間・ルーベンが率いるF1チームが、ソニーにドライバーを委託し、ソニーもそのオファーを受け、レース復活を決意をする。
しかし、ルーベンのチームは成績が振るわず、チーム存続の危機にもあり、もう一人の若きドライバー・ジョシュアも、ソニーの存在を疎ましく思い、なかなかチームとしての協力体制が取れず、馴染めなかった。しかし、次第にソニーの才能を周りが認め、信頼関係が生まれ始めて、チームが1つにまとまっていく中、アブダビでのラストレースのスタートシグナルがゴーサインを示す。
先日の『MI:8』のトム・クルーズもそうだが、還暦を超えたブラッド・ピットも、こうした専門的なドライブ・テクニックを吸収し、体を張った演技をハリウッドの一線で魅了してくれるのは、同じ還暦過ぎの自分からしたら、「本当に凄い」としかいいようがない。また、ブラピの一つ一つの仕草や言動がカッコよすぎる。また、ブラピと張り合う若きライバル・ドライバー・ジョシュアを演じたダムソン・イドリスは、お初の俳優だったが、これから大いにブレイクを予感させる演技だった。そして、レースの設計を務めるケイト役を演じたケリー・コートンが、男臭い現場の中のキーパーソンとして、紅一点のアクセントとなっていた。
レースシーンの駆け引きや興奮度がヤバいw
スカッと爽快。
期待通り!
始終かっこよく、清々しい映画でした。
『ワンスアポンアタイムインハリウッド』の頃からのプラピが好きで、
今回も、ひょうひょうとした面白さとカッコよさ、渋さを存分に楽しめました。
同チームのJPくんも粗削りな若者役にはぴったりでかわいかったし、
ルーベンもグッチの似合うイケオジで完璧。
F1が緻密なチーム戦であることも知れたし、ピットクルーの大変さも知れたし、
何よりドライバーの経験値と戦略が要であることに感心しました。
ただのスピード狂ではないにせよ、あのマシンとスピードを操れる、命も惜しまない
レーサーたちは選ばれし人たちですね。
それにしてもブラピ、ちゃんと老いていて、ちゃんとおちゃめさも残っていて、
ちゃんと人間臭くて、本当に素敵でした。
F1日本GP、30年ぶりに観に行きたくなりました~。
悔しいけど、これは星5つを付けたくなる
カネにモノを言わせたアップル+ハリウッドエンタメパワーに押し切られてしまったようで何だか悔しい。完全に製作者の思う壺。高尚な味わい深い何かがあるわけではないが、何の文句も出ない。
今の時代、「面白いレース映画」を撮るのは結構ハードルが高いのではと思ったが、このハードルは易々とクリアしていた。
ブラッド・ピットのカッコ良さは言うまでもなく、文句無しのスペクタクルと、熾烈な勝負の世界、心に傷を抱える中年男が人生の最後の一搾りを賭ける、悲哀とロマンを織り込んだ脚本は、やはりトップガンマーベリックの二番煎じ感がなくも無いが、それでも文句は無い。
ボロワゴンでの車中生活にコインランドリー、着古したTシャツにジーンズ、普通の60歳のおじさんがやると物悲しい光景だが、ブラピだと格好良く、心躍る感じになってしまうのは本当に不思議だ。
“あの歳でF1に乗って下位チームが活躍するなんて非現実的だ”と大真面目に書く人の何と多いことか。こんな映画を観て、そんな夢のないこと言うなよと思ってしまう。どうなれば納得したのか?
ライバルのドライバーや関係者が本人役で登場。F1チームの代表たちに芝居をさせていたのが面白かった(記者会見シーンでのマクラーレン、フェラーリ代表や、最後にピアースに声をかけるメルセデスチーム代表も本人、などなど)。表彰台シーンは、本物のアブダビGP表彰式の直後に、観客もそのままで撮影して話題になっていた。
実在するF1の世界に、”エイペックスGP”が溶け込んで戦っているというのが、この映画の一番良いアイディア。F1ファンじゃない人も、セット撮影ではない嘘っぽくない雰囲気を感じたのでは。
ドライバーのルイス・ハミルトンが、走行シーンの全てをチェックして、音を含めて細かく監修したとか。ブラピがこの映画のためにトレーニングを始めたのもハミルトンのアドバイス。
ハンス・ジマーの音楽は、ちと聞き飽きた感もある、毎度お馴染みの“ドラムドコドコ・シンセビート”だが、映像を盛り上げる効果としては一級品。
主人公ソニー・ヘイズが、富や栄誉ではない、ドライブする快楽ともいうべき境地を選んだ、清々しいラストが、物語を気持ち良く締めくくっている。
みにくいアヒルの子
「レースで死ぬと分かっていても走る。迷わずにな」
かつて将来を期待されながらも、レース中の事故で表舞台を去った元F1ドライバー・ソニー(演:ブラッド・ピット)は、現在は流しのレーシングドライバーとして各地を巡っている。そんな彼に、F1でのかつてのチームメイト・ルーベン(演:ハビエル・バルデム)が会いに来る。ルーベンはF1チーム・エイペックスGPの代表を務めていたが、チームは2年半レース未勝利、3年連続で未勝利だと役員会によってチームが売却されるドン底の状態だった。1stドライバーにも抜けられ、ことごとくオファーを断られたルーベンはソニーにF1への復帰を打診する。
スポーツものにありがちなストーリー展開に、30年ぶりにF1ドライバーに復帰するというメチャクチャなキャラクター設定。数年間のブランクを経てF1に復帰したアラン・プロストやミハエル・シューマッハーでさえ、復帰後の戦績は芳しくなかった。プロスト曰く「復帰前と復帰後では何もかもが違った」。そりゃあそうだ。自分も中学生からF1のファンを始めたが(因みにフェラーリ党)、18歳の時、大学受験で1年空けただけでレギュレーションからチーム、そしてドライバーに至るまで浦島太郎状態になってしまった。観る側のファンでさえそうなのだから、当事者ならば尚更だ。なのでソニーの設定には「そりゃあないでしょう(笑)」と思っていたが、作品そのものはとても面白かった。実際のF1が全面協力し、制作には通算最多勝にして最多タイの7度ワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンが携わっているため、レースシーンは原則実写、エイペックスGP以外は全て実際のコンストラクター、ドライバー、スタッフが出演していることに驚いた。
F1は個人レースでありながらチーム戦でもあり、ピットインのタイミングや1stドライバーと2ndドライバーの連係も勝利には不可欠な要素なのだが、とにかくソニーがよく見えているしとても頭の良い(そしてとても行儀の悪い)走りを見せていて、賛否はともかく「なるほど、このサーキットをそうやって走るのか」と唸ってしまった。つまり作品そのものが"コンバット"だったと言える。スケジュールの都合上一般上映で観たが、IMAXで観なかったことを後悔した。
ティフォシとしては、劇中フェラーリのドライバーであるシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.(当時)がスパスパ抜かれる展開は大きくマイナスだったものの、かつてF1に存在した万年最下位の弱小チーム・ミナルディが大化けしたもしもの世界線を想像すると目頭が熱くなったのである。
ソニーが語る「全てがゆっくりに見えて、心拍が下がり、穏やかな景色が拡がる」状態(所謂ゾーン)を自分も経験してみたいと思った。
監督ジョセフ・コシンスキー、音楽ハンス・ジマーということもあり、「地上版トップガン」の名は決して大袈裟ではない。
ブラピが繰り出す反則ギリギリ手練手管の老獪なレース展開
大人の青春アメリカ映画
素直に面白かった!!
秀逸
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