映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
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「何のために走るのか?」
F1マシンの加速、振動、轟音が五感を突き上げるように迫ってくる映像体験は、IMAXならではでした。視覚と聴覚を通じて「なぜ人は走るのか」という問いを描き出す本作は、現代的な「身体を通して実存を探る旅の映画」と言えるかもしれません。
主人公ソニーを演じるのは、与えられた任務を確実にこなす“仕事人”ブラッド・ピットです。彼が演じるソニーは、どのレースカテゴリにも定着せず現場を渡り歩き、ただひたすら「チームを勝たせる」ために動く男として描かれます。目的は一貫しており、チームの勝利がすべてです。それ以外のすべて──自身の成績や名誉、評判、社会的評価、倫理的なイメージ──は「ノイズ」として切り捨てられていきます。
彼の姿勢は、戦術的には極めて合理的で、倫理的な判断さえも結果によって正当化されるという、徹底した「実務の倫理」に立脚しているように感じます。しかしそれは同時に、「なぜ走るのか?」という実存的な問いも浮かび上がらせます。彼が走る理由は、あらかじめ答えを持っているからではなく、むしろその問いを探し続けているからだと受け取りました。この構造が、老境に差しかかったブラッド・ピット自身の俳優人生とも重なり、ある種のメタ的な深みを感じさせました。
構成的にも中盤までテンポが良く、冗長さも感じませんでした。最終レースへ向かう流れも自然で、これまでの伏線がしっかりと回収されていきます。ただし、ラストがやや“綺麗にまとまりすぎた”印象もありました。ハッピーエンドはこの映画の性質上、確かに正解であり、エンターテインメントとして成立しているとは思います。ただ、個人的にはソニーが死ぬか、あるいは死を予感させるような曖昧なラストの方が、より強い余韻を残したのではないかと感じました。
実存の深みを予感させながら、あくまで現代的エンターテインメントとしての着地を選んだ本作は、映像技術と哲学的主題のバランスを絶妙にとっているように思います。完全な答えではなく、「問い続けることの尊さ」にふれた作品として、印象に残りました。
IMAXで鑑賞
82点
9番目w
迫力有り
40代~50代の車(F1)好きには刺さるが、トップガン マーヴェリックは超えないし超展開は無い。
映画の進歩のせいか、F1でのカメラワークとかは良いと思うが
ブラビの演技や他のキャラも成長したり良かったが
トップガン マーヴェリックみたいな、ワクワクが最後まで連発!!する話ではない。
え?これで終わり??だった
トップガン マーヴェリックみたいのを期待してると拍子抜けされます
レース迫力満点
現代のF1を使った80年代の様なレース展開とストーリー
やっぱりラブストーリーは入れたいんですね
あと今のマシンはあんな燃え方はしないと思います
ニキ・ラウダさんやゲルハルトベルガーさんの頃、ガソリンぶちまけて燃えてる感じ、90年代迄です
タイヤ選択も何かなぁ
デイトナの優勝も雑な感じだったなぁ
迫力はあったけど…
久し振りに観る人には、レース観るきっかけになって欲しいです
(R) って何?
セナ、プロスト、マンセル時代からF1を愛してましたが、すっかり遠ざかってしまい今年の日本GPから復活です。
この予習が良かった。
(R)だけに、全面協力があってこそのリアルなF1でした
なのでこの映画最高でした。
映画館の大スクリーンで観る価値が圧倒的に高い作品です。
ブラピが言っていたようにF1マシンはロケットです。
ルマンやF2とは桁違いに速く過酷なスポーツです。
そのスピード、エンジン音、タイヤのきしみ、そしてコックピット視点のカメラワーク――そのすべてが「自分がF1レーサーになったかのような没入感」を生み出しています。
ストーリーは、かつて将来を嘱望されたベテランドライバー、ソニー(ブラッド・ピット)。
彼が再び夢の舞台に挑む姿と、若手ルーキー・ジョシュアとのぶつかり合い、成長しながら戦っていく映画です。
コンストラクターズチャンピオンというだけあって
F1が「ドライバーだけの戦いではなく、巨大なチームスポーツ」であることが丁寧に描かれている点は新鮮です。
昔は激しくバトルがありましたが、今は安全でハイテクでエコでセレブなレースなので、ピットクルーや裏方スタッフ、スポンサーなど、F1を支える多くの人々の姿がしっかり映し出されており、現代F1のリアルな側面にもリスペクトを感じました。
やはり、現役のルイス・ハミルトンがプロデュースし
サーキットでの細部にまでこだわり抜き、「本物のF1らしさ」を演出したのか大きいですね。
実際のF1グランプリ中に撮影を行い、現役ドライバーや関係者の協力を得て、架空のチームが実在のF1世界に溶け込んでます。
角田やホンダ、コマツもちらっと写ってて嬉しい。
がんばれニッポン、がんばれテレビ放送!
F1好きの映画ですが、ブラッド・ピットはカッコ良い!
心に傷を抱える中年男が勝負を挑む。
今年は、トムクルーズとブラピにやられてます笑
車が嫌いな人以外、全員みるべき。
アイディアがぎゅっと詰まった胸熱展開
現実的にありそうな作戦や、映画として盛り上がるアイディアがこれでもかとふんだんに盛り込まれていて引き込まれます。
予選を描かないレース物という割り切りもびっくり。
なにより、とにかく巨大画面&スピーカーシステムによる、暴力的なレースシーンの迫力の前には、細けぇこたぁどーでもいーんだよって感じ(IMAX、ウルティラ、TCX&Dolbyなどならなおよし)。
頭空っぽにして、ドライバーになった気で画面に没入すればいいだけの作品です。
私がF1を観ていたのは、ガキの頃のタイレル6輪時代と、セナ・プロスト・中嶋悟&カシオペアのテーマソング時代くらいなもんで、今のレギュレーションがよくわからないから「これ認められるの?」「おいおいソレいーのかよ?」の連続な、ややデタラメっぽい展開だったけども。
宣伝通り、自動車版『トップガン マーヴェリック』と言え、胸熱。
表舞台から一度消えたかつての問題児が、オッさんになって戻ってきて、周りから反発をされるものの、その実力を認められ、ルーキーを育てつつ、勝ちをルーキーに渡そうとするが、結局は一番美味しい活躍をする……
まぁ、敵が鹵獲したF1マシーンを強奪はしなかったけど、クソ役員からチームは強奪してたし。
ほら、『マーヴェリック』の魂まんま。
これ映画ファンなら燃えるパターンを完全に踏んでます。
楽しかった。
トータルでクオリティの高いエンターテインメント映画
いつ見ても格好良く、AirPods Maxを華麗に付けこなすブラットピットを通じてF1の世界を体感できる。
圧倒的な音響、映像、緊迫感のある演出により、上映時間の長さを感じさせず、手に汗握る展開が続いた。
F1ファンもそうでない方も楽しめる作品。
ブラッカイマー
とにかくブラピ
ブラピがとにかくかっこいい!
なのに、4DXに釣られて間違えて吹替見てしまった。開始10秒で気付いた時のあの落胆よ。。でも、MIとかと比べて4DXの揺れ具合も地上の揺れに止まってちょうど良かったし、ライト点滅などの演出も臨場感あって良かった!そして、なんだかんだF1をよく知らない私には日本語でよくわかった。。もう一度ブラピ様のお声は聞きにゆくとしよう。
F1ちゃんと見たことないから、まずはその仕組み?を知るだけでも面白い。タイヤのソフト/ハード交換戦略とか、パンクしてもピットまでなんとか繋げば戻れるとか、3秒以内の交換とか、レッドフラグでリセットできる可能性があるとか、ペナルティーの仕組みとか。レッドフラグ戦略、実際やってたレーサーとかいるのかな。。
吹替も、ブラピ公認声優の堀内孝雄さん、意外とすんなり聞けて良かった。しかしジョシュアは。。黒人役というハードルもあって前半は違和感が拭えなかった。後半良い子になってからは大丈夫だったのでやっぱり森本くんは良い子なんだろうな。しかしやはり洋画は字幕に限る。
字幕見たらまた追記します。
ブラピ映画として傑作だと思いますが個人的には3つ星です
サウンドと没入感は間違いないです。
そこにブラピという説得力がドンっと存在するので、映画体験としてそりゃ楽しいです。
ただトップガンマーヴェリックを見た時の痺れた感覚はなかったかなぁ、、脚本の差ですかね。個人的にもっとベタでいいのにと思ってしまいました。
まずソニーという人物のポジションが掴みにくかったです。昔は有名なレーサーだったが事故起こしてからは評判が良くないという件はなんか一人の記者だけ騒いでる感じだったのでもう少し世間の認識をはっきりさせた方が感情移入しやすかった。
あとソニーがJPを勝たせるレース運びをするようになった理由、描写がなく唐突に感じましたね。そこは何か一つシーンがあってもよかったな。なんでもいいです昔の自分を重ねたとか。なんにもないとモヤモヤしちゃうんですよね。
そして最後ゾーンに入るのはいいとして、クライマックスのシークエンスではレジェンドとしてのドライビングテクニックを魅せてほしかったですね。この映画は基本ずっとグレーな戦術がメインなので。
とはいえこういう映画は本当のトップ俳優が演じることでしか成立し得ないと思うので、それが違和感なく見られることが嬉しいです。トムさんとブラピにはまだまだハリウッドを牽引してほしい。
PS.カーレース映画ではいまだにドリヴンがベストです
プランC
昭和時代的スポ根物語。
年を取ったけど、ブラッド・ピット、良いですね。
アップル製作の映画。
そして、ブラッド・ピット主演。
予告も見た事が無く、この二つの情報だけで見に行ってみた。
吹替での鑑賞だったが、冒頭、準主役の若手ドライバーのセリフに違和感。
話題作りのためのアイドル起用かと思って見ていたけど、途中からあまり気にならなくなった。
(違和感の通り、吹替はSixTONESの森本慎太郎だった)
ブラピの声はいつもの人で違和感はまったく無し。
映像は素晴らしかった。
迫力あるレースシーン。
コックピットからの映像は凄かったです。
そして、レース中に上がった花火が印象的でした。
エフワンの世界って、こんなにも技術進歩が進んでるんですね。
ハンドルについてるたくさんのボタン。
コンピューターでセッティング、制御されているエフワンマシン。
フジテレビで夜中にやってた頃のエフワンは少し見てたけど、最近はまったく見てなかった。
ストーリーは見ていて想像が付いちゃうベタな展開。
ブラッド・ピットはさすがの存在感で良い感じでしたけどね。
この辺のハリウッドの大俳優は、やっぱ格が違います。
でも、さすがに年を取っちゃいましたね。
なんとなく、トム・クルーズのトップガン マーヴェリックと重ねて見ていたかな。
若手の大スターが出てこないのが今のハリウッドの大問題。。
なんか、かなり評価は高いようだけど、都合の良い展開も多かったし。。
私の評価は中の上って感じだったかな。
陸上のトップガン?!
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