映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
全698件中、121~140件目を表示
レースの迫力は満点
事故でF1レーサーから30年遠ざかっていた主人公が
弱小チームに所属することになり
そこで優勝を狙うことになる
上映時間は長めだが
レースの迫力はかなり良かった
F1のレースについてまったく知らなかったが
それでもかなり楽しめた
レースではソニーの奇策によって
チームは困惑していくことになる。
基本的に敵と競うよりもチームの不協和音を乗り越えていくような印象
後半でソニーは30年前の事故によって
レースができない身体になっていたが
それでもレースに挑むのは少し無理やりっぽかったかな?
ラブロマンス要素は蛇足かな
若きルーキーはスポンサーやメディアなどを気にしているところとかは
現在の問題にあてはまるところか?
Old soldiers never die, they simply run away. …これ“あの映画“の続編として企画してたヤツちゃいますのん?
将来を嘱望されながらも挫折してしまったレーサー、ソニーのF1へのカムバックとその熱戦の模様を描くモータースポーツ映画。
主人公、ソニー・ヘイズを演じるのは『セブン』や『オーシャンズ11』シリーズの、オスカー俳優ブラッド・ピット。本作の製作も務めている。
ソニーの旧友でもあるF1チーム「APXGP」のオーナー、ルーベン・セルバンテスを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』や『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズの、オスカー俳優ハビエル・バルデム。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の、巨匠ハンス・ジマー。
何を隠そうモータースポーツ「F1」の映画である。凄いタイトルである。サッカーの映画を『サッカー』、ボクシングの映画を『ボクシング』、野球の映画を『野球』と名付ける様なものである。テレビゲームの「SIMPLEシリーズ」みたいである。ストレートすぎてちょっとバカっぽいけどそこもまたご愛嬌なのである。
アップルスタジオ創立以来、最大のヒットとなった本作。監督:ジョセフ・コシンスキー、脚本:アーレン・クルーガー、製作:ジェリー・ブラッカイマー、音楽:ハンス・ジマー、撮影:クラウディオ・アマンダという、『トップガン マーヴェリック』(2022)の主要スタッフをそっくりそのまま引っ張って来ただけあり、その大枠は『マーヴェリック』とほぼおんなじである。
また、ブラッカイマーとハンス・ジマーといえばかつて監督:トニー・スコット、主演:トム・クルーズと共に『デイズ・オブ・サンダー』(1990)というレース映画を制作。『トップガン』(1986)チームで作られたこの映画は、実際「陸のトップガン」と揶揄された。
『トップガン』のヒットにあやかって『デイズ・オブ・サンダー』を作り、『トップガン・マーヴェリック』にあやかって『F1』を作る…って、何十年経ってもおんなじことやってんなブラッカイマーッ!!
そういえば、何年か前に『デイズ・オブ・サンダー』の続編が進行しているというニュースがあったが、もしかしてこの映画ってその企画を流用したものなんじゃ?トム・クルーズの予定が合わなかったから、大体おんなじ様なポジションにいるプラピを起用してさも新しい映画の様に見せかけているだけの様な気がしてならん。ソニー・ヘイズを『デイズ〜』の主人公コール・トリクルにそっくり入れ替えてもなんの違和感もないよねこれ。
「60歳のF1ドライバー」という、いい加減にしろバカッ!と突っ込みたくなる夢芝居。水島新司の「あぶさん」かお前はっ💦
冷静に考えるとめちゃ常軌を逸したトンデモストーリーなのだが、不思議なもので観ている間はそれほど気にならない。それを成立させているのは他でもないブラッド・ピットのスター力である。
御年61歳にして、その色気は未だ衰え知らず。一時は引退の噂も囁かれたが、アンジーと離婚したからか最近は元気を取り戻し、アクションにヌード、さらにはラブシーンまでなんでもばりばり熟す。今回も身体をバキバキに鍛え上げており、特に首の太さなんて格闘家なみ。レーサーを演じるために特に重点的に首を鍛えたのだそうだが、それにしたってこのサイズ感は凄い。本当にこの人60代?
トム・クルーズも『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)で脱ぎまくっていたが、トムの脱衣がほぼギャグだったのに対しプラピのはちゃんとセクシーシーンとして機能している。2人ともムキムキなのにこの差は何っ!?
また同じ「ジジイカムバックスポーツ映画」といえば、あの大名作『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006)がある。あの時のスライは大体今のブラピと同い年だと思うんだけど、スライが完全におじいさんだったのに対してこのプラピの現役感は何っ!?DNAからして他の人とは違うわこりゃ。
155分間、とにかくプラピが出ずっぱり。大胆不敵で傲岸不遜、ポーカーフェイスな不良中年というまさにザ・プラピな演技を堪能させていただき、不足していたプラピ分をしっかりと摂取する事が出来ました。いやありがてえありがてえ🙏やっぱりプラピからしか摂れない栄養がありますからね。何歳になっても元気でいて欲しいものです。
また、国際自動車連盟(FIA)が全面協力しているという事もあり、レースシーンには本物と見紛うほどの迫力がある…というか本物の映像を使っているからもうこれほぼ本物である。そして『トップガン マーヴェリック』流の「役者を本物のマシーンに乗せるイズム」は今作にも継承されており、その臨場感は一入。本物×本物が生み出すスリルには誰もが手に汗を握る事だろう。
ただ、物語の展開に関しては正直退屈してしまった。作中何本かのレースが描かれているが、テンポと内容が単調ですぐに飽きが来る。何回事故んだお前ら。何回揉めんだお前ら。
ソニーのダーティプレーは意外性があり楽しめたのだが、それはあくまでも隠し球の様なものでメインにはなり得ない。週刊連載の漫画ならともかく、映画という時間的制約がある媒体で1戦1戦を特徴的な試合にするというのは難しい事だとは思うのだが、もう少しレース展開のバリエーションを増やしてくれないとやはりダレる。120分くらいのランタイムならまだ許容出来たのだが…。
ストーリー的に、最後はソニーが死ぬか失明するかじゃないと収拾がつかない様な気がするんですが、なんかバリバリバギーレースで爆走してましたね。身体が悪い人が1番やっちゃダメなヤツだと思うのですがそれは…。
この終わり方、さては続編作る気だな。となると、次作は『デイズ・オブ・サンダー/F1』とかにして、トムとプラピを共演させるしかない!頼んだぞブラッカイマー!!
プロの仕事って美しい
良かった。
オープニングで思ったのは「プロの仕事って美しい」という事。
物凄いスピードで動きながらも滑らかに柔らかな曲線を描いて走る光景に美しさを覚えた。
ピットに入れば各々自分の役割通りの仕事を素早くこなす姿にも惚れ惚れする。
でもそこからの展開は爽快感というより、何か碌でもない事が怒るんじゃないかっていうハラハラとかソワソワばかりがつのっていったし、実際碌でもない事が起きまくる。
ソニーがルール違反スレスレで破天荒な作戦でジョシュアの順位を押し上げていった所はニヤニヤが止まらなかったけど。
中でも印象に残っているのは、ピットで作業員の女性が壊れた機具を放り投げ、それをマシンが轢いてしまい故障する場面。
それまで良い子の印象があったジョシュアが、ソニーに対するイライラも相まってキレてしまうのが凄くしんどい。
その展開があってからの「3秒で交換出来ればいける!」の場面でめちゃくちゃプロカッコイイ!!!! ってなるんだけど。前半で泣きそうになったシーン。
もう一つ印象深いのは、ジョシュアが怪我してから復帰するまで。
プロスポーツ選手が怪我から復帰したというニュースは、一般人の私からすればあまりにさらりとした報道にしか聞こえないけれど、実際は痛みが残る不快さとか自分が休んでいる間にチームメイトが活躍する焦燥とか、早く復帰したいイライラとかを乗り越えて戻ってきているんだなと思わされた。
F1のシミュレーションレースが出来るシステムが凄く良くて、あの時言われた通りにやっていればというIfを現実的に突きつけられて、ジョシュアのショックと考え方の変化に繋がるのが画期的でハイテクだなぁ。
あとジョシュアのママが凄く良い人で安心する。
最終レース、またオープニングで感じた美しさが戻ってきた。
実況が「バレエを見ているようなレース」と言っていたが本当にその通りで、ソニーとジョシュアのマシンの軌道の美しさや、ラスト一周の空を飛んでいる時の美しさと言ったら。
F1って、爆音で無骨で死と隣り合わせの危険なスポーツってだけじゃなかったんだと知った。
この映画にはギャンブルや賭けって言葉がたくさん出てくる。
それらは自暴自棄に快楽だけを求めてするものではなく「人事を尽くして天命を待つ」というような意味合いのもののように感じた。
F1に疎くても楽しめる映画だった。
私も有名レーサーの名前はセナしか知らないし、あんなに何十周もするとかオペレーターが何人も居るとかなんて全く知らなかった。
それでも体ごと惹き込まれる映画だった。
追記
立場によってプロとしてのプライドの形って変わってくるんだなとも思った。
ソニーが来るまであのチームには諦め混じりの「最下位だけど腐らず最低限の事はやってますよ」感があったけど、順位が上がり始めた時のインタビューで格上の相手に「相手にしてませんwww」って言われた整備長の態度。
見返してやれる、トップに手が届くという手応えを得た後は皆より進歩を、より進化をするために各々もがき始めるのが良いのよ。
ジョシュアも才能があるのに実績がなくて他に行く宛もない閉塞感があったけれど、最後にはレースに真剣に向き合いチームを引っ張る気概を見せていた。
どちらもプライドなんだけど、順位が変わると質も変わってくる。
もしもシリーズ
Now on racing!
いまから20数年前頃だろうか。地上波でも深夜にF1の放送がされていた頃、見ていた時期があった。「皇帝」ミハエル・シューマッハ全盛の時代だった。
子供の頃に鈴鹿サーキットに行ったり、学生時代に(F1規格ではないが)サーキット場でアルバイトをした経験があったりで、少しは関心があったけど、最近は全く関心を失っていた。
当時から色々変わったのだろうと思うが、この作品はマシンの造形、レースシーン、ピット、ガレージ、シミュレータまで、驚くほどリアルで「作り物感」を感じさせない。私の知っている、そして知らないF1の世界が恐ろしいほどのリアリティで迫ってくる。
トップガンマーベリック(TM)の制作チームが作ったこの作品。F1トップチームや、トップドライバーのルイス・ハミルトンの協力とF1開催中に寸隙を縫って撮影をしたという本物の画。そしてTM同様、俳優に時速300kmの実車の操縦をさせるという徹底したリアリズム。
低重心で路面にへばりつくようなコクピット映像とアップで迫るGに耐えるドライバーの顔面。あの独特のエグゾーストノート。手に汗握るコーナーでの駆け引き。
映画館の大画面と音響でレース場にいるかの臨場感を味わうことができた。
ブラッド・ピットの年齢を感じさせない演技と肉体には素晴らしいとしか言いようがない。というかカッコよすぎ。そうか、トム・クルーズに相対峙できる同世代の俳優は彼くらいかもしれない。
テニスボールトレーニング、氷の水浴、左右の違うソックス、トランプのカードというルーティン(ジンクス?)がなんとも言えない人間臭さを出している。
VFX全盛の時代に、リアルに拘ったアクション映画。
これからも作り続けて欲しい。そこには本物でしか伝わらない何かがある、と信じたい。
ブラッド・ピット最高です!
IMAXで鑑賞。最高だった。カーレースシーンが大スクリーンを埋め尽くし轟音が響き渡るなか、F1もカーレースもほぼ知らない私もジョセフ・コシンスキー監督の「観客をF1マシンの中に入れること」の狙い通りに見事にハマり、この世界の虜になってしまった。
「F1はチームスポーツである」。企業家、投資家の後ろ盾のもと莫大な資金が動き、主役のドライバーを筆頭にストラテジーを組む人々、メカニックを積み上げる人々、ピットで正確なオペレーションを実行する人々、様々なデータ分析を分析する人々、、など等1000名を超えるスタッフがいるとのことである。更にチームはサーカス団のように世界を駆け巡り、年間24戦ものレースをこなす。そして、映画は最終戦のアブダビGPで歓喜の瞬間を迎え、我々観客も興奮のるつぼに導いてくれた。ハリウッド王道の大スペクトラム映画。素晴らしいです。
我ら60歳オーバーの希望の星ブラッド・ピット。適度に脂が抜けてきた中、それでも好きな仕事に情熱を傾ける姿。痺れます。これからもトム・クルーズらと共に映画界を引っ張っていってください!ありがとう!
F1ファンにはたまらない
ブラッド・ピットのカッコよさと魅力が炸裂
面白かったけど・・・
なにか既視感があるなと思ったが・・・
「フューリー」に似た構図?と思いきや、「トップガン・マーベリック」?
「老兵は死なず」のF1版と言ったところ。
まぁまぁ、面白かったと言えるが、「ラッシュ/プライドと友情」には、及ばない気がする。
ちょうど、「フューリー」が本物のタイガー戦車を使ったからと言って「戦略大作戦」のなんちゃてタイガーの戦車戦ほど、スリルがないのと同じ。
(比較してあれこれ言うことも無いのだが)
男女雇用均等法なのか、メカに女性を使っているのが現代的?
最期のほう、お約束の展開だったりもするのだが、まぁ、こんなものだろう。
2回観に行くかと言われれば・・・ちょっと厳しい。
せいぜい、吹き替え版を観て字幕版との違いを楽しむか。
「グランツーリスモ」と、どっこいどっこいかな・・・
「ラッシュ/プライドと友情」は映画館で数回、さらにサブスクでも観ていたりするのだが。
(こちらは字幕版、吹き替え版とも楽しく、何回観てもグッとくるものがある)
傑作には届かない
短い時間でいかに無理なく観せる(納得できる)ようにするのが映画の肝だと思っています。
そういう意味ではこのF1はまあまあと言えると思います。
傑作たり得ない部分としては、深みが足りないですか。なんか結果だせば信じられる。的確な事言ってれば信じられる。みたいな。
人間関係ってそんなもんじゃないでしょ?
彼女もスグ寝てんじゃないよ:D
テキーラのせいよじゃないよ。
イケメンに限るのよね。
妬ましいわ〜。
--追記
この作品は夢です。
ドリームなんです。
すごくご都合主義ですがエンタメと割り切って見るようにしましょう。
現実世界ではとりあえず殴って解決とか出来ないでしょ?
それ言い出したら映画が成立しないのよん。
楽しみましょうね(^o^)
王道ストーリーの面白さ
ヤサグレF1引退ロートル主人公が、万年最下位のF1チームに返り咲き、若手ドライバーと衝突しながらもチームを優勝へと導く王道中の王道ストーリーだが、やっぱり観ていてテンションも上がるし、面白い!トップガン・マーヴェリックで、ロートル主人公が若手連中の度肝を抜く演出の上手さは折り紙つきのジョセフ・コシンスキー監督。今回も展開が読めはするものの、観てて気持ちの良い演出がやっぱり上手いなぁと思いました。ハンスジマーの音楽も盛り上げてくれるし、何よりF1って個人戦じゃなくチーム戦であることの面白さを存分にみせてくれました。実際にブラピがF1に乗っての撮影だったようですが、映像的迫力も凄く楽しめました。映画館で観るのがベストの映画だと思います!
(大枠で)よかった!
初っ端からつかみすごい
熱い!熱すぎる!
完全ブラピ映画爆誕
トップガン マーヴェリックのスタッフが手掛けると聞いていたが、
トム・クルーズもいないしクリストファー・マッカリーもいないし天才編集者のエディ・ハミルトンもいない。
ということで所詮二番煎じと思ってあまり期待せず観たがこれが大傑作だった。
構成的にほぼ「グランツーリスモ」なのだが、あの映画も傑作だったがレースシーンの見応えは本作の方が良い。
本作の方が後出しなのでレースの観やすさやボリューム感など色々と改善されている。
ジョセフ・コシンスキー監督とIMAX(相当)のカメラ本体とレンズのセパレート撮影という発明で狭いコックピットの中の撮影を可能にした撮影監督のクラウディオ・ミランダは続投。この技術は本作でも大いに活用され、単純比較は出来ないがトップガン マーヴェリックが撮影期間に約1年費やしたのに対し、本作はたったの29日間というとてつもない効率化が実現している。
本作は登場人物の背景等はほぼ全て表面的に描かれるのみで、ひたすらオールドルーキーのブラッド・ピット演じるソニーが老害さながらの経験や時に悪知恵を働かせて若いレーサーや技術者達を翻弄していく気持ち良さや、スター ブラピそのものを愛でて、ブラピの表情に振り回される映画となっている。ブラピの笑ってるだか、困ってるんだかわからないあの絶妙な笑顔。全ての悩みが吹き飛ぶ笑
「なんだこのふざけた面は!」とザ ・ブラピ顔なレーサーの宣材写真に突っ込みをいれる生意気なルーキー ジョシュアのセリフに集約されている。
これは反則じゃないか?笑 というくらいセコイ方法で若手を翻弄するレースシーンも面白かったし、最後のレースではおじさんに一花咲かせてくれるのも良い。
カーレース映画にハズレなし。
最高の娯楽映画
素晴らしい迫力映像!!
全698件中、121~140件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。