「トムクルーズ?いやいやブラット・ピットだって負けてない!」映画「F1(R) エフワン」 somebukiさんの映画レビュー(感想・評価)
トムクルーズ?いやいやブラット・ピットだって負けてない!
24時間の耐久レースのル・マンを描いた「フォードVSフェラーリ」
superGTのゲームから実際のプロレーサーになった実話「グランツーリスモ」
そして、今回最速速度300km/hを越える世界最高峰のレース「F1」の映画を、世界中を注目させた「トップガンマーヴェリック」のジョゼフ・コシンスキー監督が今度はブラット・ピットと挑む。
物語は・・・
元天才レーサーのソニーは、チームを持つ旧友との再会により一度去ったF1の世界に戻る。参加する最下位のエイペックスには才能あるが経験が浅いジョシュア共にチームの復活を目指す。
王道・王道・王道のストーリー展開にも関わらず、最高だった。
まずなんといっても、ソニー・ヘイズの人柄に惚れてしまった。
勝つためには手段を選ばず、乱暴で攻撃的な男に見えるが、プロ意識はずば抜けいる。
事前にレース情報を確認するのはもちろん、実際のレース場を歩き、走りコースの細かい特徴まで頭に叩き入れる。レースが終わった後は必ずクールダウンする。勝負もわがままなプレーに見えるが、ただ本当はチームの勝利を最も優先している熱い想いを抱える人物。
これをブラットピットが演じているだけで惚れてしまいます。
ベテランが若者に負けずに、派手な努力ではなく、地道な努力をする姿だけで応援したくなる。
相棒となるジョシュア演じるダムソン・イドリスも素晴らしかった。才能はあるものの、結果がでず、フラストレーションがたまり、焦っていく姿にヒヤヒヤさせられる。
ソニーと出会い、少しずつ変化する心情にも心熱くなっていく。
主演となる2人の魅力はもちろん、迫力のレース映像にも興奮させられる。
今回、F1全面バックアップのもと、実際のレース中にも撮影しており、世界各国のサーキットコースも利用とのこと。
マシン内からのカメラだけでなく、マシン外からの映像、どうやって撮ったの?って衝撃を受けたシーンなど、さすがトップガンマーヴェリックの制作チームだ!っと言いたい。
トップガンマーヴェリックではあり得ない無謀な挑戦にトムクルーズが挑み、見事にこなした最高の作品。
本作F1ではブラットピットが61歳には、これまた無謀な挑戦へ挑んだ。ブラピは事故やスピン以外はスタンドドライバーではなく自身で運転していたらしい。
プロデューサーに位置するあのルイス・ハミルトン自身「レース映画史上最もリアル。F1をなんとなくしか知らなくても楽しめる。」とのこと。
インタビューで監督曰く、既に続編の構想があるらしい。「観客が見たいと思うかどうかにかかっています」ってことなので、ぜひ続編も見てみたい!
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