「完全ブラピ映画爆誕」映画「F1(R) エフワン」 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
完全ブラピ映画爆誕
トップガン マーヴェリックのスタッフが手掛けると聞いていたが、
トム・クルーズもいないしクリストファー・マッカリーもいないし天才編集者のエディ・ハミルトンもいない。
ということで所詮二番煎じと思ってあまり期待せず観たがこれが大傑作だった。
構成的にほぼ「グランツーリスモ」なのだが、あの映画も傑作だったがレースシーンの見応えは本作の方が良い。
本作の方が後出しなのでレースの観やすさやボリューム感など色々と改善されている。
ジョセフ・コシンスキー監督とIMAX(相当)のカメラ本体とレンズのセパレート撮影という発明で狭いコックピットの中の撮影を可能にした撮影監督のクラウディオ・ミランダは続投。この技術は本作でも大いに活用され、単純比較は出来ないがトップガン マーヴェリックが撮影期間に約1年費やしたのに対し、本作はたったの29日間というとてつもない効率化が実現している。
本作は登場人物の背景等はほぼ全て表面的に描かれるのみで、ひたすらオールドルーキーのブラッド・ピット演じるソニーが老害さながらの経験や時に悪知恵を働かせて若いレーサーや技術者達を翻弄していく気持ち良さや、スター ブラピそのものを愛でて、ブラピの表情に振り回される映画となっている。ブラピの笑ってるだか、困ってるんだかわからないあの絶妙な笑顔。全ての悩みが吹き飛ぶ笑
「なんだこのふざけた面は!」とザ ・ブラピ顔なレーサーの宣材写真に突っ込みをいれる生意気なルーキー ジョシュアのセリフに集約されている。
これは反則じゃないか?笑 というくらいセコイ方法で若手を翻弄するレースシーンも面白かったし、最後のレースではおじさんに一花咲かせてくれるのも良い。
カーレース映画にハズレなし。
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