「ブラピの異世界(現代F1)転生モノ?!」映画「F1(R) エフワン」 むせるさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラピの異世界(現代F1)転生モノ?!
上映開始10分後、違和感を感じ20分後には「鑑賞料金が勿体なかった」と後悔、後はただ時間が過ぎるのを待つべくポップコーンとドリンクを大量に消費、尿意を我慢してエンドロールが始まったら即席を立った。
簡潔に☆1の評価を述べたい。
〇まず脚本家は「F1」をよく知らずに書いた
〇実在F1チームやマシン・ドライバーが時々挟まれるが主人公チームだけ肉体も顔つきも 浮いている。
〇F1よりアメリカ人の大好きな”ナスカー”を題材にした方がマシだったのでは?
〇モータースポーツにもやっちゃいけない不文律がある!
〇「フェラーリ」「フォ-ドvsフェラーリ」「RUSH」の方がF1にリスペクトがある
〇得体の知れない奴が30億するマシンをいきなり大破させてチームオーダーに従わないなら即シート剝奪モノ。
〇ハリウッドの事情だが女性や黒人ドライバー起用、現実のF1ではドライバーやメカニックには一人もいない(性差や人種ではなく純粋に”能力”に劣るから)
〇悪意ある作戦ばかりでレースは荒れる(レースディレクションで協議されるレベル)
〇若い時はイケメンだったが今さら50過ぎのオッサンのだらしのない肉体見せられても...
〇舞台は2015年みたいだがブラピだけ1990年のドライバーのノリ(非常に違和感)
〇戦争映画「フューリー」の戦車長役のブラピは良かったが
〇容姿に自惚れて若い時に演技を磨かなかったのがね(老いても鍛えているトム・クルーズやキアヌリーブスに真田広之を見習え)
〇ブラピのスタンドプレーは”キムタク”ドラマを彷彿とさせる
「F1」映画としては☆1だが「ブラピの(現代F1)異世界転生映画」と捉えたら少しは楽しめるかも....視聴後脳裏を過ったのが「ドラゴンボール・エヴォリューション」w
ラスト数分前「BAJA1000ドライバー募集」の紙を目印に出場チームに声をかけるシーンがあったが思わず「こっから本当のブラピの映画が始まるんじゃ...」と想ったり。
やはり俳優にも”旬”があると再認識させられた今作。
若かりし頃容姿に恵まれた俳優も老いても役の幅を広げ、円熟した演技をする名優もいるがブラピの20代のまま年齢だけ過ぎて行った50代は「クリームの入ってないエクレア」みたいなもので痛いたしい。
”老成なり難し”と当てはまる。
自分もブラピのようには老いたくないものだな...
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